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イスラエルを助けるためにイエメンを攻撃している米英がWHO事務局長を支える
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401250001/
2024.01.25 櫻井ジャーナル
アメリカとイギリスは1月12日からオーストラリア、バーレーン、カナダ、そしてオランダを引き連れてイエメンを攻撃している。イスラエル軍はガザで2万5000人以上をすでに殺害、そのうち4割は子ども、女性を含めると7割に達するとされている。そうした虐殺を止めるべく、イエメンのフーシ派(アンサール・アラー)はイスラエルへ向かう船舶に対する攻撃を始めた。それに対する報復、つまりガザでの虐殺支援がジョー・バイデン政権の目的だと見なされている。フーシ派の攻撃に米英が反応した理由は、イエメンの攻撃がそれだけイスラエル経済に対して大きなダメージを与えているからだろう。
イエメンはアラビア半島の南西端にあり、アデン湾を挟んでソマリアと、ジブチと紅海への入り口を構成、エチオピアとも面している。紅海を進んで行けばスエズ運河だ。ジブチにフランス、アメリカ、ドイツ、イタリア、スペイン、中国、日本が軍事拠点にしている理由もそこにある。
ソマリア、ジブチ、エチオピア、エリトリアを含むアフリカ大陸の東端にある突き出た部分は「アフリカの角」とも呼ばれている。アメリカなど欧米諸国はこの地域を支配するため、さまざまな工作を行なってきた。
エチオピアでは2020年11月にTPLF(ティグレ人民解放戦線)が政府に対して反乱を開始するが、TPLFの背後にはアメリカ政府が存在していた。アメリカはTPLFにエチオピアを支配させたようとしたのだ。30年間にわたってアメリカはTPLFへ年間約10億ドルの援助を注ぎ込み、「ワシントンの警察官」としての役割を果たさせようとした。
ところが、2018年にTPLFは民衆の反乱で倒され、オロモ民主党の元党員であるアビイ・アーメド氏が権力の座に就く。エチオピアの隣国であるエリトリアは1993年にエチオピアから分離独立した国で、アメリカのAFRICOM(米アフリカ軍)の存在に抵抗している。
エリトリアではEPLF(エリトリア人民解放戦線)が1991年5月に臨時政府の樹立を宣言、93年5月に独立した。その当時からエリトリアは世界銀行とIMFからの融資を拒否、社会主義体制の下で経済的自立を進めた。つまり、アメリカの思い通りにならない国だ。アメリカは2000年代半ばから「制裁」を課している。
エチオピアのTPLFはアメリカにとって重要な手先だが、WHO(世界保健機関)のテドロス・アダノム事務局長はその幹部だったと言われている。2013年から15年にかけてTPLFの治安部門に所属し、殺人や拷問に関係していたと批判されている。
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