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NATO加盟国、米国のコミットメント後退の可能性議論−欧州防衛で/Bloomberg
Natalia Drozdiak、Courtney McBride
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%EF%BD%8E%EF%BD%81%EF%BD%94%EF%BD%8F%E5%8A%A0%E7%9B%9F%E5%9B%BD-%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E5%BE%8C%E9%80%80%E3%81%AE%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7%E8%AD%B0%E8%AB%96-%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E9%98%B2%E8%A1%9B%E3%81%A7/ar-BB1iufKi?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=d1758b0c26c046eb80b69687862e1b57&ei=6
(ブルームバーグ): 北大西洋条約機構(NATO)加盟国の間では、米国が同盟の一環として欧州を守る従来の役割を維持するか懐疑的な見方が台頭しており、いずれかの加盟国に対するロシアの攻撃の可能性が、差し迫った対応を要する危険の一つとして水面下で議論されている。
バイデン米大統領は16日、ホワイトハウスで記者団に対し、下院共和党の反対でウクライナ支援法案が滞ったまま2週間の議会休会に入ったことを批判するとともに、「これは異様であり、パニックとは言わないが、米国が信頼できる同盟国であることに真の懸念を強めるだけだ」と語った。
バイデン大統領はこのように、「パニックとは言わない」と話したものの、あえてそうした表現を避けようとしたこと自体、欧州に広がるムードを如実に反映するものだ。
ロシアがウクライナでの戦闘で成果を上げて勢いづく一方で、米国が欧州への支持を後退させ、欧州自体がほとんど準備していないという認識が、このような警戒感の高まりの背景にある。週末に開かれたミュンヘン安全保障会議での会話も悲観論が支配的となった。
会議に参加した複数の国防当局高官は、米議会がウクライナ支援法案を可決できずにいることに懸念を表明した上で、支援の機運が弱まっていること自体がいずれかのNATO加盟国に対するロシアの直接的な攻撃の誘因となるシナリオに備えた計画を立てていることを明らかにした。
この記事のためのインタビューに匿名で答えた当局者の1人は、以前の会合が決意に満ちたものだったのに対し、今年は不確実性が支配的な感情だったと話す。
また、ドイツのピストリウス国防相はブルームバーグとのインタビュイーで、「NATO加盟国の領土に攻撃があるかどうかや、攻撃がある場合それがいつかは予測できない」としつつも、「5−8年以内にそれが起きる可能性はある」と述べた。
ロシア軍は17日、ウクライナ東部アブデーフカを制圧し、約1年ぶりとなる大きな戦果を上げた。一方、ロシア当局は反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が16日に刑務所内で死亡したと発表し、抑圧的な姿勢を強めるプーチン政権に同国内の反対が無力である様子が浮き彫りとなった。
一方で欧州では、トランプ前米大統領が10日、国防費のコミットメントを満たさないNATO加盟国に対しては、ロシアが好きなように侵攻するのに任せると在任中に欧州の首脳に語ったとするエピソードを明らかにしことで、動揺が広がっている。
ミュンヘン安保会議で演説したハリス米副大統領もトランプ氏を名指しすることはないまま、米国の一部の人々は「独裁者を容認し、彼らの弾圧的な戦術を取り入れ、一国主義的な行動を好んで同盟国へのコミットメントを放棄しようとしている」と非難した。
ただ、次期NATO事務総長の最有力候補であるオランダのルッテ首相は「われわれが国防費を増やし、弾薬の製造を強化しているのはトランプ氏返り咲きの可能性があるからではない」と述べるとともに、「われわれがそれを望み、利益にもかなうためそれを行っている」と話した。
ドイツは国防費を国内総生産(GDP)比2%とする目標を達成したばかりだが、ピストリウス国防相は最大3.5%にまで引き上げる可能性に言及した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は同会議で演説し、ウクライナを訪問して自分と共に前線を視察するようトランプ氏を招請。米国内の対立する両党派との関係を維持するのが重要だとの認識を示した。
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