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中東情勢の悪化で米英は自国民に対し、レバノンから速やかに離れるよう警告
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202408040001/
2024.08.04 櫻井ジャーナル
アメリカとイギリスは8月3日、レバノンにいる自国民に対し、速やかにレバノンから離れるように警告した。航空会社はすでにイスラエル、レバノン、イランの発着便をキャンセルしている。外交官と情報機関員が入れ替わっている疑いもあるようだ。
アメリカやイギリスの支援を受けたイスラエルはガザで住民を虐殺する一方、ハマスのイスマイル・ハニヤやヒズボラのフア・シュクルを暗殺、情勢が急速に悪化している。
ヒズボラは50発以上のカチューシャロケット弾をイスラエルの入植地である西ガリラヤに向かって発射したと伝えられているが、イランが実行すると予想されている報復攻撃はこうした規模でなく、これまでにない大規模なものになると見られている。アメリカやイギリスもそのように予想しているのだろう。
ハニヤはイランの新大統領マスード・ペゼシュキアンの就任式に出席するためにテヘランを訪れていたのだが、ペゼシュキアンの前任者であるエブラヒム・ライシは5月19日、搭乗していたアメリカ製のベル212ヘリコプターが墜落、死亡している。これは事故でなく破壊工作だった可能性がある。
アメリカは12隻の艦隊を地中海へ移動させ、フロリダ州タンパのマクディル空軍基地に拠点を置く中央軍司令官がバーレーンの第5艦隊本部に到着したとも伝えられている。
エネルギー資源を中東に頼る一方、ロシアの安価な天然ガスを拒否してアメリカの高価なエネルギー資源を購入する日本にとって深刻な事態だ。
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