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コロコロ変わる岸田首相の「一丁目一番地」…発足時「新しい資本主義」で今度は「経済」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/331003
2023/10/23 日刊ゲンダイ
「一丁目一番地は経済だ」と声を張り上げたが…(衆院本会議で所信表明をおこなう岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ
なぜ薄ら笑いを浮かべていたのか。そう思った視聴者は少なくなかったのではないか。23日に召集された臨時国会で、所信表明演説を行った岸田文雄首相(66)のことだ。
この日の演説で、岸田首相は、自身の頭にあるのは「変化の流れを掴み取る」ことの一点だ、と強調。そして、変化の流れを掴み取るための「一丁目一番地は経済だ」と声を張り上げていた。
資源高と物価高のダブルパンチで、庶民の実質賃金は17カ月連続で前年同月比マイナス。こんな厳しい状態では、岸田首相が多用する「明日は今日よりも(暮らしが)良くなる」と本気で思っている国民はほぼ皆無だろう。
岸田首相が所信表明演説で「経済」を連呼し、立て直しに力を入れる姿勢を示したのは当然なのだが、よく分からないのは、岸田政権が訴えている「一丁目一番地」の中身は一体何なのか、ということだ。
今や若者世代がほとんど使わず、「おじさんのビジネス用語」とも呼ばれる「一丁目一番地」。政界用語では「最重要課題、政策」の意味を表す。
岸田政権が優先的に力を入れて取り組む課題、政策を国民にアピールしているはずなのだが、そもそも岸田政権発足時の「一丁目一番地」は「新しい資本主義」だった。それがなぜ、今回は「経済」という言葉になったのか、それとも「新しい資本主義」の延長が「経済」なのかが、よく分からない。
スローガンを次々と変えたのは安倍政権だったが…
ちなみに岸田首相は4月末に開かれた「第2回こども未来戦略会議」でも、「若者・子育て世代の所得を増やすための一丁目一番地は、構造的な賃上げの実現」と発言している。
この時も、SNS上では《構造的な賃上げを実現するための具体策は?一丁目一番地なら早くやってよ》《「一丁目一番地」はもう分かったから、具体策に取り組んで。これでは中身が分からない》といった声が出ていた。
「女性活躍」「地方創生」「1億総活躍」「働き方改革」「人生100年時代構想」──。スローガンを次々と変えては「やっている感」を打ち出していたのは安倍政権だった。安倍首相は総理在任中の7年8カ月間、毎年のように政策の「看板」を掛け替え、「懸命に取り組む姿勢」を国民にアピールしていたが、岸田首相の場合、「看板」は同じように見えつつも中身が変わったのか。はたまた、「看板は同じまま開店休業」状態なのかがハッキリしない。
《橋本内閣の「一丁目一番地」は「行政改革」、小泉内閣の「一丁目一番地」は「郵政民営化」だった。岸田さんの「一丁目一番地」は「退陣」でいいな》
《岸田政権の「一丁目一番地」って何。放置する優先度か?真っ先に取り組んだ防衛費増なんて、「百丁目百番地」だったと思うが》
SNS上の反応を見る限り、政権支持率が回復しないのも当然だろう。
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