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【政界地獄耳】巧妙に立ち回るインド外交こそ手本
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202305120000054.html
2023年5月12日7時7分 日刊スポーツ
★米国はインドをクアッド(自由や民主主義、法の支配などの基本的価値を共有する日米豪印4カ国の枠組み)を使って西側に取り込もうとあの手この手だが、5日インド西部ゴアで開かれた「上海協力機構(SCO)」。中国・ロシア・カザフスタン・キルギス・タジキスタン・ウズベキスタン・インド・パキスタンの8カ国がメンバー。外相会合にはロシアのラブロフ外相や中国の秦剛外相ら6カ国が出席した。議長国インドのスブラマニヤム・ジャイシャンカル外相は「地政学的な混乱の結果、世界は多くの課題に直面していてサプライチェーンを混乱させ途上国に連鎖的な影響を及ぼしている」と指摘。ウクライナ情勢やロシア批判は巧妙に避けた格好だ。SCOは8カ国以外にオブザーバー、対話パートナー、客員参加など、中央アジアから中東の多くの国が機構に参加。勢力は拡大の一途だ。
★これに対抗して北大西洋条約機構(NATO)は東京に連絡事務所を開設する。西側、ことに米国が味方につけたいインドは複雑な国際政治の舞台で極めて巧妙に立ち回る。ジャイシャンカル外相はジャワハルラール・ネルー大学で核外交を専攻し、国際関係論の博士号を取得。インド外務省でソビエト勤務、在京インド大使館勤務、駐チェコ大使、駐シンガポール高等弁務官、駐中国大使、駐米大使、外務次官を歴任。ヒンディー語、タミル語、ロシア語、中国語、日本語、英語、ハンガリー語を操る。日本人と結婚している知日派ではあるが、このキャリアを見れば日本びいきなだけではない。
★元来、非同盟外交を貫いてきたインドはロシアと軍事同盟的な関係を構築、BRICsでも上海協力機構でもうまく立ち回る。グローバルサウス(新興国)が口を突いて出る我が国の外交はインド外交こそが手本であろう。アジアで米国の言いなりになるのは日本と韓国だけではないか。(K)※敬称略
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