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「論理的判断ができない」のはAIだけなのか? 生身の政治家よりマシだろう 適菜収「それでもバカとは戦え」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/322864
2023/05/13 日刊ゲンダイ
またの名を“ブロック太郎”(G7デジタル・技術相会合で会見する河野太郎デジタル相)/(C)共同通信社
最近、芸人を使ってやたらと宣伝しているAI(人工知能)翻訳機があるが、写真上の文字を認識し、自動翻訳するフォトトランスレーター機能がついていないものなら、ネットで1万円以下で買うことができる。2年間のグローバル通信がついているので、安いと思う。
先日、取材を兼ねて台湾に行ったが、精度も高くかなり役に立った。この先、AIの技術がさらに進めば、通訳という職業は消滅するのではないか。AIが人間の仕事を奪うことを危惧する声もあるが、これはテクノロジーの進化に付随する問題で今に始まった話ではない。
AIの暴走を心配する声もある。群馬県高崎市では29、30日にG7のデジタル・技術相会合が開催され、「人権を脅かすようなAIの誤用・悪用に反対する」とする基本的な考えが共同声明に盛り込まれた。
会合後、デジタル相の河野太郎はテレビ東京のインタビューに応え「AIがフェイクニュースを大量につくる、そして次の世代のAIがそれもデータとして取り入れる。いわば汚染されたデータで次の出力を行う。これは変な話なので、そういうことも含め、AIについてはしっかり議論をしないといけない」と発言。世論調査でも対話型AIに政府がルールや規制を設けるべきと、およそ7割の人が答えている。
たしかにAIの進化はここのところ人々を不安にさせるような動きを見せている。生成AIにより作成されたF1ドライバーのミハエル・シューマッハの架空のインタビューがドイツの週刊誌に掲載されたり、AIによって生成された画像が著名な写真コンテストで賞を取ってしまったり。
「ネットリテラシー」について検討する総務省の有識者会議は生成AIについて、「回答が間違っているケースがある」「倫理的な判断ができない」と指摘した。
しかし、倫理的な判断ができないのはAIに限る話ではない。わが国では国会で嘘をつきまくる倫理観のかけらもない男が総理大臣をやっていたし、連日のようにフェイクニュースを垂れ流す“論壇人”もいる。AIに政治をやらせれば少なくとも統一教会(現・世界平和統一家庭連合)には接近しないのではないか。独善的でツイッター上でも自分に対する批判はブロックする河野より、対話型AIのほうがまだマシなのではないか。
適菜収 作家
近著に「ニッポンを蝕む全体主義」「日本人は豚になる」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書45冊以上。「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。本紙連載が書籍化「それでもバカとは戦え」好評発売中
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