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「巧拙」混じったロシア、バランス崩れたウクライナ 両国の未来は/
毎日新聞 によるストーリ
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E5%B7%A7%E6%8B%99-%E6%B7%B7%E3%81%98%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2-%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%B4%A9%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A-%E4%B8%A1%E5%9B%BD%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%81%AF/ar-BB1iJgHM?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=cce14cf6cb74484f810c06e4d3b57f2f&ei=14
ロシアによるウクライナ侵攻から24日で2年を迎える。今後について専門家はどう見るのか。慶応大の大串敦教授(ロシア政治)は、ウクライナが将来的に「身を切るような停戦案」に向き合わなければいけなくなるかもしれないと指摘する。
慶応大・大串敦教授
現在はロシア有利、ウクライナは厳しい状況
ロシアが2022年2月にウクライナへの侵攻を始めた時には、15万人規模を動員したと推計されている。ウクライナのような広大な国を攻撃するのに十分な戦力をそろえていなかったといえる。空からの支援なしに、地上部隊が首都キーウに突入していった。プーチン大統領と取り巻きだけが決定し、軍事的な効率性は考慮されていなかった。プーチン氏一人が決めることができてしまうというロシアの意思決定システムの問題点があらわになった。
ただ、22年9月に「部分的動員令」が発動された頃には、軍が作戦の主導権を取り返し、態勢を立て直した。それ以降は基本的に軍事的な合理性に基づく作戦が遂行されていると思う。
侵攻された当初のウクライナ北部や南部では市民も武装して防衛に当たり、兵器の力で劣る側としては理にかなった対応をしたと思う。また、14年から戦闘が続いてきた東部ドネツク州などでは、練度が高い部隊が配置されてきたこともあり、ロシアに大きな前進を許してこなかった。
その後は東部から南部にかけて、正規軍同士の戦いになると、ウクライナ政府や軍の組織力のもろさを露呈した。前線の部隊が奮戦していても、中央政府や軍の中枢部が現場の様子を把握していないと思われる事案が散見されている。ウクライナ軍が23年6月に始めた反転攻勢でも、全体のバランスが取れていなかった。
現在はロシアが有利に立ち始め、米議会がウクライナ向けの新たな軍事支援を承認できていない現状を踏まえると、ウクライナはかなり厳しい状況に置かれている。
また、昨秋に始まったパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘を巡り、国際社会ではイスラエルの攻撃を止められていない欧米諸国への批判が広がっている。そのため、道徳心に訴え、国際社会から支援を引き出してきたウクライナのゼレンスキー大統領がこのアプローチを続けられない可能性がある。
今後、すぐには停戦を探るような動きが始まらないにしても、ウクライナは将来的に身を切るような停戦案に向き合わなければいけなくなるかもしれない。【聞き手・大前仁】
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