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仲介役を担わない日本 なぜウクライナ和平に動かないのか 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/194.html
投稿者 赤かぶ 日時 2023 年 4 月 20 日 21:45:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


仲介役を担わない日本 なぜウクライナ和平に動かないのか 日本外交と政治の正体
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/321889
2023/04/20 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


他国の動きとは違う岸田首相(トルコのエルドアン大統領=中上、ブラジルのルカ大統領=中下、中国の習近平国家主席とマクロン仏大統領=右)/(C)ロイター

 日本は9条を含む憲法を持つ。多くの国民は、日本は平和を追求する国と思っている。だが、国際問題が軍事紛争に発展した時、日本は平和的解決を目指す先頭を切っているのであろうか。

 2022年11月10日付のニューヨーク・タイムズ紙は「米国トップの将軍はウクライナでの(和平)外交を呼びかけ 他方バイデンの助言者たちは抵抗」と題した記事を掲載。「彼(ミリー米国統合参謀本部議長)は、部内会議で、『冬になる前、ウクライナ側は取りうるものをとったのだから、これを基礎に交渉のテーブルに着くべきだ』と主張した」と報じた。

 ウクライナの著名ウェブ紙「ウクラインスカ・プラウダ」は23年2月16日、「ミリー将軍:戦争は交渉のテーブルで終わる。ロシアもウクライナも(軍事力で)目標は達することができない」と報じていた。

 もはやウクライナはロシア軍を完全撤退させることはできない。一方、ロシア軍もまたウクライナ全土は当然として、首都の制圧もできない。

 双方とも軍事力で目標は達成できない。

 こうした中で、国際社会の中に和平を求める動きが出ている。

 トルコのエルドアン大統領は1月、「ウクライナ戦争の和平への取り組みは、停戦と『公正な解決のためのビジョン』によって支えられるべきだ」と述べ、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談。「ロシアとウクライナ間の持続的平和の実現に向け、仲介と調整を引き受ける用意がある」と伝えた。

 ブラジルのルラ大統領も、ロシアとウクライナの間の和平交渉を仲介するために、中国、インド、インドネシアを含む国のグループの創設を提案し、アモリン元外相をモスクワに訪問させている。

 中国は2月24日、停戦や和平交渉の再開など12項目からなる「ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場」と題する文書を公開し、4月にはマクロン仏大統領が中国を訪問し、中仏共同声明を発出した。

 ここでは「中仏は国際法および国連憲章の原則に基づき、ウクライナの平和を回復するためのあらゆる取り組みを支持」と記載している。

 日本はこうした和平交渉の仲介役を担うための動きをしていない。

 第2次大戦後、日本は二度と戦争しない決意をした。本来は和平を促す国々の中に名を連ねているべきだろう。


孫崎享 外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。
 

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コメント
1. 赤かぶ[189357] kNSCqYLU 2023年4月20日 21:45:25 : lruAK6kqcg : ekM1Y2YzWHdmbUE=[586] 報告

2. 赤かぶ[189358] kNSCqYLU 2023年4月20日 21:46:02 : lruAK6kqcg : ekM1Y2YzWHdmbUE=[587] 報告

3. 赤かぶ[189359] kNSCqYLU 2023年4月20日 21:46:33 : lruAK6kqcg : ekM1Y2YzWHdmbUE=[588] 報告

4. 2023年4月20日 22:17:55 : Hm50x1OLho : Zlk2UHdvTi9ZdG8=[2] 報告
いやいや、、必勝の大しゃもじを担いでウクライナに出かける田舎侍に和平仲介なんて出来るはずがない。

被爆国であり、憲法9条を持つ日本こそがその役割を果たすべきだったのに、岸田文雄の頭の片隅にすら浮かんでこなかったのだろう。
アメリカさんで脳みそはいっぱい。  

5. 2023年4月20日 22:20:12 : wHz0tjbCVA : eE4wUmhpbldOcEk=[1046] 報告
スーダンまつりという別のイベントが始まりましたので
忙しくて手も首も回りません
6. 人間になりたい[1852] kGyK1ILJgsiC6IK9gqI 2023年4月20日 23:54:34 : AwxU2zxs6c : US8xQlRtRXZ5WjY=[524] 報告

