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少子化対策「わずか30分で5000億円増額」の怪…亀裂入った公明党との“手打ち代”なのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/323918
2023/06/02 日刊ゲンダイ
わずか30分の間に予算が5000億円も積み増し決定(「こども未来戦略会議」での岸田首相=右2)/(C)共同通信社
岸田首相が「異次元」と胸を張る少子化対策の概要が明らかになった。具体策や、財源についての考え方を示した「こども未来戦略方針」の素案が、1日発表された。2024年度からの3年間、新たに年3兆5000億円を投入するという。
霞が関を仰天させたのは、3兆円だったはずの規模が、突然、3兆5000億円へと5000億円も増えたことだ。財務省幹部は「わずか30分の間に5000億円という数字が突然出てきた」と驚いているという。岸田首相が5月31日、指示した結果だ。たった1日で予算規模が5000億円も積み増されたことに、さすがに立憲民主党の泉代表も「とんでもない打ち出し方だ。数字だけが躍っている」と批判している。
なぜ5000億円も増えたのか。「解散総選挙が近い証拠だ」「長男の更迭で下落した支持率をアップさせるためだ」──といった解説が流れているが、さらに「亀裂が入った公明党との“手打ち代”ではないか」との臆測も飛んでいる。
公明党の議員団は29日、わざわざ首相官邸を訪ねて首相と会い、公明党が求める「少子化対策」を伝えている。その時、公明党が提言した<高等教育費用の負担軽減><貧困、障害児・医療的ケア児への支援>といった対策が、1日発表された「こども未来戦略方針」の素案にことごとく入っているのだ。
「公明党に恩を売っておいて損はない」判断か
少子化対策を、公明党は手柄にできる(山口那津男代表)/(C)日刊ゲンダイ
さらに、公明党の山口那津男代表は1日、中央幹事会でこう挨拶している。
「きのう(31日)午後1時、岸田首相から電話がありました。3兆円程度を見込んでいたが、3兆円半ばまで確保する見通しになった。高等教育の負担軽減をはかり、貧困家庭、障害児、あるいは医療的ケアの必要な子どもに対応するため、3兆円半ばとしたい、とのことでした。2日前、公明党が強く主張したものです」
政界関係者がこう言う。
「もともと首相は、自分のリーダーシップで少子化対策の予算を増やしたという演出をしたかったのだとは思います。と同時に、ここで公明党に恩を売っておいて損はないと判断したに違いない。衆院東京28区の候補者調整がこじれ、自公に入った亀裂を少しでも修復したいと考えてもおかしくない。選挙になったら公明党も、少子化対策を自分たちの手柄にできる。そう考えたら5000億円は高くないと思っているのではないか」
5000億円の上乗せは、公明党をなだめるためだったのか。なぜ、増やしたのか説明すべきだ。
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