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https://www.asahi.com/articles/ASR7C3VTBR7CUTFK007.html
私たちは、日本政府と東電が2015年に出した、
「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」
とした「証文」が、いとも簡単に紙屑になった瞬間を目撃することになった。
それは、松野博一官房長官の11日午前の記者会見で、最初に起こった。
以下、記事の抜粋。
政府が今夏にも始める東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐり、松野博一官房長官は11日午前の記者会見で、地元漁業者など関係者の理解を得るため「意思疎通を繰り返し、信頼関係を深めていくことが重要だ」と述べた。政府と東電は2015年に「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と福島県漁業協同組合連合会に文書で伝えている。
松野氏はこの日の会見で「関係者の理解」について、「何をもって理解を得たかということについては、特定の指標によって理解の度合いを判断することは難しい」と指摘。そのうえで「引き続き懸念や要望にしっかり答えていくよう取り組んでいく」と述べ、意思疎通を続けていくことを強調した。
政府は地元の理解を得るため、・・・国際原子力機関(IAEA)が安全性に問題はないとする調査結果をまとめた報告書について、県漁連に初めて説明する。・・・政府が「夏ごろ」としている放出時期が焦点になっている。(笹川翔平)
記事の抜粋は以上。
記事によれば、松野博一官房長官は、
「・・・「関係者の理解」について、「何をもって理解を得たかということについては、特定の指標によって理解の度合いを判断することは難しい」と指摘。・・・」
したとある。
自分達が「証文」を出しておいて、他人事のように、「関係者の理解」の曖昧さ、意味不明さを今になって、「明かし」、
判断が難しいので「無視」すると宣言したに等しい。
普通の感覚を持っていれば、「これは犯罪的であり、今更これは無い」と思うだろう。
明らかに「詐欺の手口」そのものではないか。
時を同じくして、もう一つ起こった。
これはもう、用意周到に仕組まれていたとしか思えない。
朝日新聞の別記事によれば、
「・・・西村康稔経済産業相が11日、福島県いわき市で県漁連の理事会に出席した。
会談後の記者会見で西村氏は、県漁連と交わした「関係者の理解なしに処分しない」との約束について「約束は順守する」「漁業者は関係者」としながら、「理解の度合いは測れず、判断するのは難しい」と濁した。・・・」
これは、理解の度合いは、政府が「主観的に判断する」との宣言のつもりなのだろう。
「もう、あんた方の「理解」はどうでもいいのよ。」
ということだ。
さらに、別の記事では、
「岸田文雄首相は12日夜訪問先のリトアニアで記者団の取材に応じ、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出の時期について、・・・「安全性の確保や風評対策の取り組みの状況を政府全体で確認をしたうえで判断したい」と述べた。」
とあった。
ここでも、判断の前提としての「関係者の理解」は、見事に消え去ってしまっている。
政府にとっては、県漁連の人たちは勿論、日本国民は、「説明しても仕方ない人たち」であり、「丁寧に無視」しますと言うことなのだ。
とんでもねぇ〜「奴ら」だ。
西村康稔経済産業相、「漁業者は関係者」・・・。
国民は「関係ない」ってか!。
ところで、IAEAの包括報告書なるものは、国民の代表たる国会議員に「丁寧に説明」したんだろうか?
ここでも、
「もう、あんた方の「理解」はどうでもいいのよ。」・・・ってか。
「汚染水」の海洋放出、「絶対 反対!」。
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