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創価学会の理事長・顧問弁護士が告発「創価学会は盗聴器の製造、見張り、尾行やそのためのアジトの運営等を命じた」
「月刊ペン」事件 埋もれていた真実 創価学会 理事長 顧問弁護士 山崎正友(著) 第三書館
(前略)
広野輝夫は盗聴器等の機械の製造と使用管理部門の中心者であり、河上覃雄(のちに公明党代議士)、岩佐俊典らは、山崎正友が手なずけた造反グループや、敵対勢力に送り込んだ情報員の管理と、“見張り”“尾行” やそのためのアジトの運営等を手がけている。
このメンバーが集まれば、山崎正友配下の「SCIA」と呼ばれる情報師団のすべてが動かせる。その資金は、北条浩がいろいろな方法でひねり出した資金を山崎正友経由で各部門に配布する
(中略)
Z会は、その存在を知る幹部は本部内でも十名に満たず、厳重な、秘密のヴェールにつつまれている。それは敵対勢力や造反者対策、情報や謀略、マスコミ戦略を行う、文字どおり最高秘密会で、極めて戦闘的なことがらを司る機関であり、宗教団体にはおよそ似つかわしくない、生臭いものであった。主宰者の、海軍将校の経歴をもつ北条浩が、海戦の合図である“Z旗”にちなんでZ会と名づけた。
ちなみに秘密会に暗号のような名前をつけたのは池田大作流で、たとえば検事グループに“自然友の会”、外交官グループに“大鳳会”と名づけてカモフラージュをはかっているのである。
(中略)
“SCIA” と呼ばれる創価学会の秘密情報機関は、彼の支配下にある。そのなかで、マスコミ界に、フリージャナリストとして送り込んである山下正信と、宗教の業界誌「宗教放送」の編集室に大山正というペンネームで送り込んである北林芳典に、とりあえず「月刊ペン」社と隈部の調査を命じた。
(中略)
裁判所や検事に根回しし、警視庁に圧力を掛け、笹川良一氏、陽平氏父子に頼んで、「月刊ペン」社社長と弁護士の懐柔工作を行い、二千万円を相手側に支払って、池田大作を証人出廷させないまま、隈部大蔵に有罪判決が下るよう司法を曲げる作業の中心者として働いたのだ。
もちろん池田大作の厳命によるものである。
(中略)
池田大作氏の女性スキャンダルについて隈部大蔵氏及び隈部氏の情報源となった人物が、当時どの程度の確認を得ていたかについては、私は正確に知るところではありません。しかし赤坂の芸者云々をのぞく、創価学会女性幹部との関係については私の知る限りでも真実であります。私が直接見聞したわけではないが、女性の肉親その他の関係者の証言、池田氏の側近幹部の日頃の会話や池田氏自身の行動等を照合して弁護士という職業の経験からも、事実であると断定できる程度のことを知っております。私はこのことについて、いつでも証言する用意があります。池田氏の女性関係が事実であることについては、今年六月初めに公表された内藤国夫氏のレポートについて、池田氏らがついに名誉毀損罪による告訴という手続きをとらなかったことからも裏付けられます。
池田氏は、私達内部の幹部の証言がこわいのであります。私も本来女性問題等については、たとえ公的地位にある人達のことであっても、軽々と暴露すべきではないと考えております。しかし宗教上の指導者として、国民の倫理の基礎となるべき立場の人が宗教上の立場を利用して、極めて不倫な形で多数の女性と関係をたもつということは、公共の利益をいちじるしくそこなう行為として糾弾されなくてはならないと考えます。ましてその人物が、現代の仏陀として、なおかつ日本国の支配者として、君臨しようとの野望をもち、みずから聖者として、社会に宣伝しつづける現状においては、なおさら、こうした問題は、公共性を持つと思うのであります。
また、目に余る反社会的体質をおおいかくし、極端な美辞麗句で身をかざろうとしている人物については、やゆや嘲笑的な筆法もある程度は許されるのではないでしょうか。
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