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岸信千世氏当選は低投票率の“恩恵”…次期衆院選も争点となる「自民世襲候補36人」リスト
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/322230
2023/04/28 日刊ゲンダイ
26日、国会に初登院した、岸信夫前防衛相の長男・岸信千世氏(自民党)/(C)日刊ゲンダイ
自民党内は「信千世ショック」に戦々恐々だ。先の衆院山口2区補欠選挙は薄氷の勝利。地盤・看板・カバンが揃った岸信千世衆院議員が苦戦に追い込まれた要因は間違いなく、「世襲」という古い自民党の体質そのものだ。
信千世氏は出馬表明とともに自身のホームページに「家系図」を掲載。曽祖父の岸信介元首相や曽祖叔父の佐藤栄作元首相、伯父の安倍晋三元首相らの名前を列挙し、家柄と血筋をアピールするなど、さも先祖代々の地盤を譲り受けるのは当然という態度に、有権者は反発。
朝日新聞が投票日に山口2区で実施した出口調査によると、世襲について「好ましくない」が51%と半数を超え、保守王国と言えども、世襲批判の逆風が吹き荒れた。
それでも信千世氏が接戦を制したのは、低投票率のおかげ。
次期衆院選も古い自民党の体質は争点
2021年の衆院選と比べ、山口2区補選の投票率は9.2ポイント減の42.41%。投票率が低いほど力を発揮する先祖譲りの強固な組織に救われた形だが、自民党の動揺は収まらない。
ある党関係者は「山口2区も前回並みの投票率だったら、落としていた可能性がある。補選で火がついた世襲批判が一気に全国に広がれば、次の選挙は厳しい結果が待っている」と危機感を示す。
新区割り対象の3分の1が2世、3世
自民党の「公認候補支部長リスト」、新区割り対象の3分の1が2世、3世の「世襲議員」/(C)日刊ゲンダイ
次期衆院選は「10増10減」の影響で、1都14県の134選挙区が新しい区割りとなる。ただでさえ、不慣れな選挙区なのに、世襲批判が一大争点となれば2世、3世議員はたまらない。
自民党は区割り変更の対象のうち、114選挙区で公認候補となる支部長(予定者)を決定。父や義父、祖父や義祖父が国会議員、あるいは選挙区内の首長や地方議員だった支部長は、36人に上る(別表)。実に3分の1近くが世襲というありさまだ。
「次の衆院選では区割り変更の対象とならない選挙区を含め、自身は引退し、身内に地盤を譲ろうとしている議員も多いと聞きます。彼らにすれば『信千世ショック』がどこまで拡大するのか、気が気じゃないでしょう」(自民党関係者)
有権者は次期衆院選で自民党の「世襲天国」にノーを突きつけ、国政に新しい風を吹かせるべきだ。
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