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18歳自衛官候補生が教官を「狙い撃ち」した不可解な動機 4月入隊なのに幹部クラスと接点が?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/324555/2
2023/06/15 日刊ゲンダイ
騒然とする銃撃現場で集まる自衛隊員ら(14日、陸上自衛隊日野基本射撃場)/(C)共同通信社
「52歳の教官が狙いだった」
実弾射撃訓練中に自動小銃を乱射し、上官2人を殺害した自衛官候補生の男(18)はこう供述しているという。
14日、訓練が始まったばかりの岐阜市の「自衛隊日野基本射撃場」に戦慄が走った。午前9時10分ごろ、射撃訓練の順番を待っていた自衛官候補生の男が突如、隣にいた指導役の陸曹(25)に銃口を向け、脇腹に発砲。さらに陸曹の後ろにいた教官(52)の胸に小銃をぶっ放し、別の陸曹(25)も銃撃。3人はバタバタとその場に倒れ込んだ。
男は他の隊員たちに取り押さえられ、駆け付けた岐阜県警の署員に殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された。男の隣にいた陸曹と教官が死亡し、別の陸曹も重傷を負った。事件発生当時、現場には新人70人、教官50人の計120人がいた。
男は名古屋市の守山駐屯地第10師団所属で、4月に入隊したばかり。被害者3人も同じ部隊に所属していた。男が実弾射撃をするのは4回目で、技能を判定する検定中だった。調べに対し、「教官が狙いだった。隣にいた隊員は自分と教官の間にいて、発射を妨げようとしたから撃った」と話している。
逆恨みかパワハラか、2人の間に何があった?
射撃訓練が始まったのは午前8時ごろ。銃撃は訓練開始から約1時間後だったことから、計画的だった可能性も考えられる。とはいえ、相当な恨みがない限り、いきなり小銃をぶっ放すことはないだろう。入隊3カ月に満たない18歳の候補生と、教官の間に何があったのか。理由のひとつとして考えられるのが、「行き過ぎた指導」である。
防衛省が昨年、全自衛隊を対象に実施したハラスメントの調査では、1414件の被害申告があり、83.9%がパワハラ関連だった。機関別では、陸上自衛隊が58.1%を占める結果となった。
陸自元レンジャー隊員の井筒高雄氏が「現時点では、あくまでも推測ですが」とこう続ける。
「入隊理由にもよりますが、災害派遣とかボランティアの延長線上で入隊したとしたら、戦争に向けた実戦訓練に戸惑うかもしれません。自衛隊が好きで入ったとしても、どんな班長や上長になるかによって、人間関係に悩む隊員もいます。ただそれをひとくくりにパワハラとすることには慎重になるべきです。訓練では殺傷能力のある武器を使用しますので、教えた通りにできなければ厳しく指導しなければならない。ケガどころか命を落とすこともありますから、意図せず、時代にそぐわない指導があったことも考えられます」
隊員は自由に外出できず、丸刈りにさせられ、給料も勝手に使えない。タテ社会なので、上官の命令は絶対だという。
「とはいえ、候補生と幹部クラスの教官が直接やりとりをしていたとは思えず、個人的な恨みがあったとは思えません。となると考えられるのは、間に入った隊員が教官の名を借りて指導したり叱責していたケースです。候補生にしたら、こんなはずじゃなかったという不満がたまり、怒りの矛先は責任者に向かい、爆発したのかもしれません」(井筒高雄氏)
いずれにせよ、国を守るはずの自衛官候補生が訓練現場で教官はじめ、仲間を次々銃殺したのだから、防衛省にとっては衝撃的な事件だろう。
連射ではなく1発ずつ4発発射
15日午前、送検で岐阜中署を出る、逮捕された自衛官候補生の男を乗せた車両(C)共同通信社
実弾射撃訓練中に隊員が小銃で銃撃され3人が死傷した事件で、逮捕された自衛官候補生は合計4発の弾を発射していたことがわかった。弾は連射ではなく1発ずつ発射していた。
死傷した隊員3人のうち亡くなった52歳の教官の傷が特にひどく、2発撃たれて大量出血していた。陸自と岐阜県警は当時の状況をさらに詳しく調べている。
容疑者の人物像も徐々に明らかになってきた。岐阜県出身で子供のころから高校まで地元で過ごし、今年4月に陸自に入隊。
15日の毎日新聞が小中高の同級生らの話として報じたところによると、子供のころから運動神経が良く、ロープを使ったレンジャー訓練に興味があり、自衛官に憧れていたという。また高校時代の同級生(18)によると、容疑者は戦車に興味があり、知識も豊富だった。自衛隊の寮生活への希望も語っていたという。
入隊からわずか2カ月ちょっと。一体何が自衛官に憧れと希望を持っていた容疑者を凶行に走らせたのか──。
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【陸自射撃場で小銃発射】上司ら死亡 18歳候補生 「人間関係がうまくいかず…」と供述
2023/06/15 日テレNEWS
14日午前、岐阜市にある陸上自衛隊の日野基本射撃場で、自衛隊員3人が撃たれ、25歳と52歳の男性隊員2人が死亡した事件で、逮捕された自衛官候補生の男(18)が「人間関係がうまくいかず、上司の隊員に銃を乱射した」という趣旨の供述をしていることが新たにわかりました。
この動画の記事を読む>
https://news.ntv.co.jp/category/socie...
被害者の3人はいずれも防弾チョッキを着ていなかったことが判明しています。男が発砲したあと、その場にいた隊員が男を取り押さえ、警察が来るまで拘束していたということです。
逮捕された男はこの4月に入隊し、自衛官候補生として第一歩を踏み出した矢先でした。男にとって今回が5回目の射撃訓練で、“最後の検定”の日だったということです。警察の取り調べに対し、自動小銃を発射したことは認めていますが、殺意については否認しているといいます。
(2023年6月14日放送「news zero」より)
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