http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/719.html
Tweet |
https://news.ntv.co.jp/category/international/647417119a834de9a1ff182dd26c3d31
IAEAの定例理事会で日本側が改めて福島第一原発の処理水の放出について、安全性などを説明したそうだ。
どんな説明をしたのだろうか。興味をひかれる。
「IAEAの包括報告書における評価にも言及しつつ・・・」、ALPS処理水を海水で100倍以上に希釈した上で、人目に触れないようにして海底トンネルを通して海洋に放出したことで、モニタリングの結果も予定通り上々だと・・・。
でも報告したか?
「薄め液」としての海洋の効果は予想通りで、全ての犯罪を隠蔽しても「お釣り」がくると・・・。
説明を受けたIAEA理事会・・・。
そのIAEAの包括報告書には、
「・・・海洋放出の方針を「推奨するものでも承認するものでもない」・・・」
と書かれてあり、
それだけではなく、
「・・・IAEAとその加盟国は、この報告書の利用によって引き起こされるいかなる結果に対しても責任を負わない。・・・」
とも書かれている。
日本側の説明がどのようなものであれ、モニタリング結果がどうあれ、海洋の放射能汚染は確実に進行したという事実までは、隠蔽できない。
その結果は、「汚染水」の海洋放出による「海洋の放射能汚染」の責任は、ひとり日本が、そして嫌でも日本国民が負うことになる。
以下記事の全文。
IAEA=国際原子力機関は11日、定例の理事会を開きました。日本側が福島第一原発の処理水の放出について改めて説明したのに対し、中国側が「近隣諸国と協議せずに一方的に決めて放出している」などと非難して、日中の応酬が繰り広げられました。
11日に、オーストリアのウィーンで開かれたIAEAの定例理事会では、日本側が改めて福島第一原発の処理水の放出について、安全性などを説明しました。
会議に参加していた関係者によりますと、これに対して、中国側が反発し、「日本は海に流す以外の選択肢があったにもかかわらず、それを選ばなかった。日本が近隣諸国と協議をせずに一方的に決めて放出している」「IAEAは日本が提供したデータをもとに検証している」などと非難しました。
これに日本側が「IAEAだけでなく、第三者の研究所も使って検証している。中国の行動はIAEAの権威を弱めるものだ」などと反論し、その後も日中の代表による応酬が繰り広げられました。
一方、会議では、欧米だけでなく、いわゆる「グローバルサウス」側から日本の取り組みを評価する発言があったほか、ロシア側からは、「加盟国は懸念を表明する権利がある。国際的な透明性が重要だ」などと、中国側を擁護する発言があったということです。
記事は以上。
中国側は当然のように、「近隣諸国と協議せずに一方的に決めて放出している」などと非難。
これに対して、日本側が反論した形跡は伺ええない。
中国側は、事実を言っているのだから、反論のしようは無い。
少し前になるが、IAEAのグロッシ事務局長は韓国での野党との会合で、汚染水の長期保管などの代替案が検討されなかった理由について、「IAEAの検討は日本が選択したALPSによる処理方法が国際安全基準に符合するかどうかを評価することに焦点を合わせている」とし、「他の潜在的方法の妥当性は評価しない」と述べた。
グロッシ氏はまた、「日本政府が海洋放出に関する国際安全基準が適用されるか検討してほしいと要請してきたのは日本政府が海洋放出を決めた後だった」と説明した。
この「グロッシ氏の発言」から知ることが出来ることは、日本の「汚染水の海洋放出」の決定は、IAEAはおろか、「近隣諸国と協議せずに一方的に決めた」という事であり、さらに、IAEAの包括報告書が出てからも「近隣諸国と協議せずに一方的に」放出を開始したことは、日本国民が目にしている通りだ。
そして、汚染水に関して、「関係者の理解なしにいかなる処分も行わない。」
と約束していた、そのことも当然のように「守られていない。」
日本政府は、一方的に、そして人目につかないように海底トンネルを通して、「汚染水」の海洋への放出を始めた。
その日は2023年8月24日、凶時。・・・「汚された海」の日。
嗚呼・・・。「やっちまったな!」
さらに日テレNEWSは
中国側は「IAEAは日本が提供したデータをもとに検証している」などと非難しました。
と報じている。
このことは、IAEAのかかわり方が、「科学的ではない」と指摘していることになる。
日本政府や東電が「言うこと」も、「公表するデータ」も信用できないという現状を横に置いたとしても、IAEAが「科学的に」検証しようとすれば、自らの手で、「汚染水」を評価の標本として「科学的手法で採取」し、評価、検証するのでなければ、科学で一番重視されるべき「再現性」が担保されていないことは明らかだろう。
対して、日本側が、
「IAEAだけでなく、第三者の研究所も使って検証している。・・・」
と反論しているようだが、「だから〜、そのデータは東電から提出されたものだろう〜。」との中国側の批判に対しては、何の反論にもなっていない。
中国側の「科学的ではない」との主張を認めたに等しい。
さらに、韓国の野党との会合でグロッシ氏は言っている。
「IAEAはこの決定の非技術的側面について言及し分析する必要はない」
と。
IAEAは、「テクノロジー」面での安全性だけを分析してきたと、明言したことになる。
「テクノロジー」と「サイエンス」
今、焦点が当てられているのは、「サイエンス」ではなかったのか。
グロッシ氏の発言を聞けば、なるほど、包括報告書に、
「・・・海洋放出の方針を「推奨するものでも承認するものでもない」・・・」
「・・・IAEAとその加盟国は、この報告書の利用によって引き起こされるいかなる結果に対しても責任を負わない。・・・」
と書きたくなるわけだ。
それにしても、どうして日本政府は「近隣諸国と協議」しないのだろうか。
韓国政府は、
「汚染水放出問題が(廃棄物などの海洋投棄を禁じる)ロンドン条約とロンドン議定書の枠組み内で議論され、海洋環境保全の面から十分な情報共有が行われるべきだというのが政府の立場だ」
と言う。
対する日本政府は、
「原発汚染水の放出は海洋投棄には当たらないため、ロンドン条約・議定書の枠組みで議論する事項ではないとの立場を貫いている。」
らしい。
真実に背を向けた「強弁」でしかない。
どうして日本政府は、他国に「支持」を求める暇がありながら、最も利害関係者であるはずの「近隣諸国」と協議が出来ないのだろうか。
「処理水」の嘘が、明かにされることを恐れているのだろう。
「汚染水」と「処理水」・・・真実は一つしか無い。
近い将来のスクープ記事のタイトルは、
「暴かれた「処理水」の嘘・・・人類史上経験したことも無い「放射能汚染水」だった。」
かな?
しかし、今や、そんなスクープを待っていられないほどの「焦眉の急」。
「汚染水の海洋放出、絶対反対!」
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK291掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK291掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。