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万博はアレもコレも紐づけ「総費用10兆円」到達も! 壮大すぎるインフラ整備計画の全容
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/332941
2023/12/05 日刊ゲンダイ
何もかも万博名目で費用は10兆円越えに!?(環境改善目指すと夢洲を視察する斉藤鉄夫国交相=右2、左は“万博道路”といわれる高速道路「淀川左岸線」の工事)/(C)共同通信社
膨らみ続ける大阪・関西万博の総事業費について、日刊ゲンダイは2日付で「1兆円突破は確実」と報じた。その後も取材を続けると、想像の斜め上を行っていた。2021年8月、第2回国際博覧会推進本部で万博の「関連インフラ整備計画」が決定。
その概要を見ると、アレもコレも万博関連に紐づけ。「こんなものまで!」と腰を抜かすほどの気宇壮大な計画なのだ。
(1)会場周辺のインフラ整備(2)会場へのアクセス向上(3)安全性の向上(4)にぎわい・魅力の向上(5)広域的な交通インフラの整備──と5本柱を掲げるが、純粋に「万博関連」と言えるのは(1)程度。
(2)には会場の夢洲と大阪市街地を結ぶ阪神高速「淀川左岸線」2期事業もある。事業費が当初想定の2.5倍、2957億円に膨張。うち55%の1626億円を国が負担する「いわくつき」ルートだ。
(3)もスゴイ。「安全・安心な万博開催を確保」と称して「南海トラフ巨大地震対策をはじめとした地震津波対策」をうたう。補正予算で国交省は「国土強靱化、防災・減災など国民の安全・安心を確保する」として1兆5195億円を計上。近畿整備局に交付する974億円も「万博関連」か。
(4)にはJR大阪駅北側の「うめきた2期開発(グラングリーン大阪)」が含まれる。「関西最後の一等地」と呼ばれる巨大再開発で来年から順次開業。新駅設置や公園整備など基盤整備事業の総額1154億円のうち、国の負担は435億5000万円に上る。
(5)は、関西につながる高速道路網33区間を整備。大阪から遠く離れた福井や徳島、鳥取の道路工事まで進めるほか、鉄道網も強化する。「大阪モノレール」延伸は総事業費1050億円で、国費負担407億円。大阪中心部と関西国際空港を直結する「なにわ筋線」整備は総事業費3300億円で、770億円を国の補助で賄う見込みだ。
政府も全体像を把握できない
インフラ整備計画の総事業数は89に及び、この調子だと万博の総費用は1兆円どころか、10兆円に達しかねない。自見英子万博相は先週、国会で「できるだけ早急に全体像を示せるよう、作業を加速させたい」と約束したが──。
「大臣の答弁を受け、全てのインフラ整備費を含めるのかも併せて検討中です。現時点で万博全体の総費用はお示しできない」(内閣官房国際博覧会推進本部事務局)
政府の誰もが把握できない途方もない万博の総費用。やはり選択肢は中止しかない。
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