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2度目のトランプ暗殺未遂で浮上したウクライナの傭兵募集ネットワーク
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202409170000/
2024.09.17 櫻井ジャーナル
ドナルド・トランプは9月15日にフロリダ州ウエスト・パーム・ビーチでゴルフをしていた。その2、3コース前を歩き、安全を確認していたシークレット・サービスの捜査官が金網のフェンス越しにスコープ付きのAK-47ライフルを構えていた人物を発見、発砲したのち、逮捕した。容疑者はライアン・ウェズリー・ラウスとされている。
逮捕後、この人物がウクライナのクーデター体制を支持、2022年6月にはメディアのインタビューも受けている。その年にウクライナで数か月過ごしたと言われ、同国内務省のアゾフ特殊作戦分遣隊(アゾフ大隊)を支援する集会に参加しているところを目撃された。
アゾフ特殊作戦分遣隊は2014年5月にネオ・ナチの武装部隊として組織され、同年11月には内務省の国家親衛隊に編入された。2014年2月にバラク・オバマ政権はネオ・ナチを使ったクーデターでビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒し、アメリカの属国体制を築いた。戦略的に重要なアゾフ海沿岸地域のマリウポリを拠点としたことから「アゾフ」という名称が使われたようだ。マリウポリを制圧する際、クーデター軍は戦車部隊を突入させ、少なからぬ住民を殺傷、その様子はスマートフォンなどで世界に発信された。
ウクライナには外人部隊が存在、各国から傭兵、ファシスト、指名手配されている逃亡者、あるいは変人が集まっていると言われている。ラウスはウクライナで戦う傭兵を集めていたとされているが、本人は昨年3月、ニューヨーク・タイムズ紙に対し、アフガニスタンでタリバーンと戦っていた戦闘員をウクライナへ送り込む取り組みについて話している。
クーデター後、ウクライナへは西側から多額の資金が流れ込み、その資金を当てこんで怪しげな人物も入り込んでいたので、ラウスの話がどこまで事実かは不明だが、もしラウスが実際に傭兵を集める仕事をしていたなら、アメリカの政府機関が彼に関する情報を持っていなかったとは思えない。ジョン・F・ケネディ大統領暗殺の際、犯人役に仕立てられたリー・ハーベイ・オズワルドを連想する人もいたようだ。今回の暗殺未遂には何か裏があるかもしれない。
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