http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/442.html
Tweet |
https://www.tokyo-np.co.jp/article/291276?rct=national
東電は、近頃「・・・汚染水を浄化処理した後の水・・・」と言い出した。
「処理水」では科学的ではないと、論争で負けてしまったな。
しかし、頭の汚染水を聞き逃せば、「浄化処理した美味しい水」になってしまう。・・・飲んだのかな?
我が家の台所の蛇口から出る水も市の浄水場で「浄化処理した後の水」。
そう考えれば、「浄化処理した後の水」という表現も不適切であることが分かろうというものだ。
「汚染水」の実態、「浄化処理した後の水」の実態、そして浄化装置「ALPS]の実態を隠そうとする、東電、政府、そしてIAEAの企みが透けて見える。
今回の記事は、東電の廃炉作業が、科学的にも、技術的にも、そこで働く人のスキルについても、どれほどいい加減なものであるかということを暴いている。
記事を読むと恐怖すら感じること請け合い。
まるで「スリラー」小説。
以下に記事の抜粋を記す。
東京電力は20日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の汚染水を浄化処理した後の水について、3回目の海洋放出が完了したと発表した。・・・
◆汚染水の発生を止めない限り、放出は終わらない
海洋放出が始まった8月24日から11月16日までに、保管する処理水は約2万トン減った。タンク約20基分で保管総量の1.5%に当たる。東電は2023年度にタンク約10基分を減らせると予測していたが、それを大幅に上回っている。
汚染水の発生量が想定よりも少なかったことが影響した。溶け落ちた核燃料(デブリ)がある1〜3号機は、建屋に流入した雨水や地下水がデブリに触れた冷却水と混ざって汚染水となる。地面の舗装など雨水対策が進んだ効果が出ているが、現状では地下水の流入を止める抜本策がない。汚染水の発生を止めない限り、放出は終わらない。・・・
(小野沢健太)
◆既設配管なし ホースとポンプを仮設
2023年度の処理水の海洋放出は、残り1回となった。次から放出する処理水は、保管タンクから放射性物質の濃度測定用のタンクに移す必要がある。既設の配管がないため、仮設のホースやポンプを使って移送するしかなく、漏えいのリスクが付きまとう。
23年度は処理水約3万1200トンを4回に分けて放出する計画。これまでの3回分は、既に測定用タンクに入った処理水を放出してきた。4回目の放出に向け東電は6日から、2カ所で保管している処理水計約7800トンを測定用タンクに移し始めた。年内に全てを移し終える予定という。
東電によると、移送に使うホースは市販の耐圧ビニールホースを複数本つなぎ合わせた構造。漏えいを防ぐため、別のホースで外側を覆って二重化した。
1本のホースは最長10メートル。今回、保管タンクは測定用タンクのそばにあるため、移送中の1カ所のホース延長は約90メートル、もう1カ所は約150メートルで済んだ。
現場には監視員を4人配置し、30分ごとに見回りをして漏えいがないかを確認。「夜間は異常が確認しにくいため移送しない」とし、作業を昼間に限定した。
多核種除去設備(ALPS)で浄化した水は、工事で設置した配管を通って敷地内のタンクに送られる。最も離れた場所はALPSから直線距離で1キロ強。保管タンクから測定用タンクを直接結ぶ配管はない。放出が進み、より離れたタンクから移送されるようになると、仮設ホースが長くなり、漏えいリスクが増す。
東電は仮設ホースの区間を短くするため、既設配管の活用や新たな配管の設置などの検討を始めたばかり。長期間続く放出が、仮設頼みの状況を脱せるかは見通せない。(渡辺聖子)
記事の抜粋はここまで。
最初に、記事で言う。
「・・・東電は2023年度にタンク約10基分を減らせると予測していたが、それを大幅に上回っている。・・・」
と。
「・・・汚染水の発生量が想定よりも少なかったことが影響した。・・・」
と。
読売新聞によれば、
「・・・東電は今年度、約3万1200トンの処理水を4回にわけて放出する。初回は約7800トンを17日間かけて流す。処理水は1000基以上のタンクに貯蔵している。今年度の放出量は約30基分・・・」