>日本は9条を含む憲法を持つ。
 多くの国民は、日本は平和を追求する国と思っている。

であれば、日本がやるべきことは、
ロシアに侵略犯罪を止めろということだろう。
現実問題として、日本が侵略を止めろといったからといって、
現在の日本の実力からして、ロシアが侵略を止める可能性はゼロである。
「和平」といえば聞こえはいいが、陰謀論者のいう「和平」とは、
米国、ウクライナは悪であり、
正義のプーチンに降伏しろということと同義である。
これはプーチンの侵略犯罪を容認することである。
東部ウクライナ領土の割譲以外に、
ロシアが和平案を受け入れることはない。
孫崎享と同じ、陰謀論者の伊勢崎賢治は、
先の記者会見で、「たかが領土」といいはなった。
現地を取材してきた記者は、そこで人々は生活し、
殺されているんだといって、怒りをあらわにしていた。
これを認めれば、次は、たかが植民地になればいいということになる。
さらに、ウクライナ人はロシア人の、
たかが奴隷になればいいということになる。
こうしていれば、動物としての命は保てるかもしれないが、
人間としての命は抹殺される。
いま、国際社会のやるべきことは、中国を含めて、
ロシアに侵略犯罪を止めさせることに一体化することである。
マクロン大統領は、そのために中国を訪問したのだ。
岸田首相の「必勝しゃもじ」は、いただけないとしても、
陰謀論者や、偽善者のいうことよりは、
よっぽどマットーな振る舞いということである。

 
 

7. 楽老[3927] inmYVg 2023年4月21日 09:55:12 : NZsRykklE2 : WDNpQmRnNHF3ZEk=[538] 報告
外交力など詰めの垢ほどにも存在しない日本に何を望むのか。

>>6.人間になりたい

貴君の見解を必ずしも否定はしない。
プーチンを身の程知らずなイワンの馬鹿と評しているが、根本は
ウクー露戦争は旧ソ連邦内の内戦に過ぎない。

スーダンの内戦をどちらが善でどちらが悪か❓
貴君は答えられるかい。

【武力による現状変更の否定】国連憲章にあるようだが
はて?いつからこんなことになった。
単純に現状維持守旧派のお題目に過ぎない。

幕末動乱は100%薩長のテロから始まり、奥羽越列藩同盟との戦いは
義は河井継之助側にあり、戦闘そのものも薩長側の残虐非道は目に余るものが有った。
しかし、越後の英雄河井継之助も現地の人々からは怨嗟の的だという。

戦争は00%悪であるが、そのどちらの側も正義を主張する。

お子ちゃま脳で判断できることではない。

>ウクライナ人はロシア人の、たかが奴隷になればいいということになる。

なんとおバカな事を
ウクライナとロシアは敢えて区別するなら、キエフルーシ―とモスクワルーシ―だ。
帝政ロシアもソ連もどちらかといえばモスクワルーシよりもキエフルーシ―の方が優勢だった。
スターリンもフルシチョフも
ウクライナが弾圧されたというホロドモールもキエフルーシ―のスターリンの失政だ。
中国の王朝も漢人(中原)王朝と北方蛮族の征服王朝が半々であった。
これと同様、キエフ公国モスクワ公国の両方でロシアである。

ソ連崩壊後にロシアとウクライナは共同でCISを結成した。
ここでCISの主導権争いに敗れた連中がウクライナで米国の後押しを受けたクーデターにより反露政権を樹立したのだ。

ウクライナとロシアの住民にとっては
ゼレンスキーであろうがプーチンであろうが早く戦争が終わってほしい。
こういうことだと思う。

1945年8月15日
日本国民は戦争に負けたことより平和になったと喜んだ
これと同じだ。

    

