http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/294.html
Tweet |
ハンガリー首相がウクライナ支援に異議、スウェーデンのNATO加盟にブレーキ…EUで孤立/
読売新聞 によるストーリ
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%BC%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%8C%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%AB%E7%95%B0%E8%AD%B0-%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3%E3%81%AE%EF%BD%8E%EF%BD%81%EF%BD%94%EF%BD%8F%E5%8A%A0%E7%9B%9F%E3%81%AB%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AD-%EF%BD%85%EF%BD%95%E3%81%A7%E5%AD%A4%E7%AB%8B/ar-BB1iyW8P?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=464adc8295474dcd9de4e3fb8c4a74d1&ei=4
【ベルリン=中西賢司】欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)に加盟する東欧ハンガリーが、ロシアの侵略を受けるウクライナへの支援に異を唱え、スウェーデンのNATO加盟にもブレーキをかけている。欧州の安全保障を揺さぶるビクトル・オルバン首相の外交手法への批判が強まっている。
オルバン氏率いるハンガリーの右派与党フィデスは今月5日、野党の求めで開かれた臨時議会をボイコットし、スウェーデンのNATO加盟承認が見送られた。手続きを先送りしていたトルコが1月に承認に転じ、全加盟国で批准していないのはハンガリーのみ。傍聴に駆けつけた米国などの代表は肩すかしを食った。
オルバン氏は2022年、首相として連続で4期目入りし、権力基盤を強固にした。メディア統制や反難民など強権的な手法を強め、中露との連携に傾斜している。ウクライナ侵略に「ハンガリーは関わりたくない」と公言してウクライナへの軍事支援を拒否し、ロシアから天然ガスの輸入を継続する。
EUで孤立しつつも、対立局面を逆手に全会一致が必要な重要案件で拒否権を振りかざし、譲歩を引き出してきた。最近も、ウクライナのEU加盟交渉開始に反対し、「法の支配」の欠陥を理由に凍結された補助金の一部解除を約束させた。
欧州の結束を揺るがすオルバン氏への風当たりは強まっている。
「ウクライナ(への支援)疲れなどない。あるのは『オルバン疲れ』だ」。ポーランドのドナルド・トゥスク首相は今月1日のEU臨時首脳会議でウクライナへの財政支援に反対を貫くオルバン氏を非難し、翻意を迫った。ハンガリーの投票権停止も辞さないとの報道も流れ、オルバン氏は容認に転じた。
スウェーデンのNATO加盟批准に対しても、同盟国から「我々の忍耐は無限ではない」(米高官)と早期批准を求める声があがる。
■ダニエル・ヘゲドゥス氏…米ジャーマン・マーシャル財団上級研究員
オルバン首相が奇妙な外交姿勢を取る狙いは、国内で権威主義的な体制を強化することにある。内政に口を挟ませまいと、中露との緊密な協力関係をテコに、EUやNATOの共同決定事案を阻止すると脅してハンガリーとの「対立コスト」を引き上げ、パートナーに対立か譲歩かの損得勘定を迫っている。
ウクライナ危機は、オルバン氏に対し、凍結補助金の解除に向けてEUを揺さぶる機会を提供している。
ウクライナが危機を乗り切れば、民主的な統治と親欧米路線が国家成功につながる証しになる。オルバン氏にとってウクライナの成功は、自らの正当性に根本的な疑問を投げかける脅威だ。ウクライナの敗北と欧米的な民主改革の挫折に関心があるのだろう。
ごね得が許されれば全体の利益が損なわれかねない。対抗手段はEUでの投票権の停止しかない。その姿勢を見せつければ、対決姿勢の緩和につながる可能性もある。(聞き手 中西賢司)
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。