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第二次大戦に匹敵する大事件:米諜報界=DS潰れてウクライナ戦争も終わる(田中宇)
http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/312.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2025 年 2 月 10 日 23:02:12: KqrEdYmDwf7cM gsSC8YKzgqKBaYKigWo
 

(回答先: 諜報界の世界支配を終わらせる(田中宇)トランプは金正恩と仲良くすることで、韓国や日本の平和を守ってくれている 投稿者 てんさい(い) 日時 2025 年 2 月 09 日 22:44:18)

田中宇の国際ニュース解説 無料版 2025年2月10日 https://tanakanews.com/

トランプ米大統領が、就任以来すでに何度もプーチン露大統領と電話で話していることを2月9日に認めた(何を話したか、何度電話したかは言わず。言えないぐらい何度もしてるんだ。ラブラブぅ~)。その前日にトランプは、間もなく(今週中にも)プーチンと直接会って会談するとも言っている。
露政府は、米露首脳会談が行われるとしたら、開催地になりそうなのは「中立的」な地域であるUAEかサウジアラビアだと表明した。米露首脳が話し合い、ウクライナ戦争を終わらせていきそうな感じが強まっている。

https://www.rt.com/news/612361-trump-ukraine-zelensky-talks/
Trump says he ‘will probably’ meet Zelensky next week

https://www.zerohedge.com/geopolitical/zelensky-trump-talking-putin-about-ukraine-without-us-very-dangerous
Zelensky: Trump Talking To Putin About Ukraine Without Us Is 'Very Dangerous'

バイデン政権時代、ウクライナ戦争はずっと続きそうだった。米国やEUは、ウクライナが負けていることを認めつつ、ロシアを打ち負かすまで戦わねばならないと何度も強く宣言してきた。
戦争の長期化は、露中など非米諸国の結束を強め、非米側が拡大台頭して米覇権の領域を狭めて弱体化し、世界を多極化していく効果があった。プーチンは、非米側が台頭し、米覇権が自滅していく流れを好み、ウクライナ戦争の長期化を隠然と歓迎し、ロシアを極悪に描く米国側を放置する「偽悪戦略」をとっていた。

https://www.rt.com/news/612159-russia-us-talks-venue/
MECOC Potential sites identified for Trump-Putin summit

https://tanakanews.com/220624russia.htm
プーチンの偽悪戦略に乗せられた人類

だが、2月1日の記事に書いたように、大統領に返り咲いたトランプは、ウクライナ戦争を今年5月までに終わらせようとする動きを開始した。プーチンとしては、米覇権が自滅するまでウクライナ戦争を続けたいが、トランプが前倒しで米覇権を潰してくれるなら、早々に停戦してもかまわない。

https://tanakanews.com/250201ukrain.htm
ウクライナ停戦に乗り出すトランプ

https://tanakanews.com/250104ukrain.php
まだ続くウクライナ戦争

トランプは多極化を隠然と推進・歓迎しており、その点でプーチンの同志だ。2月1日の記事配信後、トランプがイーロン・マスクのDOGEを使ってCIAやUSAIDなど米諜報界の不正を捜査し、腐敗した機関なので潰す(大幅再編・縮小する)と決めた。
トランプは、米覇権を牛耳ってきた諜報界(DS、深奥国家)を速攻で潰している。これは国際政治・覇権動向的に、冷戦終結より大きな出来事で、第二次大戦に匹敵する大事件だ。

https://tanakanews.com/250209deepstat.htm
諜報界の世界支配を終わらせる

https://tanakanews.com/250206CIA.php
CIAやUSAIDを潰すトランプ

米覇権を動かしてきた諜報界が潰されると、米覇権も瓦解する。イーロン・マスクらがトランプ就任直後に財務省になだれ込み、財務省から諜報界への財政資金供給を担うシステムのログインパスワードの引き渡しを拒否する財務長官代理(David A. Lebryk)を即時解雇してパスワードを入手し、ログインして資金供給を止めた時点で、諜報界は機能停止し始めた。
今は、この資金供給の中に含まれる大量の不正支出を洗い出し、犯罪捜査で諜報界の要員たちを懲戒免職・投獄していく過程に入っている。諜報界は、すでに死んでいる(中心不定のゾンビだから復活しうるが)。

https://www.zerohedge.com/political/10-days-shook-world
10 Days That Shook The World