8. 人間になりたい[1853] kGyK1ILJgsiC6IK9gqI 2023年4月21日 14:38:21 : AwxU2zxs6c : US8xQlRtRXZ5WjY=[525] 報告

>>7.ボケ

貴君の見解を全て否定する。

>ウクー露戦争は旧ソ連邦内の内戦に過ぎない。

旧ソ連邦は崩壊して、ウクライナは独立国家である。
そこへ武力侵攻すれば、ロシア版八紘一宇の完全な侵略犯罪である。

>スーダンの内戦をどちらが善でどちらが悪か❓

ウクライナはスーダンではない。
現実を見ることができない、お花畑の陰謀論者らしい、
幼稚な詭弁にあきれるほかはない。
国際法違反で侵略犯罪者のプーチン・ロシアが、
完全な悪であることは自明なことである。

以下、内容もなく、文脈も理解できず、知ったかぶりをしたいだけの、
ばかばかしい酔っ払いの戯言もどきに、つきあう気はない。
アホがどうおもおうと自由だが、人のコメントにイチャモンつけるのではなく、
自分の意見としてコメントしたらどうでしょうか。


9. 2023年4月21日 15:41:36 : LFdj7v4TY2 : Wjd2WFhmd1NEbzI=[6100] 報告
来年トランプが再選されればすべては丸く収まるのでは?
検察に圧力をかけゼレンスキーを汚職容疑で逮捕失脚させ、親ロシア大統領を立て、ウクライナ軍を撤退させ、プーチンのところに飛んで和平会談。これで落着。
10. 2023年4月21日 18:45:47 : r2bgcpPGYg : MXNTWEp1QVJHTjY=[14] 報告
●日本のメディアは一方的なウクライナ支持。別の角度は皆無で本場アメリカより酷い。NHKでは、かわいそうなウクライナ人のお話で溢れ、まるで新興宗教。メディアのバカげたゼレ擁護で、日本がアメリカにコントロールされている度合いを測れる
https://twitter.com/trappedsoldier/status/1648232670407819266
●メディアに重宝される小泉悠。その理由は、ハワイで米太平洋艦隊に、日本人をどのように騙し誘導するかレクチャーを受けているから。本人は、ウクライナ情勢をロクに分析もしていないし、その能力もない。口から出まかせ。「ロシアが劣化ウラン弾を使った。子どもを誘拐している」。嘘の責任は取らない
https://twitter.com/trappedsoldier/status/1649325145750904832
●日本では214万円支給され、その他一時金もあって、日本語教育費、就労支援等の支援がされているウクライナ難民天国となっている
https://twitter.com/kousamasa/status/1648111291712819200
11. 楽老[3929] inmYVg 2023年4月21日 19:09:27 : NZsRykklE2 : WDNpQmRnNHF3ZEk=[540] 報告
>>8.

人間になりたいとはサルかイヌかという冗談はさておき
懇切丁寧に説明してやっても理解できないとは
お子ちゃま脳にも劣る
やっぱりサルかイヌか

もちろん「手を出した」国が悪いに決まっているが「手を出さざるを得ない」状況に追い込まれていたのも事実である。
公平かつ冷静な「背景分析」なくして、「正しい対応」はできない。
安倍晋三でさえNATOの東方拡大が原因としていたではないか。

「戦乱」によって苦しむのはいつも一般市民である。ゼレンスキーが「最初から(NATO加盟を口にせず)ロシアと話し合う姿勢」を見せていれば、ウクライナへの侵攻は無かったであろうし、市民の被害も無かった可能性が高かったことを忘れてはいけない。

     

12. 2023年4月21日 19:41:40 : MhPdeQMd9Q : Li4veGRXTm1yems=[254] 報告
>ゼレンスキーが「最初から(NATO加盟を口にせず)ロシアと話し合う姿勢」を見せていれば、ウクライナへの侵攻は無かったであろうし、市民の被害も無かった

