http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/238.html
Tweet |
変化の流れ、車の両輪…岸田首相が所信表明で“お気に入りフレーズ”連発に透けるプライド
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/331071
2023/10/25 日刊ゲンダイ
薄ら笑いで…(所信演説をする岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ
「変化の流れを掴み取る」「明日は今日より良くなる」──。岸田首相が23日の所信表明演説で連発した、お気に入りのフレーズだ。具体性に乏しい抽象的な言い回しを好むあたり、「軽薄メガネ」のそしりは免れない。
岸田首相は所信で「変化の流れ」を13回使用。9月の内閣改造後に好んで使っている「明日は今日より良くなる」は、演説の最終盤に連発した。こうも大仰な言葉を使うのはなぜなのか。明大講師の関修氏(心理学)がこう言う。
「良くも悪くも、岸田さんは個性やアクがなく、一国の首相としては存在感に乏しい。誰が言っても代わり映えのない言葉を使うよりも、お気に入りのフレーズを繰り返し用いて、国民に『これが岸田だ』という印象を与えたいのではないでしょうか。一方、ヤユする『増税メガネ』は受け入れられない。そんなプライドの高さも感じます。あくまでもポジティブに評価して欲しくて、『明日は今日より良くなる』など前向きなフレーズを並べているのでしょうが、聞く側の評価とのギャップがあり、むしろポジティブな言葉は浮いているように思います」
岸田首相が繰り返すお気に入りフレーズは他にもある。所信表明でも使った「車の両輪」だ。
岸田首相は所信で「変革を力強く進める『供給力の強化』と、物価高を乗り越える『国民への還元』」を挙げ、「この2つを『車の両輪』として総合経済対策を取りまとめ、実行してまいります」と強調。首相に就任してから、コトあるごとに「車の両輪」を持ち出している。
「新しい資本主義を実現していく『車の両輪』は、成長戦略と分配戦略です」(2021年10月8日所信表明)
「(次元の異なる少子化対策の実現にあたり)経済成長実現と少子化対策を『車の両輪』とした大きなパッケージをお示しし……」(今年6月13日総理会見)
「次元の異なる少子化対策とデジタル社会の改革を『両輪』に社会を変革していく」(今年7月22日令和臨調)
「両輪」と言わなければ気が済まないのか、しつこいぐらいに多用しているが、「成長戦略」も「分配戦略」も「経済成長実現」も「少子化対策」も「デジタル社会の改革」も何一つとして達成できていない。両輪どころか片方すら動いていない。
いつになったら、国民の心に響く言葉を発するのか。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK292掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK292掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。