http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/829.html
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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA282900Y3A620C2000000/
日経新聞が報じる。
「処理水には放射性物質のトリチウムが含まれる。現在の技術では除去できず、東電は処理水を大量の海水で希釈してトリチウムを国の基準の40分の1未満に薄めて原発の敷地から1キロほど先の沖合で放出する計画だ。」
しかし、処理水がトリチウム以外の核種も含まれる「放射能汚染水」であることには触れようともしない。
放射性物質のトリチウムは「現在の技術」では除去できないと言うばかり。
他の放射性物質は、完全に除去出来ているかのような誤解を与えることを狙う言い回しだ。
「不都合な真実」は報道しない。・・・そのことは許せない。
「報道の自由」とは、「事実の報道の自由」であり、
報道機関の報道は、「民主主義社会において、国民が国政に関与するにつき、重要な判断の資料を提供し、国民の知る権利に奉仕するもの。」
であればこそ、保障されている「報道の自由」であることを忘れてはならないのではないのか。
事実を報道しないことも、「国民の知る権利」を阻害することになるのであれば、許されるものではない。
そもそも、井戸から汲み上げられずに、高度に放射能に汚染された地下水の存在すら、無いかのような報道姿勢は看過しがたい。
以下に記事の抜粋を記す。
「政府が夏ごろの開始をめざす東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出を巡り、原子力規制委員会は28日、放出設備の使用前検査を始めた。・・・
・・・処理水と海水を混ぜる希釈設備や緊急時の遮断弁などが問題なく動くかどうかを真水を使って確認する。・・・
東電は27日までに設備の試運転を終えて工事を完了した。国際原子力機関(IAEA)は近く包括的な報告書を公表する。放出に向けた準備は整いつつあるが、風評被害を懸念して地元の漁業者らは反対する。
処理水には放射性物質のトリチウムが含まれる。現在の技術では除去できず、東電は処理水を大量の海水で希釈してトリチウムを国の基準の40分の1未満に薄めて原発の敷地から1キロほど先の沖合で放出する計画だ。
記事の抜粋は以上。
TBS NEWSも以下の通り報じている。
今年夏ごろを予定している福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐって、東京電力は株主総会で「廃炉作業を進めるために決して先送りのできないもの」と強調し、株主にも理解を求めました。・・・
株主
「賛成。風評被害はあるかもしれないけど、私なんかは全然問題にならないと思う。十分希釈しているから」
「処理水は絶対反対。流してほしくない。薄めれば良いという問題じゃないと思う」
東電と政府は「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」としていますが、漁業関係者は明確に反対していて、理解を得た上での放出ができるのか不透明な情勢です。
さらに
韓国聯合ニュースによれば、
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230626003700882?input=1345r
韓国の革新系野党「正義党」は26日、ソウルの日本大使館前で、同党所属国会議員の訪日の結果に関する報告会を開き、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水海洋放出を巡り、日本政府が五つの重大な違反を犯していることを確認したと主張した。
放射性物質の海洋投棄を禁ずる国際法、多核種除去設備(ALPS)で処理した汚染水の処分に関する日本国内法、処理水は敷地内タンクに貯蔵するとした東電の確約文書、汚染水を希釈しないという東電の方針、処理水は海洋放出できないとする日本の原子力安全委員会の計画にそれぞれ違反しているという。
また、福島第1原発で東電の関係者と面会し、漁業関係者への補償は日本国内に限定する計画との回答があったと説明した。
さらに、別記事で報じている。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230627001800882?input=1345r
韓国の国会農林畜産食品海洋水産委員会は27日、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水海洋放出計画の撤回や国際海洋法裁判所への提訴・暫定措置請求を促す決議案を同委の過半数を占める最大野党「共に民主党」が強行採決し、可決した。・・・
決議案は汚染水の海洋放出について国際海洋法裁判所への提訴・暫定措置請求を促すとともに、水産物に対する放射能検査の拡大などを求める内容が盛り込まれた。日本政府に対しては、汚染水の海洋放出計画を撤回するよう要求している。
各メディアの記事は以上。
日本国内の汚染水の海洋放出を阻止する運動は、今一つ全国的な盛り上がりに欠ける。
その原因は、一部を除き、報道機関がこの問題を大きく取り上げてこなかったからだ。
国会での、科学的な知見を基にしての真剣な議論も見られない。
日経新聞の報道だけを見れば、
「風評被害を懸念して地元の漁業者らは反対する。」
と報じるように、
反対しているのは、あたかも、「地元の漁業者のみ」で、しかも反対理由は「風評被害を懸念して」となる。
冷静になって考えれば、大きな疑問が湧く。
海洋に放射能汚染水を放出し、海洋を放射能で汚す事について、福島の地元の漁業者が了解すれば放出を決められると、
「誰が決めたのか。」
放射能汚染水を海洋に放出することの影響を考慮すれば、国連を巻き込み、もっと「世界的」に、そして「科学的」に論じられ、検証されなければならないはずだ。
大袈裟な言い方をすれば、「人類の存亡」がかかっている。
海洋が、日本の所有物ではなく、地球上の人類、生物の生命の源である以上、韓国が「汚染水海洋放出計画の撤回を求めて国際海洋法裁判所への提訴」することは当然の権利であり、それを止めることは出来ない。
むしろ、その他の国からも同様の非難を浴びることになるのだろう。
日本は、それを無視することはできない。
仮に無視した場合、その後、世界各国から巨額の賠償請求を突き付けられ、日本は国家として破綻することを運命付けられることになる。
世界はそのことを虎視眈々と狙っているかもしれない。
日本政府と東京電力は、放射能汚染水の海洋放出を始めたとして、いつまで続けるつもりなのだろうか。
その事を、誰も答えられない。
そのこと一つをとっても、到底、世界各国の理解を得られるとは思えない。
しかし、未来永劫と言うことはあり得ない。
何故なら、海洋放出を続ければ、何れは、地球上から、あらゆる生命が消滅することになるからだ。。
それでも、福島第一原発の地下に流れる地下水は、燃料デブリに触れ、放射能汚染地下水となって、未来永劫海洋を、地球を汚染し続ける。
皆さんは理解出来ているのだろうか?
放射能汚染水を海洋放出するにあたって、海洋から海水を汲み上げ、バケツの中で希釈し、それを海洋に放出することに、何か科学的意味があるのか?
国家的茶番ではないのか。
はたまた政治家の猿芝居か。
国民をバカにするのも、大概にせい!。
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