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大阪・関西万博は総事業費「1兆円突破」確実! 予算大膨張は会場建設費だけじゃない
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/332808
2023/12/02 日刊ゲンダイ
会場の夢洲には電気も水道も通っていない(C)共同通信社
大阪・関西万博の開幕まで500日を切ったが、開催機運は弱まるばかりだ。会場建設費は当初見込みの約1.9倍となる2350億円に膨張。これとは別に「日本館」建設など国の負担が約837億円に上ることも、国会での野党の追及で判明したが、まだまだ氷山の一角に過ぎない。
悪しき前例は同じく「国家プロジェクト」として開催した2021年東京五輪の大会経費だ。会計検査院は昨年の調査報告で大会運営に直接関わる経費を1兆6989億円と認定。さらに道路整備など関連経費も加えると総額は3兆6845億円に跳ね上がり、立候補時に見積もった7340億円の5倍に膨らんだ。
大阪万博も同じ轍を踏んでいる。予算増額は会場建設費だけでなく、関連する道路整備費なども青天井だ。招致決定を機に会場となる大阪湾の人工島・夢洲の整備を前倒し。大阪市港湾局によると、高架橋設置や道路拡張、新駅建設など周囲の交通インフラ整備費だけでも今年度段階で総額852億円。「招致決定時の見込み額から約1.2倍増えており、今後も追加予算が生じる可能性はある」(計画整備部)という。事業には国費も投じられており、その額は130億円に上る。
国費投じるインフラも青天井
ズサンな計画で万博道路整備もウナギ上りの2957億円(高速道路「淀川左岸線2期」の工事現場=2020年撮影)/(C)共同通信社
増額の背景に資材・人件費の高騰があるとはいえ、ズサンな計画も目立つ。代表例が阪神高速「淀川左岸線」の2期工事(区間4.4キロ)だ。19年に当時の松井市長が大阪中心部と万博会場のアクセス改善を期待し先行開通を表明。夢洲の整備と別の予算で進めているが、事業費は当初の1162億円から2.5倍の2957億円とウナギ上りだ。
「淀川左岸の土手の内部にトンネルを通す前代未聞の計画で、調査の甘さから付近住宅のひび割れ被害が続出。工法変更を迫られ、事業費を上積みしたのです。開通も延期となり、万博期間中は一部区間でトンネルの天井が完成していない状態で、シャトルバスを運行することになります」(大阪市政関係者)
このむちゃな道路整備費も、国が55%を負担。当初の250億円から地中のメタンガス対策などで、346億円に上振れした夢洲への地下鉄延伸工事も、うち88億円が国の負担であることを思えば、大阪以外の国民も無関心ではいられないはずだ。
「そもそも夢洲には電気や上下水道も通っておらず、整備はこれから。今は建設業者が仮設トイレや発電機で対応するありさまで、総額1554億円の土壌汚染・液状化対策も、さらなる増額が確実視されています」(建設業界関係者)
これらのインフラ費用を含めると、万博の総費用は軽く1兆円突破は確実。
東京五輪の二の舞いを避けたければ、中止以外の選択はない。
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