↑まったくの間違い

ゼレンスキーが「最初から(NATO加盟を口にせず)ロシアと話し合う姿勢」を見せようが見せまいが、

国連安保理の決議を取らず、その決議に違反したとの理由による開戦でないので、非はプーチンに有る。

13. 2023年4月21日 20:06:43 : MhPdeQMd9Q : Li4veGRXTm1yems=[255] 報告
この問題になると、プーチン信者が決まって持ち出すのが、1999年のNATOによるコソボ空爆である。

結論から言うと。

1999年のNATO空爆は、NATOが悪い。
2022年のウクライナ侵攻は、ロシアが悪い。

これ以外の結論は無い。

1999年コソボでは、NATO行為が行き過ぎだが、以下の国連決議を受け入れてNATO軍は撤収した。

安保理、コソボ和平プランを承認
1999年06月10日

 安保理は1999年6月10日、決議1244を賛成14、反対0、棄権1(中国)で採択し、コソボ和平プランを承認。コソボ危機に対する政治的解決に関する原則をユーゴ連邦共和国が受諾したことを歓迎し、国連の下、コソボにおいて国際的な文民・治安部隊を展開することを決定した。(これに先立って、アナン事務総長は、ソラナNATO事務総長から、ユーゴ軍のコソボ撤退が開始し、NATO空爆が停止したことについて通知を受けた)

 以下、同決議全文(非公式訳)である。

決議1244(1999)
第4011回安全保障理事会採択
1999年6月10日

安全保障理事会は、

国連憲章の目的と原則、ならびに国際的な平和と安全を維持するという安全保障理事会の主たる責任を念頭におき、

1998年3月31日の決議1160(1998)、1998年9月23日の決議1199(1998)、1998年10月24日の決議1203(1998)、および1999年5月14日の決議1239(1999)を想起し、

これら決議の要件が十分に守られていないことを遺憾とし、

ユーゴスラビア連邦共和国コソボ自治州の危機的な人道情勢を解決し、すべての難民・避難民の安全かつ自由な帰還を実現することを決意し、

コソボ住民に対するあらゆる暴力行為、ならびにすべての当事者によるすべてのテロ行為を非難し、

コソボにおける人道上の惨状に対して憂慮を表明した1999年4月9日の事務総長の声明を想起し、

すべての難民・避難民の安全な帰還の権利を再確認し、

旧ユーゴスラビア国際犯罪法廷の管轄権と任務を想起し、

1999年5月6日に採択されたコソボ危機に関する政治的解決の一般原則(S/1999/516,本決議の付属書1)を歓迎し、また1999年6月2日にベオグラードで提示された文書(S/1999/649,本決議の付属書2)の第1点から第9点に記された原則のユーゴスラビア連邦共和国による受諾、およびその文書に対するユーゴスラビア連邦共和国の同意を歓迎し、

ヘルシンキ最終文書および付属書2に記された通り、ユーゴスラビア連邦共和国ならびにこの地域における他の諸国の主権と領土保全に対するすべての加盟国のコミットメントを再確認し、

