http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/257.html
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/286543?rct=national
IAEAの調査団は今月24〜27日、日本を訪問し、福島第1原発の処理水海洋放出後では初めて「検証」作業を行った。・・・そうだ
その間に、ALPS周辺の作業中に配管が外れて、作業者が被ばくするという事故が起こっている。
しかも、検証作業をしている調査団の目と鼻の先で・・・。
報道されている事故の状況を見れば、「技術的」には、極めてお粗末というしかない。
IAEAは4日間で何を検証したのだろうか。
検証期間が終わった翌日、IAEAはそのホームページで「・・・技術的な懸念はない」とする見解を示した。・・・と報じられている。
IAEAを弁護するわけではないが、これなどは、被ばく事故など想定していない、事前に作られた「見解の原稿」をそのままアップしてしまったといったところではないか。
以下に記事の全文を転載する。
国際原子力機関(IAEA)は28日までに、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出後では初めて日本で行った検証作業に関し「放出は計画通りに進んでおり、技術的な懸念はない」とする見解を示した。来日した調査団には放出に反発する中国の専門家も参加しており、年内に正式な検証結果をまとめる。
見解はIAEAのホームページに掲載した。IAEAの調査団は今月24〜27日、東電と技術的な協議を行い、放出データや設備の運用実績を確認。経済産業省や原子力規制庁の関係者とも会談した。福島第1原発では、処理水タンクや異常時の緊急遮断弁のほか、設備の制御室、放射線監視装置などを視察した。
記事の転載はここまで。
IAEAは4日間で何を検証したのだろうか。
記事によれば、
「・・・東電と技術的な協議を行い、放出データや設備の運用実績を確認。経済産業省や原子力規制庁の関係者とも会談した。福島第1原発では、処理水タンクや異常時の緊急遮断弁のほか、設備の制御室、放射線監視装置などを視察した。」
とある。
「技術的な要」と位置付けられている「ALPS」に対しては、今回も、検証は勿論、視察すらもしていないようだ。
そのALPS周辺で被ばく事故は起きた。
処理水タンクの視察の様子を映した写真によれば、調査団の人たちは、東電の担当者の説明にメモを取る風でもなく、中庭で遊ぶ幼稚園児を眺めている園長先生の様に手を後ろに組んで、巨大なタンクを見上げているだけの様に見える。
ただ、担当者の説明を聞くだけで、設備を外から見学するだけで、「技術的な懸念の有無」を判断など出来ようか。
少なくとも、「検証」と言うならば、科学的手続きに基づいたものでなければならない。
国際社会を代表して「汚染水」の最後の一滴まで「安全を監視」すると豪語する以上は、その監視行動と報告は、科学的批判に耐えられるものでなければ意味がない。
国際社会が懸念しているものは、「テクノロジー」ではなく「サイエンス」なのだから。
IAEAの調査団が、目の前で起きた被ばく事故に対してコメントを残したのか、残さなかったのか、記事では触れていない。
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