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自らの残虐行為に対する批判の高まりに怒りを爆発させるイスラエルのエリート
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202310260000/
2023.10.26 櫻井ジャーナル
イスラエルのリクード党に所属するアミール・ワイトマンは10月18日、ロシアのメディアRTの番組に出演し、イスラエルとハマスの戦闘やウクライナでの戦闘について語った。その中でワイトマンはガザのアル・アハリ病院に対する10月17日の爆撃に触れ、「ロシアはイスラエルの敵を支援している」とヒステリックに罵り、ガザでイスラエルは勝つと叫び、ロシアに代償を支払わせると宣言した。イスラエルはウクライナを勝たせるというのだ。
また、イスラエルのギラード・エルダン国連大使は10月24日、国連のアントニオ・グテーレス事務総長の辞任を要求、これも話題になっている。
アメリカに従属していると批判されてきたグテーレスだが、今回の件では「民間人の保護が最重要だ」と強調、ハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃について「真空状態から急に起こったわけではない」と語った。1967年の第3次中東戦争から続くイスラエルによるパレスチナ人弾圧を思い起こせと常識的なことを言ったのだ。イスラエルへの全面支持を望んでいたエルダンはこの発言に激昂した。
日米欧のエリート層はイスラエル支持を打ち出している。その中心にはアメリカやイギリスが存在しているが、アメリカのジョー・バイデン大統領は10月18日にイスラエルのテルアビブを訪れ、病院を爆撃したのは「私が見たところ、あなた方ではなく、もう一方のチームがやったように見える」と口にしているが、イスラエル軍による爆撃だったことを知っていると現地にいる記者は伝えている。
ロイターによると、ロシア外務省はこの事件を非人間的行為と呼び、アメリカとイスラエルに対し、自分たちが関与していないことを証明するために衛星画像を公開するよう求めたという。
イスラエル軍による犯罪的な行為は病院爆撃に限らない。ガザは白リン弾を含む兵器で攻撃され、街は瓦礫の山になり、5000人以上が殺された。死者のうち2000人以上は子どもだ。
日米欧のエリートはパレスチナ人を含む「グローバル・サウス」やロシア人などの犠牲について鈍感だが、血まみれになったパレスチナ人の映像がインターネットを通じて世界へ発信され、イスラエルに対する怒りは世界的に高まっている。ワイトマンやエルダンを興奮させている原因は世界のそうした動きだろう。彼らは計算を間違った。
イスラエルの学者で、WEF(世界経済フォーラム)を率いるクラウス・シュワブの顧問を務めるユバル・ノア・ハラリは、AI(人工知能)によって不必要な人間が生み出されるとしている。特に専門化された仕事で人間はAIに勝てず、不必要な人間が街にあふれるというわけだ。
かつて、イギリスではエンクロージャーによって共有地などが私有化され、農民が土地を追われた。その結果、浮浪者や賃金労働者になるのだが、労働者の置かれた状況も劣悪だった。その実態はフリードリヒ・エンゲルスの報告『イギリスにおける労働者階級の状態』やチャールズ・ディケンズの小説『オリバー・ツイスト』などでもわかる。
そうした労働者がロンドンのイースト・エンドで開いた集会に参加したセシル・ローズは「パンを!パンを!」という声を聞く。その状態を放置すれば内乱になると懸念、植民地を建設して移住させなければならないと考えたようだ。つまり、社会問題を解決する最善の方法は帝国主義だというわけである。(レーニン著、宇高基輔訳『帝国主義』岩波書店、1956年)
他国を侵略し、人びとを殺し、富を奪い、自国を維持する仕組みが帝国主義だ。この帝国主義を支えるのが「法に基づく支配」。その「法」とは米英を支配している人びとの意志にほかならない。「法に基づく支配」は米英巨大資本による支配を正当化するために考えられた呪文だ。
このエンクロージャーよりAIは人間にとって恐ろしい。人は職を奪われ、支配者にとって無用な存在になり、社会の不安定要因になる。そこで管理するためにデジタルIDを導入する必要だ。
さらに支配層は大衆を処分することも考えるだろう。危険であることがわかっている「mRNAワクチン」を強引に接種させる理由はこの辺にあるかもしれない。世界はガザのようになりつつある。
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