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捕虜交換のためロシア軍がウクライナ人を運んでいた輸送機をウクライナ軍が撃墜
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401260000/
2024.01.26 櫻井ジャーナル
ウクライナに近いロシアのベルゴロド上空でロシア軍のIL-76輸送機がフランス製のSAMP-T対空ミサイル2機によって撃墜された。ロシア領でウクライナ軍がロシア軍機を撃墜したことになる。
航空機には捕虜交換に向かうウクライナ兵65名、乗員6名、ロシア軍の付添兵3名が乗っていたが、全員が死亡したという。事前に飛行計画はウクライナ側に知らされていたはずで、意図的な撃墜だと考えるべきだ。この攻撃を受け、ロシア軍はウクライナ軍の第31機械化旅団と第26砲兵旅団の弾薬庫、そしてSAMP-T対空ミサイル・システムを破壊したと伝えられている。
1月16日にロシア軍はウクライナのハリコフを攻撃、軍事施設のほか情報機関や軍関係者が滞在していた旧ハリコフ・パレス・ホテルを破壊した。旧ホテルには200人近くの外国人傭兵が滞在していたと言われ、その大半はフランス人傭兵だったと言われている。その攻撃で60名が死亡、20人以上が医療施設に搬送されたという。
この日にフランスのエマニュエル・マクロン大統領は40発のスカルプ巡航ミサイルと「数百発の爆弾」をキエフに送ると約束しているが、ウクライナ軍はすでに壊滅状態で、防空システムや戦闘機を供給しただけでは動かない。
そこで、兵器を扱えるオペレーター、パイロット、整備士などを送り込む必要がある。死傷したフランス人戦闘員はそうした人びとだったと見られている。ウクライナ人捕虜を乗せていたIL-76輸送機を撃墜したミサイルの発射にも、そうした外国人が関係した可能性が高い。ウクライナ政府はそうした外国人戦闘員にウクライナ国籍を与えているだろうが、実態に変化はない。
ウクライナを戦場とする戦闘はロシアを疲弊させるためにアメリカのネオコンが2014年にネオ・ナチを使ったクーデターから始まった。バラク・オバマ政権は2014年2月にビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒したのだ。クーデター直後、南部のクリミアはロシアの保護下に入り、東部のドンバスでは反クーデター軍が編成され、内戦が始まった。
ところが、当初、西側を後ろ盾とするクーデター軍は劣勢。そこで8年掛りでアメリカ/NATOはキエフ政権の戦力を増強した。そのための時間稼ぎに使われたのが「ミンスク合意」にほかならない。
そして2022年初頭、ウクライナ軍がドンバスの周辺に集結、砲撃を激化させる。近いうちに軍事侵攻があると少なからぬ人が推測していたが、その前にロシア軍が動いた。集結していたウクライナ軍をミサイルなどで殲滅する。キエフ側の軍や親衛隊はマリウポリ、ソレダル、あるいはマリーインカの地下要塞を利用した要塞線でロシア軍と戦ったものの、ウクライナ軍は壊滅状態だ。
そうした中、イギリスの有力誌エコノミストは11月1日付けでウクライナ軍のバレリー・ザルジニー最高司令官の意見を掲載した。現大統領のウォロディミル・ゼレンスキー大統領はイギリスの情報機関MI-6のエージェントだと考えられているが、そのイギリスがゼレンスキーに見切りをつけたと言われている。
ゼレンスキーはアメリカのジョー・バイデン政権にすり寄るしかない状況だが、戦争を推進しているバイデン大統領の周辺はアメリカの政界で孤立しつつある。ウクライナを利用してロシアを疲弊させ、最終的には征服するというネオコンの計画は崩れ始めているわけだ。
そうした状況を一変させようと足掻いている勢力がロシア軍のIL-76輸送機をロシア領で撃墜した可能性はある。
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