これまでの決議に示された、コソボの実質的な自治権と意味のある自治行政の要求を再確認し、

この地域の状況が引き続き国際の平和と安全にとっての脅威であると判断し、

国際的な要員の安全を確保し、本決議に基づく責任をすべての関係者に実行させることを決意し、国連憲章第7章の下、これらの目的のために行動し、

コソボ危機の政治的解決は付属書1の一般原則、および付属書2に詳述された原則とその他の要件を基礎とすることを決定する。
上記第1項に言及された原則およびその他の要件をユーゴスラビア連邦共和国が受諾したことを歓迎し、その迅速な実行におけるユーゴスラビア連邦共和国の全面的な協力を要求する。
特に、ユーゴスラビア連邦共和国に対し、コソボにおける暴力と抑圧を検証可能な形で即時停止すること、ならびにコソボへの国際治安プレゼンスの配置と時期を合わせた迅速なタイムテーブルに従い、すべての軍、警察および準軍事組織のコソボからの段階的撤退を検証可能な形で開始および完了することを要求する。
撤退後、付属書2に従った機能を果たすため、合意された数のユーゴスラビアとセルビアの軍・警察要員のコソボへの再配置が認められることを確認する。
国連の後援の下に、必要とされる適切な機器と人員を備えた国際文民・治安プレゼンスをコソボで展開することを決定し、そのようなプレゼンスにユーゴスラビア連邦共和国が同意したことを歓迎する。
事務総長に対し、安全保障理事会との協議の上、国際文民プレゼンスの実施を統制する特別代表を任命するよう要請し、さらに、事務総長に対し、国際文民・治安プレゼンスの双方が同一の目標に向かって相互に支え合う形で活動することを確保するため、国際治安プレゼンスと密接に調整を行うように特別代表に指示することを要請する。
本決議第9項の下の責任を遂行するために必要なすべての手段を備えた、付属書2の第4点に記された通りの国際治安プレゼンスをコソボに設立する権限を加盟国および関連する国際組織に付与する。
実効性ある国際文民・治安プレゼンスを迅速かつ早急にコソボに展開する必要性を確認し、その展開に全面的に協力するよう関係者に要求する。
コソボに展開され、活動する国際治安プレゼンスの責任には以下のものが含まれると決定する。
新たな敵対行為を抑止し、停戦を維持および必要な場合には強制し、付属書2の第6点に規定されたものを除き、連邦および共和国の軍・警察・準軍事組織を確実に撤退させ、それらの要員のコソボへの再配置を防止する。
下記第15項の要求に従い、コソボ解放軍(KLA)およびその他のコソボ・アルバニア武装集団を非軍事化する。
難民・避難民が安全に帰還し、国際文民プレゼンスが活動を行うことができ、暫定行政の確立が可能となり、人道的援助を提供できる安全な環境を確立する。
国際文民プレゼンスが公共の安全と秩序を保つという責務を遂行できるようになるまで、そうした安全と秩序を確保する。
国際文民プレゼンスが適宜、地雷除去の監督の責務を引き継ぐことができるようになるまで、地雷除去を監督する。
適宜、国際文民プレゼンスの活動を適宜、支援し、その活動との密接な調整を図る。
必要に応じ、国境監視任務を実行する。
国際治安プレゼンス自体、国際文民プレゼンス、その他の国際組織の保護と移動の自由を確保する。
コソボの人々がユーゴスラビア連邦共和国内での実質的な自治権を享受することを可能にし、また臨時の行政活動を提供すると同時にコソボの全住民に平和で正常な生活の条件を確保する民主的な暫定自治機構の発展を確立・監督する、コソボのための暫定行政を提供することを目的として、関連する国際組織の支援を得ながらコソボに国際文民プレゼンスを設立する権限を事務総長に付与する。
