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https://www.jiji.com/jc/article?k=2023072100835&g=pol
立憲民主党の泉代表は、何を言っているのか。
立憲民主党は、福島県民、漁協と共に闘うのではなかったのか?。
東電福島原発処理水の海洋放出に対して、全漁連会長が今も「反対は変わらず」と表明している。
政府側からは、あの手この手の強い圧力があるだろう事は、簡単に想像がつく。
にも拘らずの、全漁連会長の毅然とした態度を見ると、感動すら覚える。
全漁連会長が「反対」を表明しているにも拘らず、立憲民主党泉代表の「・・・漁協納得なら容認・・・」とは・・・一体何を言っているのか?。
穿った見方をすれば、「自分は既に容認しているから、漁協はぐずぐず言わずに納得してね。」とサインを送っているようなものではないか。
こんな「他人事」な発言を聞いたら、私でも、心が折れてしまいそうになるわ。
漁業に従事している人達は勿論、福島県民の怒りは「心頭に発して」いることだろう。
以下記事の全文転載。
立憲民主党の泉健太代表は21日の記者会見で、東京電力福島第1原発から出た処理水の海洋放出計画に関し、「漁業協同組合として一つの結論に至るのであれば、次のステップに入ることはあり得る」と述べ、漁協が納得すれば放出を容認する考えを示した。
泉氏は、放出による漁業への影響について「ゼロではないかもしれない」と指摘。同時に、放出計画は安全基準に合致するとした包括報告書を国際原子力機関(IAEA)がまとめたことにも言及した。政府には「福島や近隣の県民の思いに十分寄り添うべきだ」と改めて求めた。
記事は以上。
泉代表は、「政府には「福島や近隣の県民の思いに十分寄り添うべきだ」と改めて求めた。」
とあるが、そう言う前に、自分たち立憲民主党が、福島県民に寄り添い、共に闘うべきではないのか。
泉代表は、
「同時に、放出計画は安全基準に合致するとした包括報告書を国際原子力機関(IAEA)がまとめたことにも言及した。」
とあるが、
立憲民主党はIAEAの包括報告書を「是」とし、容認したのだろうか。
「IAEAの包括報告書」は「汚染水」海洋放出の「お墨付き」との政府の言い分を追認するつもりなのか。
中国政府によれば、
「IAEAの包括報告書」は「この報告書は政策の推薦でも、裏書きでもない」と強調しているというが、確認していないのだろうか。
同じく中国政府によれば、
同報告書はまた、扉ページの声明で、報告書の提示した見解は必ずしもIAEA加盟国の見解を反映しているわけではなく、「IAEAとその加盟国は、この報告書の利用によって引き起こされるいかなる結果に対しても責任を負わない」と強調しているというが、
泉代表は確認していないのだろうか。
立憲民主党は、
「福島の放射能処理水は飲用や水泳が可能で他国の原発排水と同じく危険がない」
などと言う、IAEAのグロッシ事務局長の提出する包括報告書を「科学的」として信用するということなのだろうか。
立憲民主党内で十分な議論がなされ、それこそ、提案型で「対案の検討」はしてこなかったのか。
立憲民主党としての統一見解はどうなっているのか。
そんな、あやふやな態度では、韓国で「汚染水」の海洋放出に反対する野党と共に、反対の意思表示をし、行動を起こした立憲民主党議員の行動を、批判する資格など無いだろう。
所で、泉代表も口に出して言う、
「放出計画は安全基準に合致するとした」
というIAEAのグロッシ事務局長の「言い回し」にも疑念を抱かずにはいられない。
ここで言う「安全基準」とは「何」に対する安全基準なのか。・・・ということだ。
少なくとも、
メルトダウンした燃料デブリを直接冷却するために放水され、地下水とも一体になって、放射能に汚染された「汚染水」を海洋に放出することは、事故前には考えられていなかったことだろう。
とすれば、燃料デブリに触れ、放射能に汚染された「汚染水」を海洋に放出する際の「安全基準」などあろうはずがない。
原発の「安全神話」の中にあっては、「メルトダウンを想定」することは、すなわち「原発」の否定に繋がる「タブー」であったはずだ。
「放出計画は安全基準に合致するとした」
この言い回しはどういうことか?
思いつくのが「ご飯論法」と言われる「詭弁」。
燃料デブリに触れた「汚染水」の海洋放出という行為によって、将来にわたって放射能の影響を受け続けることになる人類、生物、環境に対して、それらに与える「危険性」の有無、「安全性」への懸念を問われて、「放出計画の安全基準」で誤魔化してはいないか。
問われているのは「サイエンス」であり、「テクノロジー」ではないはずだ。
報道では、国際的な安全基準、IAEAの安全基準との言葉が躍っているが、明文化された「この基準」のこの条文と示した、具体的な「安全基準」を報じたものに未だ触れていない。
WHOの基準だろうか、日本の排水基準だろうか、それとも、ISO9000イメージのにわか仕立ての基準だろうか。
やはり、燃料デブリに触れ、放射能に汚染された「汚染水」を海洋に放出する際の「安全基準」などあろうはずがない。
安全を証明できないものに、安全基準など設けることは出来ない。
そんなものを設けることは、人間の驕りであり、傲慢不遜な態度と言えよう。
というのが、正しい認識の仕方なのではないだろうか。
その認識に立たなければ、この問題の正しい解決は望むべくもない。
「安全だろう」で「汚染水」を海洋放出されては困るのだ。
「安全ではないかもしれない」として、海洋放出は断念し、他の方策を真剣に検討すべきだろう。
「危機管理の要諦」は改めて書き出す必要もない。
話が少し逸れるが、先日この阿修羅掲示板のコメント投稿の中に、興味を惹かれた一つの書き込みを見付けた。
「楽老さん」の書き込みだが、一部を抜粋すると次のようなものだった。
>根本的問題は、汚染水タンクの水は放出するしかないと云うのが本当かどうか❓
>原発は電力を使用して永久に冷やさなければならない。
>フクシマのデブリも同じ
>汲み上げてアルプスを通した水が130万トンに達している。
>この処理水は長期保管で常温にまで冷えているだろう。
>これをもう一度冷却水として循環冷却すればよいのではないか❓知らんけど。
「これをもう一度冷却水として循環冷却すればよいのではないか❓」
今、このフレーズが私の頭から離れない。
人間の知恵は無限だと、改めて思う。
他にも、名案があるやもしれない。
政府、東電は努力が足りない。
世界中の科学者の知恵を借りることだ。
海洋は広しといえども、所詮は有限だ。
しかし、人間の知恵は無限だ。
「汚染水」の海洋放出、絶対反対!
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