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マイナ保険証の削減コスト消失…それどころか5億円増!岸田首相“お手盛り説明”いよいよ怪しく
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/328453
2023/09/02 日刊ゲンダイ
集中企画・マイナ狂騒(45)
「発行コスト、事務負担は減少」と断言していたが…(マイナ保険証について会見する岸田首相=8月4日)/(C)共同通信社
「従来の健康保険証に比べ、発行コストあるいは保険者の事務負担は減少する」「これは当然のことだと思っています」
マイナ保険証のメリットについて、8月4日の総理会見でそう断言していた岸田首相。コスト削減をうたった強気発言の雲行きが怪しくなってきた。
問題は、来秋に予定されている健康保険証の廃止に伴い、厚労省がマイナ保険証の所有者に送付するとしている「資格情報のお知らせ」だ。「お知らせ」はマイナ非対応の医療機関での保険診療に必要で、今のところ紙ベースでの送付が想定されている。
厚労省は「お知らせ」を1枚10円と仮定して保険証廃止に伴う削減コストを試算。マイナ保険証の利用登録率が現状の52%のままで推移した場合、最大82億円のコスト削減効果があると結論付けた。24日の社会保障審議会医療保険部会で示した。
これに対し、立憲民主党は31日の国対ヒアリングで独自試算を公表。「お知らせ」の形式について、厚労省が「マイナ保険証と一体で携帯すること」を想定しているため、「お知らせ」が紙ではなく、プラスチック製の健康保険証と同じようなカードで配られると仮定した。
その分、立憲試算によると利用登録率が52%でも、約87.6億円のコスト増が見込まれる。厚労省試算がはじき出した「コスト削減効果」は消失、むしろ差し引き約5億円増だ。
「カード2枚持ち」の可能性も浮上
削減どころか利用登録率が52%でも、約87.6億円のコスト増(山井和則衆院議員=右端、立憲民主党「マイナ保険証」に関する国対ヒアリングで)/(C)日刊ゲンダイ
ヒアリングで山井和則衆院議員が「(お知らせは)10円の紙なのか、携帯するためにカードにする可能性があるのか」と問うと、厚労省の担当者は「携帯しやすいということであれば、利便性も(検討の)要素に入る」と、カード形式を否定しなかった。
山井氏が改めてこう言う。
「携帯するならカードが理にかなっていますし、カードなら紙より高くつくでしょう。岸田総理は保険証廃止に伴い『コスト減は当然』と説明しましたが、本当にそうなのでしょうか。当該発言があった4日の総理会見の後、『お知らせ』がマイナ保険証の保有者に配られる方針が明らかになりました。総理は会見の時、『お知らせ』の存在を知らなかったのかもしれませんが、今になってマイナ保険証と『お知らせ』の“2枚持ち”が浮上しています。総理は国民にカード2枚持ちになる可能性を説明し、『コスト減』の発言について修正すべきだと思います」
コスト削減効果はなく、カードが2枚に増える──。保険証廃止を撤回すれば、こんなバカげた問題も万事解決である。
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