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ロシア、パトリオット問題で日本に警告
<記事原文 寺島先生推薦>
Russia warns Japan over Patriots — RT Russia & Former Soviet Union
https://www.rt.com/russia/589768-japan-us-patriot-missiles/
東京がアメリカへの軍需品の輸出を決定したことは、世界の安全保障に悪影響を及ぼすとロシア外務省が主張
出典:RT 2023年12月27日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年1月4日
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防衛省で撮影されたパトリオット迎撃ミサイル(PAC-3)。© Getty Images / Junko Kimura
ロシアは、パトリオットPAC-3対空ミサイルをアメリカに送るという日本の決定を非難し、この動きはモスクワと東京の関係に悪影響を及ぼすと警告した。特に軍需品がウクライナに届くようなことがあれば、なおさらだ、と。
水曜日(12月27日)にモスクワで行われた定例記者会見で、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、日本の動きは地域と世界の安定に悪影響を与えるに違いないと述べた。
「日本の岸田文雄首相の政権は、戦後憲法の平和主義的な条項を一貫して解体する方向性を再び強めた。日本の再軍国主義化の加速と相まって、これは世界と地域の安全保障に具体的な否定的結果をもたらすだろう」とザハロワ報道官は述べた。
憲法に明記された日本自身の原則に反するだけでなく、日本は事実上兵器の管理を失いつつあり、アメリカは兵器を好きなように動かしている。日本のPAC-3ミサイルがウクライナに輸送されることになれば、ロシアと日本の関係に重大な影響を与えることになる、と彼女は警告した。
「もし日本のミサイルがウクライナ軍の手に渡れば、そのような行動はロシアに対する明確な敵対行為とみなされ、日本にとって最も深刻な結果を招くだろう」とザハロワ報道官は強調した。
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関連記事:日本は第2次世界大戦以来初めて武器を輸出
日本は先週、1947年の平和主義憲法の下で課された軍事輸出の禁止を解き、アメリカの許可の下で生産しているPAC-3ミサイルをアメリカ政府に供給することに合意した。日本政府は現在、外国の許可の下で日本において製造された武器を、許可を与えた国に輸出することができるようになった。
「今回の行動を取ることによって、我が国は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り、インド太平洋地域の平和と安定の実現に貢献できることを望んでいる」と、岸田首相は、日本が輸出禁止措置を撤回することを閣議決定した後に述べた。
しかし、同首相は「平和主義国家としての原則に変更はない」とも主張した。
日本製ミサイルが直接ウクライナに送られることはないだろうが、この出荷によって、ワシントンは米国の在庫ミサイルを日本製ミサイルに置き換えて、キエフにもっと多くのアメリカ製パトリオットを送ることができるようになる可能性がある。
東京の武器輸出政策の見直しは、岸田外相が昨年打ち出した軍備増強が継続される中で行なわれた。5年間の増強計画によって、日本はアメリカと中国に次ぐ世界第3位の防衛費支出国になる可能性がある。PAC-3の輸出が決定された同じ日に、日本政府は過去最高となる16%の軍事費増額を了承した。これは、現在のところ、国会の承認待ちである。
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