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https://dot.asahi.com/articles/-/207916?page=1
秋篠宮家の一族がここまで嫌われてしまっているのは何故なのか。
一つ言えることは、
国民は、日本国憲法第一章に規定されている「天皇制」が、日本国憲法の理念に反し、「平等の原則」と真っ向から対立するという矛盾を、明確に意識し始めているということではないか。
そして、「天皇」は、憲法に明文化された「例外規定」という表現で目をつぶってきたとしても、憲法に規定されてもいない「この人達」は、
何故優遇されているの?
という素朴な疑問。
それが「不平等、不公平」だという不満になり、その「不平等、不公平」を体現している「秋篠宮家の一族」に批判が向かう。
今や、天皇制の矛盾は、
主権の存する日本国民の総意に基く「日本国民統合の象徴」という天皇の地位すら危くしているのではないか。
国民の総意を唯一の根拠とする憲法上の制度は、その制度に多くの国民が疑問を持ち、国民の理解が無くなってしまえば、存続し得ない。
秋篠宮さま曰く、
「私自身がかなりぐずぐずしていた。非常にタイミングとして遅くなったなというのが反省点」。
「反省点」と言うなら、全然違うんでないかい?
俗世間では、それを「問題のすり替え」と言って非難するんだけど・・・。
秋篠宮家の一族がここまで嫌われてしまっているのは何故なのか、当人たちも分かっていないようだ。
以下に記事の抜粋を記す。
(とは言え、うまく抜粋できていないので、上記URLで記事の全文を読まれたし)
約30億円をかけた秋篠宮邸の改修工事をめぐる批判は、おさまる気配がない。秋篠宮さまは11月30日に58歳を迎え、その会見での説明の内容が注目された。しかし、これまでの説明をほぼ踏襲し、説得力に乏しい内容だった。元宮内庁職員も「意図的にわかりづらくしているのでは」と指摘する。
「私自身がかなりぐずぐずしていた。非常にタイミングとして遅くなったなというのが反省点」
11月30日に誕生日を迎えた、秋篠宮さまの記者会見。宮内記者会の最初の質問が、秋篠宮邸の改修をめぐる「問題」についてだった。
また、秋篠宮さまは、次女の佳子さまが改修工事中の仮住まい先だった「分室」(旧御仮寓所)で「ひとり暮らし」をしていることを公表するまでに時間がかかったことにも触れ、
「この家のどこに誰が住んでいるということは、もともと公表していない」
「やはりセキュリティ上のこともある」
と述べた。
その一方、改修工事にあたって「経費削減」がどれだけできたか、具体的な金額が示されることはなかった。
■「削減額」もナゾのまま
問題の経緯を振り返る。・・・
(以下一部省略)
・・・佳子さまの「ひとり暮らし」は当初公表されておらず、女性週刊誌などの報道が先行。宮内庁は旧御仮寓所に「私室部分の機能も一部残す」と説明していたが、6月末に秋篠宮家の側近である加地隆治・皇嗣職大夫が、
「増改築工事にあたり、もともと秋篠宮邸に佳子さまの私室は造られていなかった」
と、佳子さまの「ひとり暮らし」を認めることになった。
また、眞子さまや佳子さまの私室を作らないことで「経費削減」になるとの説明だったが、実際にどれだけ削減できたのか、具体的な額は明らかにされてこなかった。
宮邸の工事はすでに終わり、「御仮寓所」は「旧御仮寓所」もしくは「分室」と呼ばれている。鉄筋コンクリート造りの3階建てで、延べ床面積は約1378平方メートル。・・・佳子さまが私室部分に住んでいる。
どれだけ「経費削減」できたのか、そして佳子さまが「ひとり暮らし」を始めた理由についての説明はないまま、今回の秋篠宮さまの誕生日会見に注目が集まることになった。
■「国民は、ごまかされたという思い」
そんななか、秋篠宮さまの誕生日会見の直前の11月22日、宮内庁の西村泰彦長官は定例会見で、唐突に宮邸の改修工事についての説明をした。
増築された部分の約66%が事務部分であり、私室部分はほとんど増加していないという内容で、
