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処理水海洋放出の翌日から上海滞在…記者が聞いた現地の本音と相次ぐ日本への嫌がらせ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/328262
2023/08/29 日刊ゲンダイ
上海虹橋駅の構内(C)日刊ゲンダイ
「ショリスイ」「バカ」「シネ」
福島第1原発処理水の海洋放出が始まった今月24日以降、日本国内の飲食店や自治体、学校などに、中国の国際電話の国番号「86」からこんなカタコトの迷惑電話や抗議電話が相次いでいる。内容は「汚染水をなぜ流すのか」といったもので、中には1000件を超える電話が殺到したところも。ネット上では海洋に放出した液体により、海水が黒っぽい色に変わったフェイク動画までアップされている。
中国では、化粧品など日本製品の不買の動きや、訪日旅行のキャンセルが次々発生するなど、反日感情が拡大。日本人学校に、石や卵が投げつけられる事態も起こっている。
外務省はこれらの事態を受け、在留邦人や日本の公館の安全確保に万全を期すよう中国政府に要求し、中国国民に冷静な行動を呼びかけるよう強く求めた。中国への渡航や滞在を予定する法人に対し、不用意に大きな声で日本語を話さず、処理水放出に対する抗議活動に遭遇しても、近づいたり、スマホで撮影しないなど、慎重な行動を取るよう求めている。
「中国政府は今月、日本への団体旅行を約3年半ぶりに解禁したばかりです。ようやく日本をまた訪問できると思っていた中国人も多く、インバウンドが本格復活することが期待された矢先のことだったので、観光業などはガッカリです。ただフェイク画像をうのみにし、それを真実だと受け止めている中国人も少なくなく、正確な情報がまだ国民まで伝わっていません」(現地在住者)
中国国内の不穏なムードが日本に伝わる中、日刊ゲンダイ記者は処理水放出の翌25日から3日間、上海市と、その西方160キロに位置する常州市に滞在した。
市内は平穏なムードも…
上海市の地下鉄で(C)日刊ゲンダイ
地元の中国人と交流したが、この話題が上ることもなく、至って普段と変わらない雰囲気。市内を歩きながら日本語で話していても、通りがかりの中国人に何か言われるなど、身の危険を感じたり、トラブルに巻き込まれたりすることもなく、この問題に関する騒動や抗議活動を見ることもなかった。
表立って反日感情をブツけられることはなかったが、現地の人々は放出問題について、正直、どう思っているのだろうか。現地で知り合った上海在住の27歳女性に話を聞いた。
「汚染水の排水に関しては、人道的にも義務に違反しているのでひどい行為だと思います。中立的な立場の私は微妙ですが友人は『恥ずかしいと思わないのか。日本人は大嫌いだ』と激怒していました。日本国内で嫌がらせの電話が相次いでいることについて? 日本人の中でも海洋放出に反対する人がいるわけですから、そういうことがあるのは当然だと思います」
迷惑電話をかける“暴徒”はひと握りとはいえ、海洋放出はおおむね、否定的に捉えられているようだ。
日本は中国に理解を求め、中国外務省は「汚染水の海洋放出を直ちにやめるべきだ」と、お互いの主張は平行線。国だけでなく、両国民の関係もしばらくギクシャクするのは間違いない。
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