http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/444.html
Tweet |
ザイム真理教の洗脳を解く
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2023/11/post-9d9f8c.html
2023年11月21日 植草一秀の『知られざる真実』
11月20日、ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)主催の院内緊急集会を開催した。
衆議院第一議員会館での開催とご案内していたが、衆議院第二議員会館の誤りだった。
大変なご迷惑をおかけしてしまったことを、この場をお借りして深くお詫び申し上げたい。
広い会場を確保することができず、狭い会議室での開催になり、参加お申し込みをお受けできない方が出てしまったことについてもお詫び申し上げたい。
集会は以下のプログラムに沿って執り行われた。
開会挨拶 山田正彦(ガーベラの風・元農林水産大臣)
第1部 ご講演
「ザイム真理教 それは信者8000万人の巨大カルト」
講 師 森永卓郎先生(経済アナリスト・獨協大学教授)
ご挨拶 大田英明様(立命館大学教授)
来賓挨拶 たがや亮衆議院議員(れいわ新選組)
くしぶち万里衆議院議員(れいわ新選組)
第2部 講演 植草一秀(ガーベラの風)
「直ちに可能な消費税率5% 利権財政から権利財政への転換」
ご挨拶 本田宏様(医療制度研究会理事長)
質 疑
閉会挨拶 岡田元治様(株式会社リンク代表取締役社長)
司会 佐久間敬子(ガーベラの風)
高良鉄美参議院議員が出席下さったが、午後4時より参議院本会議が開催され、ご高話をいただくタイミングがなかったこともお詫び申し上げたい。
第1部では『ザイム真理教』がベストセラーとなり、市民の財務省政策に対する関心が高まるなか、著者の森永卓郎獨協大学教授から
「ザイム真理教 それは信者8000万人のカルト」
の演題で講演を賜った。
ザイム真理教の教義は財政収支均衡主義と消費税大増税推進。
多くの市民が洗脳されてしまっている。
日本財政は危機に瀕している。
このまま進めば日本財政は破綻する。
財政破綻を回避するには徹底的な歳出削減、社会保障支出削減、国民負担増大策が必要不可欠である。
従順な日本国民は財務省に洗脳され、その信者になってしまっている。
ところが財務省は真実を語っていない。
日本が財政危機に直面しているという事実は存在しない。
森永氏は財務省が公表している国のバランスシートを紹介された。
私も第2部の講演で財務省公表計数を紹介した。
財務省は国が巨額の債務超過に陥っているとするが、これにはカラクリがある。
私は国が公表しているもう一つの貸借対照表、バランスシートを公表した。
内閣府が公表している一般政府の貸借対照表である。
一般政府というのは中央政府、地方政府、社会保障基金の総称。
つまり、日本政府のバランスシートが公表されているということ。
日本財政の健全性を考察する場合、中央政府単独ではなく一般政府の計数を見る必要がある。
国だけを見ると巨額の債務超過になっているが、地方政府を合わせると状況が一変する。
その理由は、多くの公共施設、建造物、道路、橋梁、港湾などの政府資産の所有権区分において、中央政府でなく地方政府が所有権者になっているケースが多いからだ。
国庫負担金等のかたちで中央政府が費用負担している公共インフラの所有権が地方公共団体になっているケースが多い。
このために、地方政府は負債金額に対して資産金額が過大になる一方で、中央政府は資産金額に対して負債金額が過大になる傾向を有する。
したがって、バランスシートの健全性を考察する場合には、地方政府と中央政府を合算して検討する必要が生じる。
社会保障基金の場合は、将来の年金支払いというバランスシートには計上されない潜在的な債務を考察することが必要になるが、年金制度は随時変更されており、現時点の計数に反映することには困難が伴う部分がある。
この制約を踏まえた上で政府のバランスシートを評価する必要があるが、2021年末時点で日本政府の資産・負債バランスは119兆円の資産超過である。
1000兆円の国債が発行され、政府債務が大きいのは事実だが、日本政府は負債を上回る資産を保有している。
債務から資産を差し引いた「純債務」が小さいどころかマイナスなのだ。
日本政府は資産超過であり、資産超過の日本政府が財政破綻することは定義上あり得ない。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK292掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK292掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。