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2024.01.30
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401300000/
イスラエル人を殺害した後にガザへ突入したイスラエル軍は住民を虐殺している。すでに2万6000名以上が死亡したとされているが、瓦礫の下にも相当数の遺体が残されていると言われている。その約4割は子ども、女性を加えると7割になるという。
南アフリカの訴えを受け、ICJ(国際司法裁判所)は公開審理を経て1月26日に暫定判決を出した。停戦命令は出さなかったものの、ガザでの虐殺を阻止するため、できる限りの措置を講じるよう命じた。1948年に制定された国連虐殺条約に該当する可能性のある行為を阻止するため、あらゆる手段を講じろということだ。
イスラエル軍がガザで行なっていることは断片的に世界へ伝えられ、各地で抗議活動が展開されている。虐殺の当事者であるイスラエル政府だけでなく、虐殺を支援しているアメリカやイギリスも厳しく批判されている。
こうした批判の高まりはあるものの、アラブ諸国を含む大半の国は行動していない。そうした中、例外的な存在がイエメンのフーシ派(アンサール・アラー)だ。イスラエルへ向かう船舶に対する攻撃を開始、イスラエル経済に影響を及ぼしている。
そこでアメリカとイギリスは1月12日からオーストラリア、バーレーン、カナダ、そしてオランダを引き連れ、イエメンを攻撃したのだが、怯む様子はない。1月29日にはアメリカ海軍の遠征移送ドック「ルイス・B・プラー」を攻撃したと伝えられている。
1月28日にはシリアとヨルダンの国境近くにあるアメリカ軍の基地が攻撃され、アメリカ兵3名が死亡したという。ヨルダン政府はそうした攻撃があったことを否定している。アメリカ軍はシリアへ地上部隊を侵入させ、20以上の基地を建設しているが、そのひとつのアル・タンフである可能性が高い。
バグダッドとダマスカスを結ぶ幹線を断ち切る形でアメリカ軍が占領しているのがアル・タンフで、ダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)の戦闘員が訓練を受けている。イギリス軍の特殊部隊も駐留、戦闘員を訓練して油断地帯のデリゾールなどへ送り込んでいると言われている。油田地帯で盗掘された石油はイスラエルへ運ばれているという。アラブ諸国の支配層は腰が引けているものの、一般の人びとは怒っている。
それに対し、アメリカのナンシー・ペロシ元下院議長はガザでの虐殺に抗議する人びとを批判、停戦を求める行為はロシアのウラジミル・プーチン大統領のメッセージを広めることになると主張、FBIはデモ参加者の資金源を捜査するべきだとも語っている。
ペロシはガザでの殺戮を続けさせたいようだが、こうした言動は今回が初めてではない。ウクライナではドンバスを攻撃しようとしていたウクライナ軍をロシア軍が機先を制して攻撃、その1週間後には停戦交渉が始まった。交渉が合意に達した3月5日、ウクライナの治安機関SBUはキエフの路上でウォロディミル・ゼレンスキー政権の交渉チームに加わっていたデニス・キリーエフを射殺している。
4月9日にはイギリスのボリス・ジョンソン首相がキエフへ乗り込んでロシアとの停戦交渉を止めるように命令、4月30日にはアメリカのペロシが下院議員団を率いてウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領に対してウクライナへの「支援継続」を誓い、戦争の継続を求めた。その年の8月2日、ペロシは「ひとつの中国」という米中の合意を揺さぶるために台湾を訪問している。ペロシもアメリカの政界に徘徊する魔女のひとりだと言われても仕方がない。
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