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「骨太の方針」少子化反転へと息巻くが…物価高で賃金目減り、家計負担増のにおいプンプン
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/324211
2023/06/08 日刊ゲンダイ
苦渋のやりくり、カツカツ家計、眼中にあるのか(経済財政諮問会議の岸田首相)/(C)共同通信社
家計は子どもどころじゃない──。政府は7日、経済財政諮問会議を開き、経済財政運営の基本指針「骨太の方針」を示した。岸田政権が「異次元」と称する少子化対策については「こども・子育て政策は最も有効な未来への投資であり、政府を挙げて取り組みを強化し、少子化傾向を反転させる」と鼻息が荒いが、足元のカツカツの家計は眼中にあるのか。
厚労省の毎月勤労統計によると、4月の実質賃金は前年同月比3.0%減で13カ月連続のマイナス。1年以上、物価上昇に賃金が追いつかない。
ボロボロの家計
総務省の家計調査からは、“苦渋のやりくり”が浮かび上がる。2人以上世帯の4月の消費支出は物価変動を除く実質で前年同月比4.4%減少した。
何を節約したのか。食料が1.1%減なのに対し、教育費は19.5%減、仕送り金は40.8%減とケタ違いで減っているのだ。
「仕送りを4割もカットされれば、子どもはバイトを増やすなど勉強にも影響が出かねません。ただ、親の方も苦労しているはずです。食品値上げが相次いでいますが、価格が上がっても食べないわけにはいかず、食費を節約するのは、限界がある。そこで、子どもに対する教育費や仕送りを削減せざるを得ないのでしょう」(立正大法制研究所特別研究員・浦野広明氏=税法)
子どもより食費
仕送りも減り、生活のためにバイトに明け暮れ、勉強どころじゃなくなる(C)PIXTA
少子化が止まらないのは、経済的理由から結婚・出産を諦める人が多いからだ。食べていくのに精いっぱいで子育てにお金を割けないという現実を前に、結婚・出産意欲が向上するはずはない。
「とにかく実質賃金をプラスに転じさせ、継続させる必要があります。マイナスが続くと、家計に余裕は生まれず、子どもどころでない状態が続いてしまうからです。ところが、岸田政権はこの先、ガソリンや電気代の支援策を打ち切り、消費税などを減税する様子もない。『骨太』では3.5兆円に上る少子化対策の財源議論は先送りされましたが、国民は何らかの負担増を嗅ぎつけています。これでは、少子化は加速するだけです」(浦野広明氏)
1人の女性が産む子どもの数の指標となる出生率は、昨年1.26と過去最低。7年連続で前年を下回った。負担増のにおいがプンプンする岸田政治が続けば、出生率はジリ貧だ。
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