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別人がポイント申請の衝撃!本人確認の甘さ露呈でマイナカード“なりすまし犯罪”続出の恐れ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/324853
2023/06/21 日刊ゲンダイ
「最高位の身分証明書」どころか…(河野太郎デジタル相)/(C)日刊ゲンダイ
「なりすましが簡単にできる」ことを世に知らしめた──。河野デジタル相が「あってはならないミスだ」と称したトラブルのことだ。総務省は20日、誤交付されたマイナカードを他人が利用した事案が2件発生したと発表。本人確認の甘さが露呈した。政府はマイナカードをなりすましのリスクが低い「最高位の身分証明書」とアピールしてきたが、これでは「なりすまし奨励カード」だ。
◇ ◇ ◇
2件の発生は自治体が住民に同姓同名の別人のカードを交付したことによる。受領した住民も誤りに気付かず、このカードを使い、オンラインでマイナポイントを申請。ポイントの本人確認はマイナカードと暗証番号によって行うが、暗証番号はカードを受け取った人が設定できるため、別人でも申し込めた。これでは他人のカードで買い物したも同然だ。
露呈した本人確認の甘さ
「何らかの事情で誰かのマイナカードを入手した場合、暗証番号さえ分かれば、他人の操作でも本人確認をクリアでき、公的個人認証を受けられるわけです。暗証番号は本人から聞き出すほか、番号を発見するソフトもあり、なりすましは簡単にできるとみています」(ITジャーナリストの井上トシユキ氏)
日刊ゲンダイ記者は自分のスマホでマイナポータルの本人確認を試みた。まず、事前に登録した4ケタの暗証番号を入力し、自身のマイナカードの表面をスマホに読み取らせるだけでログイン可能。公金受け取りの口座番号や健康保険証の保険証番号が閲覧できた。
「マイナポータルへのログイン認証は操作者とカード上の顔写真の突き合わせが不要で、セキュリティー的には問題です。そもそも、登録した本人がカードを持って操作していることが大前提になっており、他人に渡った場合のリスクについてのケアは甘いという印象です。本人確認にマイナカードを利用するケースは増えており、広範な分野でなりすまし被害が発生しかねません」(井上トシユキ氏)
あらゆる「ひも付け」に前のめり
マイナポイントの紐付け誤りの事案について説明する松本剛明総務相(C)共同通信社
デジタル庁によれば、マイナカードによる本人確認は銀行・証券・保険などの口座開設、スマホ決済など民間174社(今年3月10日時点)が利用している。
これだけ分野が広がれば、カード管理は極めて重要だ。高齢者施設では入所者の健康保険証を預かるケースが多いが、現行の保険証が廃止されると、マイナカードを預かることになる。全国保険医団体連合会(保団連)が4月に実施した調査によれば、マイナカードは暗証番号の管理を含め紛失責任が重く、施設の約94%が「マイナカードを管理できない」と回答している。
とはいえ、入所者に持たせるのもリスクが大きい。
保団連の竹田智雄副会長は5月17日の参院の参考人質疑で「実印と印鑑証明、銀行印の機能も備えたマイナカードを、自己で管理できない人に無理やり持たせればどうなるか。犯罪の温床になることは明らかだ」と警鐘を鳴らしていた。
それでも岸田政権は利用拡大に前のめり。ハローワークの受け付け、母子健康手帳、携帯電話の契約、国立大学の出席確認……あらゆる個人情報とひも付けるつもりだ。
「用途を増やせば増やすほどなりすましや不正使用のリスクが高まります。いったん、立ち止まり、カードのあり方について見直すべきです」(井上トシユキ氏)
このままでは“マイナなりすまし”続出だ。
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