国際文民プレゼンスの主な責任には以下のものが含まれると決定する。
付属書2およびランブイエ合意(S/1999/648)を十分に考慮しながら、最終的な解決までの間、コソボでの実質的な自治権と自治政府の樹立を促進する。
必要な場所で、また必要な期間、基本的な文民行政機能を果たす。
政治的な解決がなされるまでの間、選挙の実施を含め、民主的な自治政府のための暫定機構を組織し、その発展を監督する。
こうした機構が確立されるのを受けて、コソボの現地暫定機構と他の平和建設活動の統合を監督および支援しながら、行政責任を移譲する。
ランブイエ合意(S/1999/648)を考慮しながら、将来のコソボの地位を決定する政治プロセスを促進する。
最終段階で、コソボの暫定機構から政治解決に基づいて設立された機構への権限の移行を監督する。
主要なインフラストラクチャーの再建およびその他の経済復興を支援する。
国際的な人道組織と調整しながら、人道的援助および災害救援活動を支援する。
地方の警察組織の確立、および当面はコソボへの国際警察要員の配置などにより、市民の法と秩序を維持する。
人権を保護し、促進する。
すべての難民・避難民が妨害されることなく安全にコソボに帰還できるようにする。
国際的な救援物資を迅速かつ効果的に提供できるようにするため、調整された人道救援活動の必要性、ならびに人道支援組織が妨害を受けることなくコソボにアクセスすることをユーゴスラビア連邦共和国が認め、同共和国がそれらの組織と協力する必要性を強調する。
すべての加盟国および国際組織に対し、経済・社会の復興ならびに難民・避難民の安全な帰還に貢献するよう奨励し、これに関連して、特に上記第11項(g)において規定した目的を達成するため、可能な限り早期に、国際的な支援国会合を招集する重要性を強調する。
国際治安プレゼンスを含むすべての関連当事者に対し、旧ユーゴスラビア国際犯罪法廷に全面的に協力するよう要求する。
KLAおよびその他のコソボ・アルバニア武装集団に対し、ただちにすべての攻撃行為をやめ、事務総長特別代表との協議に従って国際治安プレゼンスの長によって定められた非軍事化の要件に従うことを要求する。
決議1160(1998)第8項に規定された禁止事項は、国際文民・治安プレゼンスが使用する武器および関連物資については適用されないと決定する。
民主主義、経済的繁栄、安定、地域の協力をいっそう促進するため、幅広く各国が参加する南東欧州安定協定の実施を含め、コソボ危機に影響を受ける地域の経済開発と安定への包括的なアプローチをEUおよび他の国際組織の統制下で発展させる活動を歓迎する。
この地域のすべての国に対し、本決議の完全な履行に全面的に協力するよう要求する。
国際文民・治安プレゼンスは、当初12ヵ月間にわたって設立し、その後は、安全保障理事会が異なる決定をしない限り活動を継続すると決定する。
事務総長に対し、国際文民・治安プレゼンスの指導部からの報告書を含め、本決議の履行状況に関して定期的に安全保障理事会に報告するよう要請する。なお第1回目の報告書は、本決議の採択から30日以内に提出されるものとする。
引き続きこの問題に積極的に対応していくことを決定する。
付属書1
1999年5月6日にペテルスブルク・センターで開かれた
G8外相会議の結論に関する議長声明

