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https://www.yomiuri.co.jp/national/20230514-OYT1T50093/
「沖縄の離島村長は力なく笑い「まず無理でしょう」・・・」
一体何があったのか。
読売新聞の記事から拾う。
「夜は使えない空港、悪天候や海況の考慮なし
台湾有事となれば影響を受ける沖縄県・先島諸島の住民避難を巡り、より避難に時間のかかる小規模離島の自治体から国や県の想定の甘さを懸念する声が上がっている。空港・港湾施設が 脆弱ぜいじゃく な上、悪天候や海況の影響を受けやすいことが考慮されていないためだ。本土復帰から半世紀を経て「国境離島」が直面する新たな課題。専門家は「島民に避難を 躊躇ちゅうちょ させない方策が必要だ」と指摘する。(遠藤信葉)・・・
・・・台湾有事の懸念が高まる中、政府と県が国民保護法に基づき、住民避難を想定して初めて実施した図上訓練。・・・多良間村の 伊良皆光夫村長は、その想定に疑問を禁じ得なかった。・・・
・・・訓練で示されたのは、1日で全村民を宮古島に避難させ、その後、九州へと渡る計画。・・・「あまりに表面的。まず無理でしょう」。4月に取材に応じた伊良皆村長は力なく笑った。・・・
「実情が考慮されていない現実離れした訓練としか思えなかった」
・・・伊良皆村長は訓練後、自民党国防部会にオンラインで参加し、避難先や食料の確保などに対する不安を訴えた。「有事はいつあるか分からない。国と県は避難計画とともに避難先の整備も急いでほしい」と話す。・・・
・・・図上訓練でアドバイザーを務めた国士舘大の中林 啓修准教授(危機管理学)は、国民保護法が成立した2004年以降、武力攻撃を想定した検討ができていなかったと指摘し、「大きな一歩を踏み出せた」と訓練実施に一定の評価をする。・・・
・・・「国境離島で暮らす住民の命や生活を守る計画を早期に策定することが、国を守ることにもつながる」と指摘した。
記事の抜粋は以上。
この記事を読んでいて、原発周辺の自治体が実施する原発事故時の避難訓練を思い出した。
現実には出来もしない「避難」を、ただ「やってる振り」のために訓練する。
そして、訓練すればするほど、「避難」など、とても無理であることが実感され、実証される。
そのあたりのことが、全く一緒だ。
「「まず無理でしょう」・・・」と言う、地元村長の言葉は重い。
そして、「力なく笑う姿」は、痛々しい。
そのことが、今の多くの日本国民の姿と「ダブル」ところがなんとも「悲しく」思える。
「無力感」と言おうか、「諦め」と言おうか。
「台湾有事」による、日本の「存立危機事態」、「武力攻撃事態」も、「原発事故」も、人間の力では発生を避けることが出来ない「自然災害」とはわけが違う。
避難出来ないのだから、「避難しなくてもいい状況」を作ればいいではないか。
日本は「平和主義」を貫き、「専守防衛」に徹し、「台湾有事」に際して、アメリカに引き摺られて「戦争をする」国にならなければいい。
「原発」も持たなければ、事故を想定して30万人もの避難訓練など不要になるだろう。
これらは、人間のすることだから、人間が止めることが出来る。
日本は、70年余りを「戦争をしない国」であり続けてきた。
原発事故を起こしてもいないドイツが、ついに原発を停止し、全ての原発廃炉を決定した。
やれば出来ることをやらずに、やれもしないことを「訓練」する「愚」に気が付けないのだろうか。
住民の命や生活を守るのは、出来もしない「机上の避難計画」などではなく、戦後日本が守ってきた「平和主義」を貫き通すことではないのか、と思うのだが・・・。
今の自公政権では・・・「「まず無理でしょう」・・・」
と、力なく笑っている暇は、私達には無い。
私達は、日本を「戦争をしない国」のまま、私達の子孫に残し、引き継いでいく、重い責任がある。
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