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https://jp.yna.co.kr/view/AJP20231110003800882?section=japan-relationship/index
韓国政府および韓国から派遣される専門家は、日本政府とIAEAに利用されているだけではないのか。
はた目には、まるで「ピエロ」の如し。
問題は、日本政府とIAEAにあるのだが、韓国の専門家も、「科学的手続きに従った検証」を要求しない点で、責任を果たしているとは言えない。
今回、韓国の専門家が確認したという「安全性」とは何か?。
今回、韓国の専門家が確認したという「問題がない」とはどういうことか?。
記事を読む限りにおいては、科学的批判には耐えられそうもない。
以下に記事の全文を転載する。
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は10日、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の3回目となる海洋放出について、状況を点検するため現地に派遣された韓国側の専門家が安全性に問題がないことを確認したと発表した。
国務調整室の朴購然(パク・グヨン)国務第1次長はこの日の記者会見で、国際原子力機関(IAEA)の現地事務所の視察やIAEA本部とのテレビ会議などを行った結果、1回目の放出後の施設点検で希釈設備のうち上流水槽に防水塗装が浮き上がるような現象が確認されたことについて安全性に問題がないことを改めて確認したとして、東京電力が引き続き点検を行っていると説明した。
政府によると、IAEAは汚染水を浄化する多核種除去設備(ALPS)の配管洗浄中に発生した作業員の被ばく事故に関して「ALPSの性能とは関連がなく、今後東京電力が再発防止のため作業手順を強化することを確認した」と明らかにした。
IAEAはまた、3回目の放出が正常に始まり、近隣海域のトリチウム濃度の推移などモニタリング結果を注意深く確認する予定だと言及した。
韓国側の専門家らは福島第1原発を訪れて主要施設を視察し、3回目の放出と今後の放出の準備状況などを確認した。
ynhrm@yna.co.kr
記事の転載はここまで。
記事のよれば、韓国政府が派遣した専門家の行動は、
・IAEAの現地事務所の視察やIAEA本部とのテレビ会議などを行った
というもの。
そして、その結果として、
「・・・1回目の放出後の施設点検で希釈設備のうち上流水槽に防水塗装が浮き上がるような現象が確認されたことについて安全性に問題がないことを改めて確認した。」
と言う。
現場検証などは行わず、ただ東電の報告をそのまま鵜呑みにしている様子が伺われる。
そして、
「・・・東京電力が引き続き点検を行っていると説明した。」
やはり、やっているのは東電のみ。
これでは、「監視」しているとはとても言えない。
さらに、
「・・・作業員の被ばく事故に関して「ALPSの性能とは関連がなく、今後東京電力が再発防止のため作業手順を強化することを確認した」・・・」
と、ここでも、ALPSを検証することも無く、強化された作業手順を確認するでもなく、ただ東電が「作業手順を強化する」と書いてあることを確認した、という程度のものではないか。
「「ALPSの性能とは関連がなく、・・・」と、東電もALPSの性能に注意が向かないようにしようとする、その必死な様子は隠しようもない。
これでは、「監視」しているとはとても言えない。
これでは、科学的批判には耐えられるものではない。
韓国の専門家の報告する内容の「無さ」が、IAEAが主導して行うとしている「監視」の客観性、科学性、公明性、透明性への疑念をより際立たせるものとなっている。
国際社会が、「周辺諸国などの利害関係者が十分に参加できる効果的な国際モニタリング体制の構築」の必要性を訴える所以だろう。
そして、新たに構築されるべき「国際モニタリング体制」は、単なる「監視」ではなく、十分な法的権限を与えられ、場合によっては、強制力を行使できる、「査察」の形式を持たせる必要を痛感する。
監視対象が、確信的に「不都合な真実」を隠そうとしている場合、その「不都合な真実」を「監視」で明らかにすることは不可能と言えよう。
法的権限が付与された「査察」が必要と考える理由だ。
そうなったときに、初めてALPSの性能検証も実現する。
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