G8諸国の外相は、コソボ危機の政治的解決に関して、次の一般原則を採択した。

 −コソボにおける暴力と抑圧の検証可能な形での即時終了

 −軍、警察および準軍事組織のコソボからの撤退

 −国連によって承認および採択され、共通目的の達成を保証することができる、実効性ある国際文民・治安プレゼンスのコソボでの展開

 −コソボの全住民に平和で正常な生活の条件を確保することを目指した、国連安全保障理事会によって決定されるコソボのための暫定行政の確立

 −すべての難民・避難民の安全かつ自由な帰還、および妨害を受けることのない人道援助組織によるコソボへのアクセス

 −ランブイエ合意、ユーゴスラビア連邦共和国および地域内諸国の主権と領土保全の原則、ならびにKLAの非軍事化を十分に考慮しながら、コソボの実質的な自治政府を規定する暫定的な政治的枠組み合意の達成に向けた政治プロセス

 −危機地域の経済開発と安定を目指す包括的なアプローチ

付属書2
コソボ危機の解決に向けて進展するため、次の原則が合意されなければならない。

コソボにおける暴力と抑圧の検証可能な形での即時終了
迅速なスケジュールに従い、検証可能な形による、軍、警察および準軍事組織のコソボからの撤退
国連の後援の下、国連憲章第7章に基づいて決定される通りの活動を行い、共通目的の達成を保証することができる、実効性ある国際文民・治安プレゼンスのコソボでの展開
北大西洋条約機構(NATO)が実質的に参加する国際治安プレゼンスは、統一的な指揮と統制の下に配置されなければならず、またコソボのすべての人々にとって安全な環境を確立し、すべての避難民・難民の安全な帰還を促進する権限を付与されなければならない。
国際文民プレゼンスの一部として、国連安全保障理事会によって決定されるコソボのための暫定行政を確立し、その下で、コソボの人々がユーゴスラビア連邦共和国内での実質的な自治を享受できるようにする。この暫定行政は、臨時の行政を提供すると同時に、コソボの全住民に平和で正常な生活の条件を確保する民主的な暫定自治機構の発展を確立・監督する。
ユーゴスラビアとセルビアの要員は、撤退後、合意された人数に限り、以下の機能を遂行するためにコソボへ再配置されることが認められる。
 −国際文民ミッションおよび国際治安プレゼンスとの連絡
 −地雷原の特定と地雷の除去
 −セルビア人の歴史的遺産箇所でのプレゼンスの継続
 −主要な国境地帯でのプレゼンスの継続
国連難民高等弁務官事務所の監督によるすべての難民・避難民の安全かつ自由な帰還、および妨害を受けることのない人道援助組織のコソボへのアクセス
ランブイエ合意、ユーゴスラビア連邦共和国および地域内諸国の主権と領土保全の原則、ならびにUCKの非軍事化を十分に考慮しながら、コソボの実質的な自治政府を規定する暫定的な政治的枠組み合意の成立に向けた政治プロセス。解決を目指す当事者間の交渉は、民主的な自治機構の樹立を遅延または中断させてはならない。
危機地域の経済開発と安定を目指す包括的なアプローチ。これには、民主主義、経済的繁栄、安定、地域の協力をいっそう促進するために幅広く各国が参加する南東欧州安定協定の実施が含まれる。
軍事活動の停止は、以前に特定され下記の脚注(注1)に具体的に示されたその他の要件への合意に加え、上記の原則の受諾を必要とする。その上で、ユーゴスラビア/セルビアの要員のコソボでの役割と機能を含め、付加的な行動形態を明確にする軍事=技術合意が迅速に締結される。
撤退

 −段階的な詳しいスケジュール、およびセルビア内に設ける緩衝地帯の線引きを含む撤退の手順。兵力はこの緩衝地帯より後方に撤退しなければならない。

コソボに再配置される要員

 −コソボに再配置される要員に伴う装備
 −機能的責任の権限
 −コソボへの再配置のタイムテーブル
 −地理的な活動範囲の線引き
 −国際治安プレゼンスおよび国際文民ミッションとの関係に適用される規則

その他の要件
 −迅速かつ正確な撤退のタイムテーブル。例えば、7日間で撤退を完了し、48時間以内に25キロの相互安全地帯の外に防空武器を撤退するなど。
 −上述した4つの機能を果たす要員の再配置は、国際治安プレゼンスの監督下で行い、合意されたわずかな人数に限定する(数千人の単位ではなく数百人の単位とする)。

 −軍事活動の停止は、検証可能な撤退の開始後に行われる。

 −軍事=技術合意の討議と成立は、すでに決定された撤退完了の期限を延長しない。

14. 2023年4月21日 20:13:13 : MhPdeQMd9Q : Li4veGRXTm1yems=[256] 報告
コソボ空爆と、ロシアのウクライナ侵攻の違いは2つある。

1 (コソボ)国連裁決に従ったNATO
 (ウクライナ)国連裁決が有っても従わないロシア

2 (コソボ)NATOには紛争地を自国領との要求は無い
 (ウクライナ)ロシアには、戦争結果としてロシア領の拡張に繋がっている

以上1および2の理由で、
(コソボ)違法性はあっても賠償・処罰者まで必要としない
(ウクライナ)違法性があり、かつ、賠償・処罰者不在で済まされない

この違いが両者に有る。

15. 2023年4月21日 20:18:26 : MhPdeQMd9Q : Li4veGRXTm1yems=[257] 報告
また、プーチン信者の決定的な論理破綻は以下である。

@NATOはコソボ空爆で不法行為を働いた
Aロシアがウクライナで不法行為を働いていない

↑これは成り立たない。

Aロシアがウクライナで不法行為を働いていない
(これが成立する前提条件は)
❶NATOのコソボ空爆は不法行為ではない 

↑こう主張している場合だけである。

16. 人間になりたい[1854] kGyK1ILJgsiC6IK9gqI 2023年4月21日 20:40:24 : AwxU2zxs6c : US8xQlRtRXZ5WjY=[526] 報告