「宮内庁の判断で整備した部分の工事費が結果的に高額になってしまい、工事費用を抑えたいという両殿下のお気持ちに十分お応えできなかった」
と、秋篠宮ご夫妻を擁護した。しかし、事情に詳しい関係者も、
「・・・中身はゼロに等しい内容だった」
と手厳しく評価する内容だった。
そして秋篠宮さまも、記者会見で「反省」を口にしたものの、新たに示された事実はほぼない内容で終わった。
秋篠宮さまは、佳子さまの「ひとり暮らし」を公表しなかった理由について「セキュリティ」を挙げた。しかし、どの皇族がどの宮邸や施設に住んでいるかは、理由とともに公表されている。・・・
・・・佳子さまは、改修工事中の仮住まいであった分室(旧御仮寓所)に暮らし続けていた。
秋篠宮さまは「「この家のどこに誰が住んでいるということは、もともと公表していない」と主張した。しかし、佳子さまについては、宮邸ではなく別の建物で「ひとり暮らし」を続けていたことを指摘されているのだ。
前出の関係者もため息をつく。
「・・・。抽象的な内容に終始し、消化不良の会見に終わった感は否めない。国民は、ごまかされたという思いを抱いたのではないか」
■隠していると思われても仕方ない
元宮内庁職員で皇室解説者の山下晋司さんは、この問題をめぐって不可解な点が多いと首をかしげる。
「宮内庁の概算要求書でも、皇嗣職の事務棟などの新築工事が『赤坂御用地東地区周辺整備』となっており、秋篠宮家に関連する施設とはわからないような名称を用いています。意図的にわかりづらくして、全体像を隠そうとしていると思われても仕方がありません」
また、西村長官と秋篠宮さまの説明についても、煙に巻かれた感があると話す。
それぞれが宮邸の改修について、増築部分の約66%が皇嗣職職員の事務部分、約29%が老朽化した公室部分であり、住まいとなる私室部分で広がったのは約5%の72平方メートルだと説明した。72平方メートルが「ほとんど増加していない」面積かどうかは別として、山下さんは肝心な点を説明していないと指摘する。
「これは秋篠宮家の本邸に限っての話のようです。分室に佳子内親王殿下の私室部分があるわけですから、本来そこの面積もプラスしないと、増えた私室部分の面積はわかりません」
また、西村長官が、誕生日会見に先立つ定例会見で宮邸の改修工事について触れたのは、記者会見にあたって事前に提出された質問項目に含まれていたために「火消し」を狙ったものであり、質問項目に入っていなければそのまま説明されなかった、と見られる。
■必要ならば説明すればいい
だが、山下さんは気になることがある。
秋篠宮さまはこれまで、皇室の慣例・慣習にとらわれない発言をしてきた。・・・
・・・「皇嗣という重い立場にいらっしゃるわけですから、国として必要だと判断するなら、国民にきちんと説明をした上で工事をするべきです」
と指摘する。
いまだ着地点が見えない、宮邸の改修工事問題。歯切れの悪い説明が続く様子は、眞子さんの結婚をめぐる問題を思い起こさせる。国民が納得いく形で「決着」するのはいつだろうか。
(AERA dot.編集部・永井貴子)
記事の抜粋はここまで。
ここでも、記者会見の質問事項は事前に提出しなければならないようだ。
そして記事が吠える。
質問項目に入っていなければそのまま説明されなかったのか?
国民は、ごまかされたのか?
何を隠しているのか?
主権者たる国民の知りたいことは「謎」のままだ。
国民が納得いく形で「決着」させるためには、
日本国憲法第一章に規定されている「天皇制」が、日本国憲法の理念に反し、「平等の原則」と真っ向から対立するという矛盾を解消させなければならない。
自然権思想に由来する国家として誕生した戦後の日本の「象徴」とするには、「世襲」によって成り立つような象徴天皇制は、全くそぐわないといえよう。
「世襲」によって成り立つような「象徴天皇制」が存続する限り、国民が納得いく形で「決着」することは永久に無いだろう。
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