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“弱り目”木原官房副長官vs“落ち目”河野大臣の蠢く暗闘劇 岸田首相が「保険証廃止」に煮え切らないワケ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326983
2023/08/03 日刊ゲンダイ
岸田首相(手前)は木原官房副長官に頼りきり(C)日刊ゲンダイ
問題続出のマイナ保険証を巡って、岸田政権のゴタゴタが止まらない。現行の健康保険証を予定通り来秋に廃止すべきか否か──。岸田首相は2日に会見を開き、廃止時期の延期を表明するとみられていたが、政府内で意見がちっともまとまらない。会見は結局、4日に開く意向を固めた。岸田首相がどのような説明をするかが焦点だが、“お騒がせ”の問題児2人の意見対立に頭を悩ませているようで……。
◇ ◇ ◇
官邸内で「廃止延期」を強くプッシュしているのは、岸田側近で「陰の総理」とまで呼ばれている木原誠二官房副長官だ。
妻が前夫の不審死に関与し、自ら捜査に不当に介入した疑惑の“文春砲”で目下、大炎上中。3日発売の週刊文春最新号も〈新聞、テレビが報じない木原事件 全ての疑問に答える〉と題し、実に5週連続で報じている。「精神的に追い詰められつつある」(官邸事情通)という木原氏が、それでも「廃止延期」を主張するのにはワケがある。
「木原さんは、予定通り来秋に保険証を廃止すると、来年9月の自民党総裁選と時期が重なり、岸田総理の再選が危うくなるとみているようです。現時点で廃止時期は『来秋』としか決まっていないが、総裁選の後になれば、岸田総理はずっと保険証廃止問題の“爆弾”を抱えたまま総裁の座を争うことになる。総裁選の前だと、廃止に伴うトラブルが続出する可能性が高く、国民から『やっぱり廃止すべきじゃなかった』と批判が上がりかねない。いずれにせよ、総裁選で岸田支持に回る国会議員が集まらず、党員票も大幅に減らす恐れがある。岸田総理は最側近の木原さんに頼りきり。陰の総理の具申に従って『廃止延期』にこだわっているのでしょう」(同前)
「延期反対派」強気一辺倒で混乱に拍車
反対派の急先鋒はこの人(河野太郎デジタル相)/(C)日刊ゲンダイ
一方、政府方針通り来秋の「保険証廃止」を強硬に訴えているのが、河野デジタル担当相だ。1日の会見では「厚労省、総務省とも相談の上、総理の了解も得て決めたこと」と話し、方針変更を否定した。
「河野大臣は昨年10月、突然、保険証の廃止方針を打ち出した張本人。ここで方針変更を受け入れたら、負けを認めることになる。売りにしている『突破力』にもケチがつきかねませんから、何が何でも来秋の廃止を実現したいのでしょう」(永田町関係者)
加藤厚労相に公明党の山口代表も、廃止延期に慎重な態度を示している。トラブル続出のマイナ保険証には多くの国民が不安を感じているが、それでも廃止延期に反対するのには理由があるようだ。
「保険証の廃止を盛り込んだ改正マイナンバー法は、6月の通常国会で成立したばかり。延期するとなると、また法改正が必要になり、国会審議で野党に追及の機会を与えることになってしまう。けど、理由はそれだけじゃない。河野さんや加藤さんはスキャンダルまみれの木原さんの立場が危うくなっているのをいいことに、あえて強硬な態度を取っている可能性がある。『あんな人の言うことを聞いて大丈夫ですか』と、暗に岸田首相を揺さぶる狙いがあるのでしょう」(永田町関係者)
それぞれ思惑ありきで動く、“弱り目”と“落ち目”の暗闘劇。調整に悩める岸田首相は、いっそ保険証とマイナカードの一体化自体を中止した方がいいんじゃないか。
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