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カルロス・ゴーンがレバノンから追い出される日も近い…確保を迫るフランス政府の「衝撃の切り札」/現代ビジネス
週刊現代 によるストーリー •
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%82%B9-%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%8C%E3%83%AC%E3%83%90%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%81%8B%E3%82%89%E8%BF%BD%E3%81%84%E5%87%BA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E6%97%A5%E3%82%82%E8%BF%91%E3%81%84-%E7%A2%BA%E4%BF%9D%E3%82%92%E8%BF%AB%E3%82%8B%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%81%AE-%E8%A1%9D%E6%92%83%E3%81%AE%E5%88%87%E3%82%8A%E6%9C%AD/ar-AA1kDp0v?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=34bdb97519774f18b4c9ca5354d5667d&ei=7
前編記事『カルロス・ゴーンが「28億円の大豪邸」からの退去命令…レバノン政府と国民が感じる「納得の本音」』ではレバノンに逃亡後のカルロス・ゴーンの私生活、そして、今の生活の現状について解説してきた。続くこの後編記事では新たな逃亡先などについて引き続き解説していく。
レバノンへ逃亡してから4年……。カネにモノを言わせた悠々自適な生活もついに終わろうとしている。レバノン政府にゴーン引き渡しを迫る、フランス司法当局による交渉の内幕をレポートする。
フランスの切り札
落日のカルロス・ゴーン……。守る価値のなくなったゴーンが、レバノンから追い出される日も近いと見られる。注目なのは、ともに引き渡しを要求している日本とフランス、どちらがその身柄を確保するのかということだ。
ゴーン事件に詳しいジャーナリストの奥窪優木氏が語る。
「レバノン政府はこの4年間、『自国民不引渡しの原則』という国際慣習法上の原則を掲げ、ゴーンの引き渡しを拒否してきました。日本の検察および外務省は、現在も公式非公式にレバノン政府とさまざまな交渉をしているとされますが、なかなか光明は見えません。
唯一、可能性があると言われているのは、レバノン国内でゴーンの裁判を行うという方法です。実際、'20年にはレバノンの法務大臣が『ゴーンがレバノン国内で有罪になった場合は、国際受刑者移送という形で海外へ身柄引き渡しを行うことはあり得る』と発言している。ゴーンが金欠になった今、日本としてはレバノン国内での裁判の実現に向け働きかけを行っているとされています」
イマイチ決め手にかける印象の日本だが、一方のフランスはどうか。同国の外務省職員が、レバノンとフランスの関係について語る。
「レバノンの旧宗主国であるフランスは、これまでさまざまな経済的支援を行ってきており、'20年にベイルート港で大規模爆発事故が起きた際にも2億5000万ユーロ(約400億円)の支援を主導しました。
また、レバノンにとってフランスは、イスラエルとの重要な仲介役でもあります。レバノンは隣国のイスラエルと長年対立状態にありますが、今年10月のハマスによる奇襲作戦以降、戦闘が激化。レバノン南部ではミサイル攻撃によって民間人の死者も出ています。昨年には、フランスの仲介によってイスラエルとの『海洋境界線』の合意にこぎつけた経緯もあるだけに、レバノン政府はふたたびフランスの力を借りて戦闘を収束させたいと考えている」
フランスが何の見返りもなく仲裁をするとは考えにくい。マクロン大統領は大のゴーン嫌いとしても知られるだけに、「身柄引き渡し」を条件としてつきつける可能性は大いにある。
外務省職員が続ける。
「そもそもゴーンはフランス国籍も持っていますからね。フランス政府は現在、『フランスとレバノン両国の国籍を持つ犯罪嫌疑者に関する引き渡し条約』という時限的な条約を成立させようと働きかけています」
日本から逃亡したときと同じようにレバノンから脱出しようにも、カネのなくなったこの男を助ける人間はいないだろう。欲の権化、カルロス・ゴーンがフランスに引き渡されるXデーは近い。
「週刊現代」2023年11月25日号より
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