http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/487.html
Tweet |
安倍派で深まる混迷…森喜朗氏のシナリオ通り「塩谷座」旗揚げで“内ゲバ”は第2ラウンド突入
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/327730
2023/08/18 日刊ゲンダイ
週末の派閥研修会は大荒れになるか?(安倍派「清和政策研究会」の派閥総会=17日)/(C)日刊ゲンダイ
自民党最大派閥の安倍派(清和会)の混迷が深まっている。
領袖だった安倍元首相の鬼籍入りから400日超となる中、17日の派閥総会でわずかな衣替えが決まった。当初は会長狙いだった最長老格の塩谷立会長代理が事実上の代表となる「座長」に就く案を提案し、全会一致で了承。
新たな意思決定機関として「常任幹事会」を設置し、集団指導体制に移行することも決まった。塩谷氏の求め通りメンバー選びは一任することとなり、OBの森喜朗元首相がひいきにする「5人衆」らを選任する流れだ。古だぬきのシナリオ通りの展開に若手の不満が噴出。新たな火種がくすぶっている。
総会後、報道陣にマイクを向けられた塩谷氏は「大変な重責を新たに担った。(常任幹事会のメンツは)閣僚経験者を中心に選任したい」と言っていたが、顔ぶれはほぼ決まっている。「5人衆」の萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、西村康稔経産相、高木毅国対委員長は既定路線で、森氏が蛇蝎のごとく嫌う下村博文会長代理はパージされる見通しだ。
広がる「アンチ森喜朗」
“座長でいい”と譲らなかった塩谷立会長代理(C)日刊ゲンダイ
「今回の総会でも『新会長を選ぶべきだ』との意見が複数上がりましたが、森さんの威光を笠に着た『5人衆』と塩谷さんの間で話がついていた。塩谷さんが『座長でいい』と譲らないので、それで決着。『塩谷座』の旗揚げですよ。塩谷さんは会長ではないから、派閥の名称は『塩谷派』にはなりません」(安倍派中堅議員)
「下村総裁候補」の浮上も?
キングメーカー気取りの森氏は地元紙の北國新聞(7日付)で「塩谷さんを座長か代表かにするのはそういう連中(下村氏や衛藤征士郎元衆院副議長)から切り離す狙いもある」とエラソーに語り、「ただし、いつかは5人衆の誰かが会長にならなければいけない」と注文を付けていた。つまるところ、塩谷氏はワンポイントリリーフでもないのだから情けない。総会で発言する塩谷氏に対し、世耕がチンパンジーのような大ぶり拍手を送っていたのが象徴的だ。
「森氏は元総理とはいえ、10年以上も前にバッジを外した人。若手の間では、派閥運営にいつまでも口を出すのはおかしいと反発が強まっています。台頭する『5人衆』への反動で同情票を集めた塩谷氏は結局、あちら側に取り込まれた。会長不在でずるずる行くのなら、来年秋の党総裁選に下村氏を担ぐ動きが出てくるかもしれません。それほど、アンチ森は広がっています」(自民党関係者)
古だぬきが幅を利かせる限り、いさかいの種は尽きない。内ゲバ第2ラウンド突入で、安倍派の斜陽化は止まらなそうだ。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK291掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK291掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。