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岸田政権に透ける豪雨被害への関心の低さ 官邸「被災者応援」ツイッターは約2年半も“開店休業”状態
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326260
2023/07/20 日刊ゲンダイ
大雨で土砂崩れ被害(秋田市内)/(C)共同通信社
16日から4日間の日程でサウジアラビア、UAE、カタールの中東3カ国を訪問していた岸田首相が19日、帰国した。10日から九州北部を中心に大雨特別警報が出ていたが、11日から欧州訪問へ出発し、帰ってきたかと思いきや間髪入れずに中東へ。その間、大雨・豪雨被害に見舞われた被災地は置き去りだ。岸田首相は「国民の命や暮らしを守る」と繰り返している割に、被災地に対する関心の低さが透ける。
◇ ◇ ◇
岸田首相は18日、最終訪問地のカタールで「被災地の状況を踏まえ、要望を直接聞く機会を設けたい」と表明。取ってつけたように「被災地訪問」を検討し始めた。
外遊出発の直前、福岡、大分、佐賀の3県では10日未明から「線状降水帯」が相次いで発生した。数十年に一度といわれる大雨に見舞われる中、岸田首相は「必要な指示を行った」と語っただけで、翌日から予定通り欧州訪問へと出発。14日から秋田も記録的な大雨に見舞われていたにもかかわらず、中東訪問を断行した。
被災地そっちのけの外遊三昧に、ネット上では〈被災した国民を見捨てた〉〈それでも日本のトップかよ〉などの批判が噴出。内閣支持率の下落も念頭にあるのか、岸田首相は今ごろになって「可能な支援を確実に行う」と言い出した。
ヤバいと見るや言い繕うあたり、過去の失態から学んでいる様子はない。2018年7月の西日本豪雨のさなか、東京・赤坂の議員宿舎で自民党の国会議員が酒宴「赤坂自民亭」を催していたことが猛批判を浴びた。安倍元首相の隣で、ニコニコと酒盛りに興じていたのが何を隠そう岸田首相である。
担当者は「明確な理由はない」
「赤坂自民亭」の“教訓”はどこへ(2018年、西村康稔経産相のツイッターから)
災害や被災地に対する岸田政権の関心が、いかに薄いことか。象徴的なのが、官邸の公式ツイッターだ。
官邸ホームぺージには〈災害関連ツイッター〉として、官邸のほか、消防庁や防衛省、内閣府など6つのアカウントが紹介されている。官邸のツイッターは2つあり、Jアラートと連動して緊急地震速報や特別警報などを配信する〈首相官邸(災害・危機管理情報)〉というアカウントとともに、〈首相官邸(被災者応援情報)〉なるアカウントが存在する。
「被災者応援」と銘打っているぐらいだから、まさに今、自衛隊による給水支援などの情報を発信しているのかと思いきや、最終更新日はナント、2021年2月。約2年半も“開店休業”なのだ。
今こそ被災者を応援するべきなのに、稼働していないとは一体どういうことか。内閣広報室に理由を問い合わせると、「明確な理由はない」と即答。「運用を止めているわけではなく、流せる情報があれば、随時、流します」(内閣広報室)とのことだった。
〈災害・危機管理情報〉のアカウントに情報発信を一元化したわけでもないし、決して人手が足りないわけでもないと内閣広報室は説明するから、単純に「やる気」がないと思われても仕方がない。
「岸田内閣はマイナトラブルをはじめ、少子化対策や物価高対策など、多くの問題を抱え、とてもじゃないが国内で点数を稼げる状態ではありません。支持率を回復させるために外遊で“やってる感”を演出しようとしたのでしょう。『赤坂自民亭』しかり、被害を無視して自己都合を優先する姿こそ、岸田首相の本質なのではないか。国民を甘く見ているとしか思えません」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)
「国民の命と暮らしを守る」とうそぶく、口だけ宰相は要らない。
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