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東京28区めぐり自公に亀裂で「解散」不能…岸田自民57人が次期衆院選で“討ち死に”落選危機
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/323458
2023/05/25 日刊ゲンダイ
支持率アップで自信満々だが(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ
「解散するなら今しかない」──。広島サミットの効果か、内閣支持率が上昇し、自民党内で「早期解散」を求める声が強くなっている。しかし、総選挙に突入して勝てるのかどうか。連立を組む公明党との間に亀裂が走り、多くの自民党議員が、当落を左右する公明票を失う可能性が大きくなったからだ。
◇ ◇ ◇
自公亀裂の“震源地”は、衆院選挙区の区割り変更に伴い新設された衆院東京28区(練馬区東部)だ。これまで選挙協力してきた自公双方が、独自候補の擁立を譲らず、揉めに揉めていたが、公明は24日、28区の候補者調整に関する自民党の回答を受け入れられないとして、東京都内の選挙区で自民候補を推薦しない方向で調整に入った。同区での独自候補の擁立は見送るという。
すでに公明は、比例東京選出の現職を擁立することを自民側に伝達済み。しかし、自民党の茂木幹事長は23日、公明党の石井幹事長と会談し、28区での公明候補の擁立受け入れは困難と伝えていた。自民は元職を擁立する方針だ。公明は現職の擁立が認められなければ、解散総選挙となっても都内の選挙区では自民候補を「推薦しない」とタンカを切っていたが、その通りになった。
自民党都連関係者はこう憤る。
「公明は一方的に28区での擁立を言ってきた。あまりにフザケたやり方だ。唯々諾々と従うなんて受け入れられない。公明の推薦など破棄したってかまわない。絶対に折れてはダメだ」
大物落選の可能性もある
公明票を得られなければ大苦戦の面々(左から丸川珠代氏、石原伸晃氏、小倉将信氏)/(C)日刊ゲンダイ
自民は28区を公明に譲らない代わりに、他の選挙区を差し出す代替案を検討。東京12区を譲る案が浮上していたが、公明は拒否した。
このままだと、東京選挙区の自民候補は、公明党の支持ナシで次期衆院選挙を戦うことになりかねない。自民党関係者はこう言う。
「正直、公明票がゼロとなると、当選が危うい候補がゴロゴロいる。『こちらが折れるしかないんじゃないか』という声も上がっています。ヤバいのは、今回のゴタゴタが他の県にも波及することです。公明の支持母体・創価学会は、今回の一件を冷ややかな目で見ているはず。全国レベルで選挙協力が崩れれば、一大事です」
公明票は、1選挙区に1万〜2万票あるといわれている。これを失うと“討ち死に”する自民候補が続出するのは間違いない。
区割り変更が実施されたため単純比較はできないが、前回2021年衆院選では、次点と2万票差未満で辛勝した自民議員は57人もいる。1万票差だと33人だ。公明票がなければ、この57人は落選していた可能性があるということだ。今回のゴタゴタに真っ青になっているに違いない。
区割り変更後の新しい選挙区でも、公明票がなければ自民候補は苦戦を強いられるのは必至。大物落選の可能性もある。
「参議院から東京新7区に鞍替えした丸川元五輪相は盤石と思われたが、一気に黄信号がともっています。ただでさえ1区から移ってきた『日本維新の会』の小野泰輔衆院議員に勢いがあるのに、公明票が得られないとなったら、かなり厳しい。東京8区の石原伸晃氏は前回選挙で立憲に敗れ、比例復活もできなかった。次も厳しいでしょう。東京23区の小倉将信少子化担当相も、前回選挙では次点に約6000票差の薄氷の勝利。次期衆院選も盤石とは言えない」(永田町関係者)
公明票がなければ岸田自民は大ダメージ必至。「早期解散」なんてとても無理ではないか。
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