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日本保守党。ベストセラー作家の百田尚樹(68)とウルトラ右翼のカリスマ有本香(62)が意気投合❤️することで、ふっくらと焼かれた出来たてホヤホヤの政党である。しかし既に国会議員3名を抱え、党員数は70,000人を超え大変な勢いで日本列島を彼らの党カラーであるライトブルーに染め広げる。
そんな中、早くも非常に影響力のある政敵が現れた。イスラム研究者、飯山あかり(48)である。ある意味、日本の保守界隈は百田尚樹&有本香と飯山の激しくおかしな争いを中心にグルグル周っていると言えるかもしれない。昨日公開された文藝春秋主催の日本保守党独占座談会では、文春にとって「一番聞きたいこと」がズバリ、飯山の話なのが明白であり、百田尚樹もそう認めている。
それくらい話題性の高い、日本保守党の内部分裂とはいかに起こったか。私はその真相を知っている。
ところで先日、私はSNS(イーロン・マスク)上で真理発言に及んだ。「明治維新の責任者である中央政府を九州ではなく東北出身の閣僚・官僚が独裁的に運営していれば、その後間違いなく日本は共産圏にズーズー加入していた。」これはこれで否定しようのない正しい見解であるが、投稿の瞬間、私の脳裏に私を数年フォローしていたある保守系インフルエンサーが浮かんだ。北海道在住の大学院生で、Xで2万人以上のフォロワーのいる人だ。私の真意が読み取れず、東北→共産、という所だけで中傷されたような気になったりしてないだろうか。小一時間して確認するとフォローされたままだった。だいたい露出度の高いアカウントの持ち主が私の投稿などいちいちチェックしてるはずもない。しかし第六感の命じるままそれから数時間して再度見るとなんと、フォロー解除されていた。ええええええええ。東北と北海道は違うだろうが。
しかし、諍いの種とはそういった実にくだらない誤解の周辺に撒かれていくものだ。そして本来同じ方向へ志をなびかせていたもの同士がつないだ手を滑らせいつからか憎み合う。在特会と主権回復もそうだった。小林よしのりと前田日明も。きっかけはなんでもないような事だ。
百田尚樹❤️有本香へ向け毎日毎日、おそらく準備を含めると日に3、4時間はかけてアンチ配信を行う飯山あかりは、何が原因で二人の反感をかい、ここまで後に尾を引く憎しみを植え付けられたのか?飯山は最近になってようやく、その
筋書きを思い出したようである。そう。飯山は選挙カーの中で気持ちの悪い歌を延々と歌い続ける百田尚樹にこういったのだった。
「ちょっと、歌やめてください」
えええええええ。なんでこんな事で68歳のジジイと、48歳のババアが殺し合いのような闘争に引き込まれていくのか。いやはや歌は危険なものである。歌いようによっては鳥のさえずりや風鈴のように環境に溶け込む公共音波であるが、やはり歌いようによっては快適を侵害する私的な電波であるのだ。
私も百田の歌については以前より不思議な印象を持っていた。人が集い何かに取り組むような場でも平然と一人、結構な音量で歌い続ける百田。あの有本ですら苦言を呈するのだが、さすがは有本香「静かにしてくれ」とは言わずに「配信中は著作権に引っ掛からないですか?」とさらり。それでも一向に構わず歌い続ける百田尚樹の姿に私はある邦画を思い出した。
黒澤明の「生きる」。ある時、末期がんで余命を知った公務員が残された命を振り絞るように柄でもない流行歌を歌い出すというミュージカル仕立ての白黒映画だったと思う。今年の初めに腎臓がんの手術をした百田は、ちょうど志村喬の演じるこの映画の主人公のような心持ちになっていたのだろう。飯山あかりは、文学部の出身というが、おそらく黒沢映画を見ていない。失いつつある人生の暗闇に最期の花を咲かせたいという願いが歌になって魂から飛び出す、この老人の衝動がわかってやれないのだ。貧しい女である。
映画「生きる」のクライマックスでは、急に歌を歌い出した志村喬をキモいジジイだといって中傷する所員たちに立腹した三船敏郎がすくりと椅子から立ち上がり「歌を歌うことの何がいけないんだ。君たちは歌った事があるのか!」それを物陰から見ていた仲代達也が「あれあれ三船さん、隠れシンガーのご自身に矛先を向けられる前に早々と逆ギレっすか」。
百田尚樹は飯山にピシャリと歌を禁じられ、それならば日本保守党から禁足、追い出してやるという大人気ないパワハラに及び、有本香が加担しそれは現在の全面戦争をもたらせた。歌は危険なものであり、軽んずべからずである。飯山は映画は見ていないものの、やはり頭脳が優れているからか、9ヶ月経った今、何が百田尚樹を怒らせたかようやく気付いたようである。少なくとも飯山自身はそれが原因だったと配信で認めた。
https://youtu.be/cbEEwXmzoao?si=P10FAuhCPT5sYQFt
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