トランプが米覇権を潰したのだから、プーチンもウクライナ戦争の終結に賛成だ。それまで渋っていたロシアは、トランプの米国と話し合ってウクライナを停戦・終戦していく流れに転換したと考えられる。
2月1日に私が書いた記事では、報道された「2月初めに米露首脳の電話会談、4月20日までに停戦、5月9日までに和平合意締結」という日程を書いたが、このうち米露首脳の電話会談はすでに行われた。残りの日程は、その後も繰り返し指摘されている。

https://www.zerohedge.com/geopolitical/trump-force-zelensky-agree-ceasefire-easter-according-alleged-leaked-peace-plan
Trump To 'Force' Zelensky To Agree On Ceasefire By Easter According To Alleged Leaked Peace Plan

流布している和平案だと、ウクライナはドンバスやクリミアがロシア領であることを認め、ロシア敵視をやめ、クルスクから撤退し、NATOに入らず、中立国を宣言する。
ゼレンスキーは、大統領の任期が昨年5月に切れたが、その後も戒厳令を理由に大統領選挙を行わず、期限切れのまま続投してきた。和平すると、ウクライナは戒厳令を解除し、大統領選挙をする。ゼレンスキーは、たとえ再選を目指して立候補しても落選する。落選後、戦時中に米欧からの支援金を着服した容疑で裁かれる。

https://korybko.substack.com/p/russias-foreign-spy-agency-claims
Russia's Foreign Spy Agency Claims That NATO Wants To Depose Zelensky Through New Elections

それがいやなので、ゼレンスキーはこれまで「NATOに入れないとダメだ」とか「ウクライナの安全確保のために核兵器をくれ」と無理な要求をして和平を拒否してきた。だが米国がトランプになり、米政府からゼレンスキーに不正な資金供給がおこなわれていたことをDOGEが見つけ始めた。
ゼレンスキーは要求を引き下げ「欧米が安全の保障をしてくれるなら和平交渉しても良い」と言い出した。この「安全の保障」とは、ウクライナが他国から侵攻されないことでなく、ゼレンスキー自身が逮捕されないことだと推測できる。

https://www.zerohedge.com/geopolitical/where-usaid-cash-was-going
Where USAID Cash Is (Was) Going

https://tass.com/world/1910579
Zelensky says ready for any format of talks if US, Europe give security guarantees

米諜報界がまだ健在だった以前、米国はトランプ政権になるとともにウクライナに資金を出さなくなり、代わりに欧州が資金と兵力を出してウクライナを支える(自滅を加速する)という和平案(というより戦争継続案)が出されていた。
ヘグセス米国防長官は最近EUに行き、欧州諸国は防衛費のGDP比率を2%から5%に上げる出費増をやれ、そのカネでウクライナの面倒をずっと見ろ、米国は足を洗うぞ、と伝えた。
だが、この手の案も間もなく無効になる。EUが崩壊・政権交代するからだ。EU(や独仏などの政府)の上層部(エリート層)は米諜報界(英国系、DS)の傀儡で、これまで米欧同盟としてウクライナ支援・ロシア敵視して戦ってきた。今回トランプが米諜報界を潰したことで、その傘下にいたEU上層部も追い出されていく。

https://tass.com/world/1910325
Hegseth to push Europe to boost spending on NATO, Ukraine as he visits Brussels

