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れいわ新選組、初の統一地方選で47議席(公認39、推薦8)を獲得 擁立候補の6割が当選果たす 地方での浸透にはずみ
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/26460
2023年4月27日 長周新聞
れいわ新選組共同代表の櫛渕万里、大石晃子両衆議院議員は24日、不定例記者会見を開き、統一地方選の報告をおこなった。れいわ新選組が初めて挑んだ今回の統一地方選では、前・後半戦合わせて公認39人、推薦8人の計47議席を獲得した。擁立した候補者数のうち約6割が当選する結果となった。会見では、今回の選挙戦を振り返り、前半戦の厳しい結果を受け止めつつ、後半戦は「みんなで力をあわせて政治力を取り戻す選挙になった」と評価した。そしてこれからは地方議会に誕生した新しい仲間とともに、さらにそこから草の根で各地域に足場を展開し、市民一人一人の力で政治を動かしていくとりくみを続けていくことを約束した。同日、れいわ新選組は声明「統一地方選を終えて」【別掲】を発した。
櫛渕万里氏
会見ではまず、櫛渕氏が統一地方選を振り返って報告をおこなった。初めに、れいわ新選組の旗を掲げて果敢に挑んだ候補者とそれを支えたボランティアの仲間たち、さらにそれを支えたすべての人々に謝辞をのべた。政令指定都市や県議選で候補者を擁立し、議席が獲得できなかった前半戦の結果を受け「ハードルの高さを改めて再認識した」ものの「4年後に向けたくさんの成果と課題を得ることができた選挙だった」と振り返った。
一方、公認・推薦あわせて47人の新たな仲間を全国の地方議会に送り出した後半戦の結果については、「意義はたいへん大きい」「今回の統一地方選挙を通じて、いわば“素人”といわれる市民一人一人が汗をかいて、党本部の選対補佐チームや議員秘書のサポートを受けて選挙ノウハウを獲得した。そしてみんなで力を合わせて政治力をとり戻す選挙になった」とした。
今回の選挙を契機に、れいわ新選組が棄民政治に「NO」をつきつける人々の受け皿となって地方に広がったとし、「一部の人のためだけの政治を反転させ、政治を変えることができるということを、この先も諦めることなく全国に誕生した仲間たち、ボランティアの皆さんと前進していく決意だ」と今後の意気込みを語った。
首都圏から地方へ さらに草の根の力展開を
記者との質疑応答のなかで、今後の国政選挙のたたかい方や、そのうえで必要となる事務局機能の強化等について問われた櫛渕氏は、新たに「ボランティア本部」をつくるための組織作りを始めていると明かし、今回の地方選をへて全国各地に地方議員の仲間が増え、そこを拠点としながらさらに「草の根の力」を展開していくと語った。それに加え、今回の統一地方選の選対本部として力を発揮した補佐チームや秘書メンバーとも今後の体制整備への検討を進めていくとした。
また、今後の国政選挙については、「前回以上の候補者擁立」の方針を掲げており「既存の与野党にものをいう、ぶれない政党としてれいわ新選組が躍進するしかない。今回の選挙結果を足場にさらに展開していく」と語った。
大石晃子氏
地方選での野党候補者一本化について問われた大石氏は、「立憲の有田氏(山口4区に立候補)のように統一教会に染められた政治を許すのか、許さないのかという大きな争点のなかで善戦した。強く警鐘を鳴らしてたたかう人は良い戦いができると勇気をもらった」と答えた。
また、今後の野党共闘をめぐっては、最下層の少数政党は排除される対象になりやすいことから、「“そんなに甘いものではない”という現実を踏まえて判断していく。どのような政党が立候補しようが、私たちはそれを歓迎する。そのうえでチキンレースからは絶対に降りず、自分の意志を貫く。そのなかでれいわ新選組の勢力を拡大し、その地を耕していく。そのことを大前提とした野党共闘にとりくむ」と話した。
今回の統一地方選の結果について、両氏とも「当選者が予想以上に多かった」と実感をのべた。櫛渕氏は「上位当選がいくつもあった。また、一番最後の議席を自民党候補と競り合い、勝ちとったところもある。ギリギリの戦いのなかで、既存政党の現職と競って入れ替わることはあまり想像していなかった」と語った。
大石氏も「東京・関東を中心に想像していたよりもたくさんの仲間が当選した。山本太郎の拠点でもある東京・関東でこれだけの仲間を生み出すことができ、れいわ新選組の“草の根”が結実したと思う。次の課題は、今回厳しい結果だった近畿でこれからも諦めずに耕し続けていくことだ」と話した。
櫛渕氏は最後に、「4月で、れいわ新選組が発足して4年目を迎えた。山本代表がたった一人で立ち上げた政党が、4年経って国会議員8人を生み出した。“山本太郎一人の空中戦”“これ以上伸びない”ともいわれてきた。こうした意見を受け止めつつ、今回の地方選でも本当に厳しいたたかいを覚悟していた。ボランティアや支持者の人たちが手作りで、厳しい選挙でも熱意を持って“政治を変える”“政治は希望”という力を合わせれば、確実に結果を出せるという勇気をもらった選挙だった」と振り返った。また「一方で、地方になればなるほど、れいわ新選組の旗を掲げるだけでも勇気が必要だったと思う。そこに果敢にチャレンジしてくれた候補者や仲間たちには感謝しかない。まだまだここからがスタートだ」と語った。
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【声明】 統一地方選を終えて
れいわ新選組にとって初めての統一地方選挙が終わった。
前半戦と後半戦をあわせて、れいわ新選組は、公認39名、推薦8名が議席獲得となった。
れいわの旗を掲げて果敢に挑んでくれた候補者と、ボランティアの仲間はじめ、支えてくださった全ての皆さまに深く感謝したい。
いわゆる前半戦では、政令指定都市と県議でのれいわ新選組公認候補の議席獲得はならず、ハードルが高いことを改めて認識したが、まず一歩を踏み出し、4年後の選挙に向けてたくさんの成果と課題を得ることができた。
つづく後半戦。
れいわの新たな仲間たちが全国の地方議会に誕生。この意義は大きい。
この国の選挙は、立候補のために仕事を辞め、高い供託金を払うといった大きなハードルが課せられ、あらかじめお金と組織のある強者が勝つシステムである。
一方で、選挙の素人である市民ひとり一人が、汗をかいて、選挙のノウハウを体得し、草の根から政治的力を取り戻していく、れいわ新選組の統一地方選挙となった。
このプロセスを私たちはこれからも愚直に歩んでいく。
自公政権による売国棄民政策が長く続くこの国で、国内生産は衰退、人々は所得を減らし格差は拡大。
30年の不況にコロナと物価高。
114兆円の国家予算では農家を守らず、酪農家を殺し、中小企業を淘汰。
そして今やカジノや戦争ビジネスで儲けるという議論まで行われ、実現に向かおうとしている。
でもあきらめる必要はない。
腐った政治を変えるのもまた政治である。
その主役は、あなただ。
「何があっても心配するな」という日本社会の構築を更なる草の根で始めていこう。
2023年4月24日 れいわ新選組
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