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岸田首相の「パーティー自粛」方針に右往左往…《金の切れ目が縁の切れ目》と自民党のもろさ露呈
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/333090
2023/12/07 日刊ゲンダイ
6日、首相官邸で記者団の取材に応じる岸田首相(C)共同通信社
「野党の人から来る話は、われわれ政府は何一つ聞かない。本当に生活を良くしたいと思うなら、自民党、与党の政治家を議員にしなくてはいけない」
2022年7月、青森県八戸市で行われた街頭演説でこう声を張り上げていたのは、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係が指摘されて大臣辞任に追い込まれた山際大志郎経済再生相(当時=55)だった。
この時、近代民主主義の原則の一つである「少数意見の尊重」を全く無視した山際氏の発言に批判の声が出ていたが、「生活を良くしたいなら議員にしなくてはいけない」と断言していた与党・自民党が大揺れとなっている。
理由はもちろん、最大派閥「安倍派」(清和政策研究会)をはじめとする主要派閥の政治資金パーティーを舞台にした「キックバック」「裏金づくり」の疑惑だ。
岸田文雄首相(66)は6日、党幹部らと会談し、全ての派閥の政治資金パーティーを当面、自粛する方針を確認。さらに「年末年始の派閥の行事も自粛をする」としたのだが、この方針に対し、自民党議員からは「派閥の収入源がなくなる。その資金をどう補填するのか。政権へのダメージも大きいけど、今回は自民党全体の危機だ」との声が上がったという。
政党は共通の政治目的を持つ者によって組織された団体であり、カネは関係ないはず…
自民党の各派閥は所属議員に「氷代」(夏)や「餅代」(冬)と呼ばれる資金を配るのが慣例となっており、その主な原資が政治資金パーティーの収入だったという。つまり、パーティーを自粛すれば、岸田首相が突然打ち出した減税策の財源のように「原資がない」から大変になるというわけだ。
だが、よくよく考えてみると、「配るカネがなくなるから政党の危機」というのは変な話ではないか。政党とは「共通の政治目的を持つ者によって組織」され、「選挙を通じて政治権力を獲得、維持」し、「政策決定過程に影響力を行使することで政策を実現」する団体のことだ。
「キックバック」はもとより、「氷代」や「餅代」は通常、政党を組織、維持したり、政策を実現したりするためには関係ない。むしろ、こうした不透明なカネの流れがあることで政策が歪められる可能性があるからこそ、政治資金規正法などの法律があるのではないのか。
経団連が自民党に毎年約24億円の政治献金をしていることについて、十倉雅和会長(73)は12月4日の会見で、「民主主義を維持していくにはコストがかかる」「企業がそれを負担するのは社会貢献の1つだ」などと発言。SNS上で《それを金権政治という》などと批判の声が続出しているが、「民主主義を維持するためのコスト」として政党交付金制度があり、すでに国民はそのコストを負担しているのだ。
SNS上でもこんな声が出ている。
《パーティーがなくなると政党の危機って…。まさに、金の切れ目が縁の切れ目の自民党》
《カネ集めのために政治やっていたのか?自民党は。本音が漏れているな》
《自民党は野党を「烏合の衆」「野合」とか言ってバカにしていたが、自分たちは「カネ」でつながっていただけ》
「党としても強い危機感を持って、この問題に一致結束して対応していく」
岸田首相のこの発言は「もうカネは配らないけれど皆、集まれ」という意味だったのかもしれない。
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