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岸田政権の“アキレス腱”保険証廃止に「延期論」急浮上…安倍派が内閣改造を見据え牽制か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326543
2023/07/26 日刊ゲンダイ
“注文”が相次ぐのは岸田政権への揺さぶりか(萩生田光一政調会長と世耕弘成参院幹事長=右)/(C)日刊ゲンダイ
来年秋に現行の健康保険証を廃止し、マイナカードと一体化させる政府方針について、自民党の安倍派幹部から「延期論」が相次いでいる。
世耕参院幹事長は25日の会見で「信頼回復につながらないのであれば、必ずしも来年秋という期限にこだわる必要はないのではないか」と発言した。
萩生田政調会長も24日、視察先の熊本で「無理に最終的なお尻の時間を切らず、国民の皆さんに理解をしていただく機会をつくる必要がある」と保険証廃止の期限延期に言及している。
組閣で安倍派を“冷遇”すれば黙っていない
「先に、萩生田さんが発言したので、翌日、対抗心から世耕さんが口にしたのでしょう。もうひとつ、安倍派としては、9月に行われるとみられる内閣改造と党役員人事に向けた、牽制の意味もあるのではないか。岸田政権の最大のアキレス腱は、保険証の廃止問題です。世論調査では来秋の廃止に反対が7割を超えています。延期論に触れることで、もし、組閣人事で安倍派を“冷遇”すれば、黙っていないぞ、マイナ問題を騒ぎ立てるぞ、と“揺さぶり”をかける狙いもありそうです」(自民党関係者)
自治体では「撤回論」も
マイナ点検で自治体へ配慮するというが…(全国都道府県議会議長会との懇談会での岸田首相)/(C)共同通信社
来年秋の保険証廃止方針については自治体でも延期や撤回を求める声が高まっている。
信濃毎日新聞が長野県内77市町村を対象にした調査によると、「国の動向を注視したい」などとした「その他・無回答」が39市町村あったが、「予定通りに廃止すべき」は15市町村にとどまった。「廃止を延期すべきだ」は21市町村で、「撤回するべきだ」も2町村(山ノ内町、北相木村)あった。
延期でなく撤回と回答した理由を聞いた。山ノ内町は「現行の健康保険証で住民は不便を感じていません」(健康福祉課)と答えた。北相木村からは鋭い“正論”が返ってきた。
「マイナカードを保険証として使うのは全く問題ありませんが、健康保険証を廃止するのは困ります。マイナカードを100%普及させることが難しい以上、現行の保険証が完全に廃止されてしまうと、マイナカードを所持しない人の中で保険証がない状態が生じてしまうからです。資格確認書にしても毎年、漏れなく配布されるのか疑問です。こうした問題は廃止時期を延期しても解決するわけではない。延期ではなく、廃止方針を撤回し、マイナ保険証と現行保険証の併用としてほしい」(住民福祉課)
保険証廃止に反対する国民や自治体の声は日に日に増している。
「保険証の廃止問題というアキレス腱を抱えている限り、安倍派を中心に揺さぶりは続くでしょう。9月の内閣改造も思い通りにいかない可能性があります」(政界関係者)
岸田首相が来秋の廃止に固執すれば、政権の命取りになるんじゃないか。
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