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「1500万人のDNA情報を競売へ−米遺伝子検査『23andMe』が経営破綻」
(Bloomberg 2025/3/26)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-03-26/STNL8JT1UM0W00
消息不明の親族探しやDNAに埋め込まれた疾患リスクの特定を期待して23andMe(トゥウェンティー・スリー・アンド・ミー)に唾液を郵送した多くの米国人の遺伝子情報が競売にかけられようとしている。プライバシーと安全性に関する現行の法的保護制度が試されることになる。
米遺伝子検査サービス企業の23andMeは23日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請。会社更生手続きの一環として顧客1500万人余りの遺伝子情報を含む資産の競売を5月14日に実施することを提案している。裁判所への提出書類によると、このデータは「遺伝子研究のための世界最大級のクラウドソースのプラットフォーム」だという。
連邦破産法11条に基づく更生手続きで、顧客データが貴重な資産として売買されることは多い。一般の人々にはあまり知られておらず、対象には経営破綻した病院や介護施設からの患者情報、小売りチェーンの顧客データなども含まれる。
現行の破産法には、23andMeのような破綻企業の機密情報を保護する措置が盛り込まれているが、重要な遺伝子データが売却される可能性は、業界で長年くすぶっていたプライバシーと安全性に対する不安をあおっている。
23andMeは2006年に設立された。経営破綻を受け、ユーザーから自分や家族の個人情報にどのような影響があるのか心配するメッセージがソーシャルメディアに多く投稿された。23年のハッカー攻撃によるデータ流出で顧客約700万人の個人情報が漏えいしたことも、こうした懸念をあおる一因となった。
■ 消費者向け警告
23andMeの広報担当者は電子メールで、顧客はカスタマーケアに連絡することなく、アカウント内のデータを削除できるとコメント。顧客への通知で、破産法の適用申請は個人データの保存や保護方法を変えるものではなく、資産の買い手にはそうした情報の取り扱いに関して適用される法律の順守が義務付けられると説明した。
「当社のユーザーのプライバシーとデータは、いかなる取引においても重要な考慮事項であり、われわれはユーザーのプライバシーを重視し、データがどのように管理されているかについて、顧客に対して透明性を保つことに引き続き尽力する」とした。
カリフォルニア州とコネティカット州の司法長官は24日、23andMeの顧客が遺伝子情報を削除する方法を記載した「消費者向け警告(Consumer Alert)」を発した。一部の顧客は、多数のユーザーがデータを削除しようとしたため、同社のウェブサイトとアプリケーションの動作が通常より遅くなったとソーシャルメディアに投稿した。
コネティカット州のトン司法長官は声明で、「われわれはこの破産申請を注意深く見守っており、機密情報が保護され、23andMeが説明責任を負うよう積極的に関与していく」と述べた。
23andMeは5月に実施予定の競売について説明した裁判所への提出書類で、入札者は同社のプライバシー慣行を順守すると書面で表明しなければならないとしているが、この慣行では「破産や合併、買収、再編、資産売却に関連して、債務者の顧客を個人として特定できる情報の移転を制限していない」と指摘した。
同社の遺伝子データの規模は他に例がないとみられるが、顧客データは破産手続きにおいて頻繁に売却されている。こうした取引では、できる限り高い価格で資産を売却する義務と、顧客のプライバシーが侵害されないようにする義務との間で、破綻企業が板挟みになる可能性がある。
米議会は05年、破産法に保護規定を追加し、司法省が破産法11条に基づく資産売却手続き中に顧客のプライバシー権を独立した立場で監視する消費者プライバシー専任オンブズマンを任命することを認めた。
-------(引用ここまで)---------------------------------
遺伝子情報は差別につながる危険性があります。
たとえば難病を発症しやすい人は、保険加入を拒否されたり、高い掛け金を請求されたりする
可能性があります。
雇用で採用が見送られることもあるでしょう。
生物兵器研究に悪用されるかもしれません。
例えば、アジア人にだけ感染するウイルスを開発するのに使われるかもしれません。
大規模な遺伝子情報データベースは、どの政府も企業も喉から手が出るほど欲しがっており、
闇市場でも取引される可能性が大きいのです。
「ご希望ならユーザー各自で削除して下さい」と言っていますが、本当にデータベースから
自分のデータが完全に削除されるのか、確かめる手段はありません。
自分の遺伝子情報がどう利用されるか全くわからないので、こういったサービスは
気軽に利用しないことです。
(関連情報)
「『遺伝子検査』で危惧される『差別』『プライバシー』の問題 - 大西睦子」
(BLOGOS 2015/1/13)
https://web.archive.org/web/20150114044328/https://blogos.com/article/103357/
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