http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/740.html
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https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230911002600882?section=japan-relationship/index
9月11日の記事だが、今や海外の記事の方が何となく「信頼」できると感じてしまうのはどうしてだろうか。
日本国内の様に、「汚染水」のことを「処理水」と言え、と強要される雰囲気がないからだろうか。
それだけではないと思うが、一つの大きな要因であることは、当の本人が言うのだから間違いはない。
(これでも結構息苦しい思いを感じながら書いている)
韓国では、これまで、そして未だに、正式呼称は「汚染水」だ。
科学に立脚した正しい捉え方が、今のところは徹底している。
理性的とも言えよう。
それに比べて日本は如何か・・・。
極々一部のメディアを除き、「汚染水」という文字、言葉がいつの間にか消えた。
しかし、「汚染された」水が無くなったとは寡聞にして存じ上げない。
日本政府は、韓国政府に厳重に抗議し、撤回を求め、謝罪を要求したうえで、「処理水」と表現するように強要しないのだろうか。
日本のメディアも、ここはひとつ、広く論陣を張って「政府ヨイショ」を競うところではないのか。
中国に対しての対応と比較すれば、誰の目にも一貫性に欠けると映るだろう。
それでいいのか・・・日本。アチャチャ。
以下に記事の全文を転載する。
【ソウル聯合ニュース】韓国国務調整室の朴購然(パク・グヨン)第1次長は11日の定例記者会見で、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出に関し「きょう(海への)移送設備の内部に残った汚染水の洗浄作業を終えれば1回目の放出が終了する」と述べた。前日午後2時から3時までの間に汚染水の移送ポンプの作動が停止したことを確認したという。
汚染水の海洋放出は先月24日に始まった。朴氏によると、7763立方メートル(776万3000リットル)が放出され、これに含まれた放射性物質トリチウムの総量は1兆2440億ベクレルだった。緊急遮断弁が作動したり手動停止したりするなどの異常はなかった。
また「原発から10キロ内の14地点で採取された(海水)サンプルを分析した結果、トリチウム濃度は放出停止を判断する基準よりはるかに低い水準であることを確認した」と説明した。
同氏は2回目の放出開始時期は未定としながら、情報が入り次第、会見を通じて伝えると述べた。
先月下旬の放出開始に合わせ、韓国政府は放出プロセスを点検するための専門家を福島第1原発内の国際原子力機関(IAEA)事務所に派遣した。朴氏はこれら韓国の専門家が9月8日までの約2週間現地に滞在し、IAEAと密度の高い会議を重ねたと説明。その際、IAEAが東京電力とは別途に海水配管ヘッダーや同原発近くの海域などでサンプルを採取し、核種の濃度を独自に分析するということを確認したという。
専門家の次回の訪問日程と訪問先は現在調整中だ。
一方、「汚染水」という呼び方の変更についてはまだ決まっていないとし、「利害関係者らの意見を確認する過程を経ている」と述べた。
mgk1202@yna.co.kr
記事の転載はここまで。
記事によれば、
「・・・7763立方メートル(776万3000リットル)が放出され、これに含まれた放射性物質トリチウムの総量は1兆2440億ベクレルだった。・・・」
という。
単純計算では、1リットル当たりに換算すると、16万ベクレル。
政府方針の基準では、放出できるトリチウム濃度は同1500ベクレル以下。
東電は「汚染水」を何倍に海水で薄めて、その後海底トンネルを通して海洋に放出したのだろうか。
8月24日の朝日新聞(下記URL)によれば、
https://www.asahi.com/articles/ASR8S3DMKR8RULBH00J.html
・・・東電は24日午前、海水で薄めた処理水を分析した結果、トリチウムの濃度は、計画の基準1リットルあたり1500ベクレル(国の放出基準の40分の1)を下回ったと発表した。・・・
東電は、22日午前の政府の関係閣僚会議での正式決定を受けて放出の準備を開始。タンクの水を約1200倍の海水で希釈した処理水を22日夜に採取し、トリチウム濃度を調べていた。
と報じている。
夜に採取とは・・・。暗がりでご苦労なことだと、思わず笑ってしまうが、
1200倍か・・・。(ん〜、納得。人目をはばかる心情は「理解」)
トリチウム濃度だけを基準値以下に薄めるには120倍の希釈でお釣りが出るはずだが。・・・桁が一つ違う。
1200倍に希釈しなければならなかった理由は何か。
「トリチウム以外の核種の濃度が高すぎた」からだと考えるしかないのではないか。
これからは、「1万倍以上に希釈」の報道が聞かれるかもしれない。
いや、何倍に希釈したかについては「沈黙」することになりそうだ。・・・いわゆる「隠蔽」というやつ。
「薄め液」としての海水は目の前の「海洋」に有り余っている。
しかも、「ただ」と聞けば、お安い御用、何倍にでも薄めて差し上げよう・・・だろう。
まるで、下手な田舎芝居を見せられているような気分。
目の前の「海洋」から汲み上げた「大量の海水」で希釈して、その「汚染水」の放出先が、目の前の「海洋」だと・・・。
その「壮大な海洋」の海水を汲み上げて、1リットルあたり10ベクレル以下でした、と報告されても・・・???の気分。
全てが「壮大な無駄」でしかない。
聯合ニュースの記事によれば、IAEA主導の監視では、トリチウム以外の核種については監視対象ではないような印象を受ける。
それじゃダメでしょ・・・日本。
日本政府も東電も、トリチウム以外の核種については、ある時期から「基準値以下になるまで繰り返し浄化処理をする」としか言わなくなった。
物事には、「駄目なものは何回繰り返しても駄目」ということもある。
むしろ、そういう場合の方が多い。
IAEAは「ALPSの性能を一度たりとも検証したことがない」ことになっているが、「匙を投げた」んじゃないか。
それじゃ駄目だろ・・・日本。
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