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https://www.yomiuri.co.jp/national/20231011-OYT1T50211/
今また「原発の安全神話」が息を吹き返し、日本を危険にさらしている。
言っていることは、「群盲像を評す」がごとしか、それ以下。
決定的に欠けているのは「想像力」と「倫理観」。
以下に短い記事の全文を転載する。
東京電力福島第一原子力発電所1号機の原子炉本体(原子炉圧力容器)を支える円筒形の土台に損傷が見つかったことについて、原子力規制委員会は11日の定例会合で、「安全上大きな問題はない」とする見解を明らかにした。
土台は高さ約8・5メートル、内径約5メートルの鉄筋コンクリート製で「ペデスタル」と呼ばれる。今年3月の調査で、床から高さ約1〜1・3メートルまでの内壁下部のコンクリートが全周にわたってなくなり、鉄筋が露出していることが判明している。
規制委の会合では、事務局の原子力規制庁が、大地震が起きた場合の想定について報告した。原子炉圧力容器など計約2000トンが一体となって、原子炉建屋の内壁(約2メートル)にぶつかった場合の試算結果では、壊れる壁の厚さは最大でも約1・18メートルにとどまった。建屋に穴が開いて放射性物質が大量に飛散する可能性は低いという。
規制委の山中伸介委員長は記者会見で、東電に対して原子炉建屋の上部に地震計を設置することを求め、さらに詳しく解析する考えを示した。
記事の転載はここまで。
「・・・今年3月の調査で、床から高さ約1〜1・3メートルまでの内壁下部のコンクリートが全周にわたってなくなり、鉄筋が露出していることが判明している。・・・」
ようやく掴んだ「安全を脅かす」新たな不都合な事実。
折角手にした情報、他も押して知るべしではないか。
そして、コンクリートは変質し、崩れ落ちていく範囲広がっていくのではないか。
廃炉までの50年、100年のレンジで考えれば、むき出しの鉄筋は当然錆て脆くなる。
学校で教えられた構造力学も材料力学も通用しない「カオス」の世界がそこにある。
大地震が起きなくとも、2000トンの重さを支えられない危険を想定するのが科学者であり、専門家の責務ではないのか。
規制委の会合で報告されたのは、たとえ原子炉圧力容器などが倒れても、原子炉建屋は壊れません、ということだったらしい。
検討したのはそこかい!。
それは、危険であることを承知しつつ放置するということだね。
燃料デブリを冷やすための水を運んでいるパイプは折れてしまって、冷却水は止まってしまうのではないかと・・・素人は心配するのだが。
「・・・建屋に穴が開いて放射性物質が大量に飛散する可能性は低いという。・・・」
大量に飛散する可能性は低いけど、「可能性はある」と。
可能性があったら拙いんじゃね。
拙いなら「対策」するんじゃね・・・普通は。
それで対策が「原子炉建屋の上部に地震計を設置」?
何のオマジナイなのか。
その対策で、放射能が飛散する可能性は無くなるんだね。
燃料デブリを冷却できなくなる危険は解消するんだね。
ならいいよ。
しかし、
倒れる危険があると分かったら、倒れないように「対策」するんじゃね・・・普通は。
ねぇ〜。
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