>>11.ボケ

先日、アホジン2とかいうアホの陰謀論者がイチャモンをつけてきたが、
ボケと思考回路が瓜二つなのには、笑ってしまった。

>人間になりたいとはサルかイヌかという冗談はさておき
 懇切丁寧に説明してやっても理解できないとは
 お子ちゃま脳にも劣る
 やっぱりサルかイヌか

サルやイヌに対応する人を表す言葉は人類であって、人間ではない。
人間は、自然界と妄想界の統合体である。
人類は自然界に属し、人間は妄想界に属する。
DNA的性別は自然界に属するが、
社会的性別であるジェンダーは妄想界に属する。
ここを理解できないと人間社会の諸問題を正しく理解することはできない。
偏見、差別、正邪、善悪は妄想界に由来する。
国家、社会、人間、神、政治、経済、伝統、文化、人間社会に関する物事は全て、
妄想界由来の事柄である。
自然界の物事には、自然の摂理、物理的法則などの規制があるが、
妄想界は何でもありの世界である。
したがって、人が、自ら律しないと社会を維持することができない。
この自ら律する人が人間であり、哺乳類としての人類とは別物である。

>安倍晋三でさえNATOの東方拡大が原因としていたではないか。

ボケは、安倍晋三並みの、アホということを自白したということか。

>ゼレンスキーが「最初から(NATO加盟を口にせず)ロシアと話し合う姿勢」
 を見せていれば、ウクライナへの侵攻は無かったであろうし、
 市民の被害も無かった可能性が高かったことを忘れてはいけない。

最近、フィンランドが、NATO加盟に踏み切った。
このことにロシア国民でさえ、それはその国の自由であるという人がいる。
まして、ウクライナは、NATO加盟国ではない。
それが、気に食わないから侵略犯罪をしてもいいなどという、
ボケの思考回路はアホなどというレベルではない。
一刻も早く病院を受診した方がいい。
もし、通院中ならば、即刻、入院して、
本格的な治療を受けた方がいいとおもうよ。
たぶん、もはや手遅れだとはおもうが。


17. 2023年4月21日 21:21:36 : s5RkZXCTFE : cnYxSmdFV3JqNkE=[7] 報告
何故和平に動かないのか???

宗主国さまには逆らえないだけでしょに

18. 楽老[3930] inmYVg 2023年4月22日 08:57:30 : NZsRykklE2 : WDNpQmRnNHF3ZEk=[541] 報告
>>17.

おっしゃる通りですが、そもそもが日本に外交能力が無いのだと思います。
与野党を問わず。

>>16.

人間になりたくてなれないサルか犬がキーキーキャンキャン騒いでいるようだが
ソ連の崩壊とは共産党一党支配が崩れ去ったと云うことであって
邦(クニ)が崩壊したわけではない。
この事が全く分からないアホウということ。

共産党支配の頸木から逃れたバルト3国は独立の悲願を果たした。
東南方向のスタンの国も帝政ロシアからの支配を脱して独自の歩みを始めた。
しかしウクライナは前にも説明したように
帝政ロシアおよびソ連の根幹となった国である。

本来ならソ連の崩壊で役割を終えたNATOを覇権の手段とした米軍産エスタブがクリントンを担いでNATOの拡大を図り、冷戦終結後の火種を残したのだ。
英国が中東にイスラエルという火種を残し、ダレスが日韓に竹島を残したように
この意味からすると、米国にとっては北方領土も尖閣も消してはならない火種なのだ。
台湾も同様。本来なら中国の統一という国内問題に過ぎないものを

帝政ロシアとソ連の中枢を担ったウクライナで、政権の主導権争いに敗れた不満分子がこのNATOの東方拡大の先兵としてクーデターを起こしたのがウクー露戦争の発端である。

と云い聞かせても、お子ちゃま脳にも及ばないサルか犬には何のことかわからないだろうが。

    

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