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「トランプ氏、同志にあらず」=ウクライナ巡り亀裂深刻―前仏大統領/時事通信
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【パリ時事】フランスのオランド前大統領は、ウクライナでの早期停戦を目指してロシアへの融和姿勢を強めるトランプ米大統領について「もはや同志ではない。われわれの敵対者と手を組んでいる」と非難し、米欧間の亀裂の深刻さを訴えた。仏紙ルモンド(電子版)が28日伝えたインタビューで語った。
米国は24日の国連総会で、欧州各国が提案したウクライナ支援決議にロシア、北朝鮮と共に反対した。オランド氏は、米欧間には過去も意見対立が存在したが、現在の溝は「同じ性質ではない」と強調。トランプ氏にとって重要なのは中国とロシアで、欧州は眼中にないとの認識を示した。
「米国が北大西洋条約機構(NATO)を脱退するとは思わないが、約8万人の欧州駐留部隊を早期撤収する可能性は高い」とも指摘。ウクライナに不利な条件で停戦が成立した場合、プーチン・ロシア大統領は侵攻の射程を欧州にまで広げる「タイミングをうかがうだろう」と警告した。
その上で「独立した民主主義国であり続けたいなら、代償を払わなければならない」と主張。欧州は英仏独が核となり、新たな防衛戦略を構築する必要があると述べた。
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