欧州では2月下旬のドイツ議会選挙で、エリート(DS)の諸政党が縮小し、右派(非米派・親露派)のAfDなどが拡大しそうだ。AfDなど非米派が与党になると、EU上層部のDS・英傀儡との対立が激化し、EU大統領のフォンデアライエンも、コロナワクチン認可の見返りに製薬会社から贈賄されていた汚職事件で失脚していく。
ウクライナの和平合意が締結される5月ぐらいには、欧州の英傀儡エリートはかなり弱体化している。米国が抜けて欧州がウクライナを軍事支援する流れにはならず、米国も欧州も反英・反DSなトランプ系になってウクライナが終戦していく。

https://tanakanews.com/250203german.htm
ドイツ戦争責任の終わり?

https://www.rt.com/news/612056-germany-afd-trump-ukraine/
EU incapable of helping end Ukraine conflict - AfD leader

UAEやサウジでトランプとプーチンが会うのかまだ不明だが、会うとしたら、会談の中心は、すでに成り行きが見えているウクライナでない。会談の中心はおそらく、ガザ市民をどこか(アフリカのプントランドとか)に移住させるパレスチナ抹消策や、その後に構想されているイスラエルとサウジ、イランなどとの和解策に、プーチンも協力してほしいとトランプが頼む話になる。
プーチンも、トランプに負けない親イスラエルだ。トランプは露骨な親イスラエルだが、プーチンは非米側のイスラム諸国と親しく、イスラム側とイスラエルを和解させたいので隠然と親イスラエルだ。

https://www.zerohedge.com/geopolitical/red-line-trumps-gaza-takeover-plan-has-united-arab-world-more-ever
'Red Line': Trump's Gaza Takeover Plan Has United The Arab World More Than Ever

プーチンが隠然派なので、イスラエルが中心課題だと言わず、ウクライナの話だけすると称して米露首脳会談をする。UAEやサウジで会談すれば、アラブ勢も同席でき、パレスチナ問題の話をしやすい。
サウジは、イスラムとアラブの盟主なので親イスラエルになれない。そのため弟分のUAEに代理させ、UAEがイスラエルと正式な国交を結び、パレスチナ抹消策にこっそり協力している。
親米国でもあるUAEはサウジの代理として、米国側と非米側をバランスしたり、イスラム世界を親イスラエルの方向に引張る役目も担い、そのために大国でないのに早期にBRICSに入れてもらった。サウジは、BRICSの会議に正会員として出ているのに、米国に気兼ねしてBRICSに正式加盟してないことにしている。

https://korybko.substack.com/p/saudi-arabia-has-good-reason-to-dillydally
Saudi Arabia Has Good Reason To Dillydally On Formally Joining BRICS

トランプはプーチンに対し「ガザの話で俺に協力してくれるなら、ウクライナの話であんたに協力するよ」と言っていそうだ。プーチンは最近イランと戦略同盟を結んで結束を強めている。
トランプがイランの石油ガス貿易を制裁するほど、イランはロシアが作った中国や印度への石油ガス輸出ルートを活用し、米国側の制裁を無視する非米側に輸出する。トランプは、ロシアとイランの同盟をこっそり強化している。

https://www.zerohedge.com/commodities/trump-begins-sanction-campaign-against-tehrans-oil-network
Trump Begins Sanction Campaign Against Tehran's "Oil Network"

https://tanakanews.com/250130gaza.htm
パレスチナ抹消に協力するトランプ

いずれ、トランプがイスラエルの後見人、プーチンがイランの後見人になって、イスラエルとイランを和解させていく。
それはイスラエルの望むところでもある。アサドを追い出してシリアの政権をとった旧アルカイダのHTSはイスラエルの傀儡としてシリアを取ったが、最近HTSは、アサド支援のためにシリアに駐留していたロシア軍に、継続駐留を認める方向に動いている。これは、イスラエルからロシアへの感謝の表明なのだろう。

https://www.zerohedge.com/geopolitical/syrias-new-rulers-open-letting-russian-bases-stay
Syria's New Rulers 'Open' To Letting Russian Bases Stay

https://tanakanews.com/241217israel.php
シリア新政権はイスラエルの傀儡

(シリアの政権転覆後、ロシア軍は、リビア東部の親エジプトなハフタル将軍が統治している「親露な港」に身を寄せている。この話も面白い。リビアはすでにかなり安定している。シリア・レバノンやパレスチナの件が一段階したら、リビア再統合の話になる。エジプトやロシアやトルコやイスラエルやイタリアが関与する。「アラブの春」は、イスラエル=中世から欧州などの政権転覆や国家建設を裏で策動してきたユダヤ人による、オバマの米覇権再建策を妨害する謀略だった)

https://www.rt.com/news/612394-trump-putin-alleged-call/
Trump says he has spoken to Putin about Ukraine