ということは、3回の海洋放出でタンク約22基分(2万3400トン)が投棄されたことになる。
一方、東電の発表によれば、毎日発生する燃料デブリに触れた「汚染水」は、減少しているといえども、一日約100トンという。
それが、新たにタンクに溜められる。
3回の海洋放出の期間は約80日。その間に追加で溜まる汚染水は8000トン。タンク8基分に相当する。
東電発表の数字を使用しても、差し引き14基分の減量といったところが妥当。
それ以上減っているとしたら、汲み上げる「汚染水」の量を減らしたということ。
燃料デブリに触れて発生する「汚染水の量」を科学的に把握する手段は今のところない。
東電が言うところの「汚染水」の発生量は、「汲み上げた汚染水」の量でしかない。
従って、汲み上げなければ「発生する汚染水は減る」
究極の「汚染水発生防止策」と言う事か。
「汚染水」を汲み上げなくても、外部の者は誰も分からない。
同様に、ALPSが稼働していなくても、外部の者は誰も知ることができない。
記事を読んで一瞬記者の間違いだろうと思ったのだが・・・
「既設配管なし ホースとポンプを仮設」
東電によると、移送に使うホースは市販の耐圧ビニールホースを複数本つなぎ合わせた構造。漏えいを防ぐため、別のホースで外側を覆って二重化した。
1本のホースは最長10メートル。
まるで「ド素人」の仕事だ。
ホームセンターから部材を調達する私のDIYよりも怪しげではないか。
コメントにも値しない。
品質など眼中に無いといったご様子だ。
「・・・現場には監視員を4人配置し、30分ごとに見回りをして漏えいがないかを確認。・・・」
監視員はカッパを着用しているのかな。
ホースの繋ぎはボルトでしっかり固定しているのかな。
漏洩を発見したら、取りあえず汗拭きタオルで巻けとか・・・
我が家のDIYではそうするけど。
私が疑念を払拭できないのはそのことではない。
「ド素人」の作業を思わせるほどの「杜撰」な作業しかできなかった「隠された事情」があったのではないか。
タンクに溜まった「汚染水」を海洋放出すると方針を固めたときから、輸送用の配管の設置は当然検討していたはずだと思うのだが、その設置時期の予定では間に合わない事情が発生し、仮設のホースでやるしかなかったと。
8月に「汚染水の海洋放出」を始めたときから、「今すぐやらねば」というばかりの、政府の急ぎっぷりに不審を感じていたのだが・・・
結局は、設備の準備が整っていないのに「汚染水の海洋放出」を強行したということになろうか。
しかも、1200倍に薄めて、しかも、海底トンネルを通して。
それもこれも、東電の発表を信じればの話でしかないのだが。・・・目撃者はいない。
何が起こっているのか?
一番懸念されるのが「ALPSの故障」、或いは「端っからの不良の顕在化」。
或いは、
ALPSから発生する汚泥「スラリー」の保管場所の限界で、ALPSを稼働停止を余儀なくされたとか。
タンクに溜められた「汚染水」はその7〜8割が「処理途上水」という「へんてこりん」なもの。
もう一度ALPSを通さなければならない代物らしい。
ということは、タンクからALPSに移送する配管が必要になるね。
これも、市販の耐圧ビニールホースなの?
記事によれば、そのことを検討しているような様子は伺えない。
再度、ALPSに通すのは止めたということなのかな?
見せなければ、誰にも分からないし、見られなければ何も言われない、第一、あの広い海洋の海水で薄めてしまえば、証拠も残ることは無い・・・。
断っておくけど、私の疑い深さは決して生来のものではないよ。
東電がALPSのことを語らなくなった。
そこにどんな意図が隠されているのか。
まるで「推理小説」。
どうもいかん。私の疑い深さは生来のものではないのだけれども。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK292掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK292掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。