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旧統一教会は現ナマ100億円を国に丸投げ…やぶれかぶれ策の背景に穏健派vs強硬派の深刻内紛
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/331713
2023/11/08 日刊ゲンダイ
言いたい放題だった旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の田中富広会長/(C)共同通信社
「苦肉の独自案」を国が受け入れると、本気で思っているのか──。
旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)日本教団の田中富広会長が7日、1年3カ月ぶりに会見を行い、元信者らへの被害補償が必要になった場合の原資として、国側に60億〜100億円を供託する意向を表明した。供託金はすべて現金で用意したという。
田中会長は会見の冒頭で一連の騒動を詫びたが、法的責任は認めず、「教団に過ちがあれば謝罪するが、現在は被害者、被害金額も不明確」とした上で、「その状況で財産保全法案が議論されるんだったら私たちは供託を捧げますから、『何かあったら、それで解決できますよ』という話です」と法案立法の必要性を否定。
「金さえ払えばいいんだろう」と言わんばかりだった。
現行法では教団が国に供託することはできないが、田中会長は「『作れ』という命令形ではありませんが、ご検討いただければ、対応する準備ができましたということをお伝えさせていただいた」と、会見を通じて国に制度設計をするよう求めた。
「100億円の現ナマを用意したんだから、特例として認め、財産保全の議論はやめろ」とは随分、乱暴なやり方ではないか。こんな小手先のパフォーマンスが世間に通用すると思っているのか。
供託申し入れの具体的な説明は一切なし
心からの「申し訳ない」という気持ちはない(元2世信者の女性が匿名出席した全国霊感商法対策弁護士連絡会の会見=2022年)/(C)日刊ゲンダイ
全国霊感商法対策弁護士連絡会の渡辺博弁護士はこう指摘する。
「法律上そんなことはできず、国側も応じないと分かっていながら、言い出したこと自体、理解に苦しみます。解散命令請求について裁判所の結論を有利に進める狙いと、財産保全の法律制定を牽制する思惑のほか、世間や信者からの心証を少しでも良くしようと思っていることぐらいしか、考えられません」
田中会長は会見で自身の進退について問われると、「(安倍元首相)銃撃事件から役員会のテーブルに何回かのせた。次世代に引き継ぐ機は熟してきている」として、役員会に委ねる考えを示したが、教団内部ではこれまでも会長や総会長の責任を追及する声が上がったという。それでも辞任に至らない背景には、教団内の穏健派と強硬派の対立構造があるという。
「田中会長と日本法人を実質的に支配している方相逸(バン・サンイル)総会長はすでに韓鶴子総裁に辞任の意向を伝え、了解を得ているそうです。今後は韓国人が牛耳る総会長制をやめて、名前だけでも消して韓国色を薄めようとしている。なのに2人がなかなか辞めないのは『今、辞めると教団の非を認めることになる』と表明に反対する強硬派がいるから。
そもそも『日本は韓国に貢ぐことが使命』というのが教団の教義ですから、韓国への送金問題も混乱を招く原因となっているようです。供託の意向を表明したのも日本人信者たちの手前、黙っているわけにもいかず、やっている感というか、何らかのアドバルーンを揚げざるを得なかったのではないか」(渡辺博弁護士)
1時間半以上に及ぶ会見では、いつ誰がどうやって国側に供託を申し入れるのか、具体的な説明は一切なかった。
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