ガザ市民の(強制)移住先として出てきたプントランドは「アフリカの角」にあり、内戦で3つの国に分裂した元ソマリアの一部だ。プントランドと、となりのソマリランドには、UAEが空港を作ってやり、その空港をイスラエルが空軍基地として使ってイエメンのフーシ派を空爆している(公式な話ではない)。
元ソマリアの諸国はエチオピアに隣接し、その向こうにはスーダンやエジプトがある。ナイル川の水利権をめぐってエジプトは、スーダンやエチオピアと喧嘩している。ソマリアはナイル川沿いでないが、外交的にこの喧嘩に絡んでいる。

https://sputnikglobe.com/20250209/puntland-somaliland-dispute-more-than-local-feud-1121549616.html
Puntland-Somaliland Dispute: More Than Local Feud

エジプトは、ガザの問題でイスラエルの交渉相手(または傀儡)だ。イスラエルは、エジプトを操るため、背後のエチオピア、スーダン、元ソマリア諸国に関与している。
ソマリア諸国は、インド洋(アデン湾)を隔ててイエメンの対岸にある。イエメンは、イラン系のフーシ派が支配的でサウジと戦争してきた。サウジの代理であるUAEは、イエメンの背後にあるプントランドやソマリランドに空港や港湾建設などの経済支援を行って懐柔している。
イスラエルもUAEも、地政学的な「背後から取り囲む」策としてアフリカの角に関与している。近くのジブチには、インド洋の海賊退治で中国軍と日本自衛隊もいる。

https://www.geopoliticalmonitor.com/ethiopia-somalia-agreement-turkeys-rising-influence-in-the-horn-of-africa/
Ethiopia-Somalia Agreement: Turkey’s Rising Influence in the Horn of Africa

そして今回、トランプとイスラエルが談合し、おそらくUAEも相談されて関与しているパレスチナ抹消のガザ市民の移住先として、モロッコなどと並んでプントランドが出てきた。
ネタニヤフは「ガザ市民をサウジに移住させるのが良い。いっぱい土地(砂漠)が余ってるじゃないか」と言い出したが、これはアラブの盟主としてパレスチナ抹消に反対しているサウジへの当てこすりだ。
サウジは、ガザ市民=イスラム主義のハマスを自国内に入れると王政打倒の運動を起こすので嫌だ。代わりに、ガザ市民の移住先に住宅などを作る時に建設費を出すだろう。土地は砂漠ばかりだが、カネは余っている。

https://www.zerohedge.com/geopolitical/netanyahu-suggests-palestinians-can-have-state-saudi-arabia
Netanyahu Suggests Palestinians Can Have A State In Saudi Arabia



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https://tanakanews.com/250210trump.htm  

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コメント
1. evilspys[1047] goWCloKJgoyCk4KQgpmCkw 2025年2月11日 18:52:16 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[18026] 報告
CIAの闇が暴かれる!トランプ政権が発表した衝撃の解体計画とは?
やりすぎゆっくり陰謀論
2025/02/11
https://www.youtube.com/watch?v=GVxW2HvPhcg
2. わ寺反帝反イスラエル[91] gu2Om5S9kumUvYNDg1iDiYNHg4s 2025年2月12日 08:02:44 : t59Wg69k4o : c0Fxb2RrWGRtbXM=[1] 報告
>プントランドは「アフリカの角」にあり、内戦で3つの国に分裂した元ソマリアの一部だ。

もと英国領(北部)、もとイタリア領(東部)、もとケニア領(南部)の3つですね。

植民地支配のなごり…

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